旅ごはん の商品レビュー

小川糸(著者)

2024/11/23

小川糸さんが旅先で食べたごはんのことを書いているエッセイ。彼女の小説を読んだこともないんだけど『食堂かたつむり』とか『つるかめ助産院』っていうタイトルから何となく沖縄とか日本の南のほうの島々への旅が好きそうな人という、まこと勝手なイメージを抱いていたんだけど、けっこうヨーロッパだった。しかもドイツに住んでいたこともあるらしい。さらにイタリアや南仏といったヨーロッパもだけど、リトアニアとか旧ソ連だったあたりにも頻繁に行っていたようでちょっと意外だった。
食べものも現地でたまたま見つけたほっこり感のあるものだけでなく（←これは自分が抱いていた勝手な小川糸イメージによるもの）、雑誌などを見てねらっていったイタリアのリストランテなんていうミーハーチックなエピソードもあった。おいしそうなものがおいしそうに綴られているなあという感じ。一番すてきだと思ったのはご実家近くの洋菓子店「コウシロウ」のエピソードだな。

2024/11/22

旅先で出会った美味しいごはんの話。著者の好きなエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国とヨーロッパが多いかな。
一つ4ページほどでリラックスして読むのにぴったり。素朴で美味しそうな料理がたくさん出てきて、食べてみたくなるものばかりだった。

2024/11/02

小川糸さんのエッセイです。読んでいるだけで癒されるような、浄化されるような気がしてきます。小川さんの温かく素朴な人柄が文体に表れているからだと思います。
この本は特に、旅先で食べた美味しいものや印象に残った食べ物に関するエピソード集となっているのですが、自分も旅に出ているような感覚が楽しめました。ただ、旅先の国がよくかぶっていたり、似た印象の国が多く出てきたりすらので、後半は新鮮味に欠けてしまったのが少し残念でした。

2024/08/18

小川糸さんのエッセイが好きで、なるべく新刊が出たら読むようにしています。
食べ物のに関してのエッセイなので今までのエッセイとはまた違っていて各国で食べた料理のお話が中心でした。
小川糸さんといえばドイツというイメージだけど、ドイツ以外の国の料理も登場して、海外に行ったことのない私には初めましての料理ばかりでした。
小川糸さんのラトビアやリトアニアへの愛がつまっていました。

2024/08/07

旅行先(主に海外)で出会った料理に関するお話が詰まっているエッセイ。描写が細かいので想像しながら楽しく読破できた。海外旅行に行きたくなる一冊。

2024/07/26

著者の実体験から、特にヨーロッパ各国の「日常」に初期生活を読みやすい章立てで。
後半の日本の各地での章も含めてとても良いです。

2024/07/09

私が行ったことがない国ばかりで、食べてみたい料理が沢山あった。
改めて、世界は広いなぁ。旅行に行き、様々な国の文化や食の体験をしたい。

2024/06/30

母とご自愛ステイしていたホテルで読んだ。
いつもと違う環境で食べるごはんが豊かであると、ほんとにしあわせ。野菜の力強さ、肉や魚の滋味深さ。プロヴァンス料理が食べたくなる。バタと麦の香り！
そして崎陽軒のシウマイ弁当。横浜、今年は行きたいなあと思っているのだけどどうなることやら。
食べることがすきすぎて、わざわざ空腹をつくるためにおいしいが詰まった本を持ってくるし、食事を目的に旅程を組むという発想にも至る。ふらりとどこへでも行ける軽やかさを持ち続けたい。

2024/03/10

小川糸さんのほっこり文章とともに旅気分を味わえて、とても気持ちが穏やかに。
旅先とそこにまつわる食事の記憶。

リトアニア、エストニア、ラトビアの旅やごはんのことがよくでてきて、すごく行ってみたくなりました。

2024/03/09

パンとスープ…なんというメシテロか。
シウマイ弁当と銀山温泉の生揚げ＆大吟醸絹…これはすぐに実践できそう。楽しみだ