短編集 犯人のいない殺人の夜 新装版 の商品レビュー
1985年から1988年の、デビュー間もない頃に発表された作品をまとめた短編集。 初期の作品群なので色々と粗はあるかもしれませんが、様々な試みを作品内に反映させる巧みな手腕は、既に発揮されているように思います。 作品の出来としては、凝った構成の表題作が個人的にはベストなのです...
1985年から1988年の、デビュー間もない頃に発表された作品をまとめた短編集。 初期の作品群なので色々と粗はあるかもしれませんが、様々な試みを作品内に反映させる巧みな手腕は、既に発揮されているように思います。 作品の出来としては、凝った構成の表題作が個人的にはベストなのですが、最も印象に残ったのは「踊り子」です。 それぞれに趣向が凝らされているので、今読んでも十分楽しめるのではないでしょうか。
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母の介護をしながら毎日本を読んでいる。 仕事を休んでいるものの、 介護の片手間なので中々進まない。 母の状況は変わらず悪く、 予断を許さない状況には変わりない。 本作は光文社文庫から出ている東野圭吾短編シリーズでもっとも分厚い本 「犯人のいない殺人の夜」とは収録されている1作...
母の介護をしながら毎日本を読んでいる。 仕事を休んでいるものの、 介護の片手間なので中々進まない。 母の状況は変わらず悪く、 予断を許さない状況には変わりない。 本作は光文社文庫から出ている東野圭吾短編シリーズでもっとも分厚い本 「犯人のいない殺人の夜」とは収録されている1作のタイトルではあるものの、比較的どの話にも当てはまるものがある。 前半は面白かったけど、後半の話はあまり好みではなかった。 お気に入りは「小さな故意の物語」 エンドレスナイトでは、大阪時代に行っていた心斎橋のうどん屋が出てきて妙に懐かしくなった。 グリ横の喧騒とは別世界の空間がまた素晴らしいお店
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東野圭吾さんのミステリー小説を手軽に楽しみたいと思って手に取った短編集です。どのお話も内容が濃いのにまとまっていて読みやすく、お得な1冊でした。 ただ、最後のお話だけとても難解……
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全体的に読後感としてはやるせない気持ちになりました。「小さな故意の物語」や「踊り子」は明確な犯人がいなくて、結果的に被害者の死に関わってしまったというのがオチでやるせない。逆に「闇の中の2人」や「エンドレスナイト」、「白い凶器」、「さよならコーチ」、「犯人のいない殺人の夜」は明確...
全体的に読後感としてはやるせない気持ちになりました。「小さな故意の物語」や「踊り子」は明確な犯人がいなくて、結果的に被害者の死に関わってしまったというのがオチでやるせない。逆に「闇の中の2人」や「エンドレスナイト」、「白い凶器」、「さよならコーチ」、「犯人のいない殺人の夜」は明確な犯人がいたが、動機を知ると同情してしまうような背景があったのでやるせなくなる。どの作品もミステリーというよりサスペンス味が強かったです。
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推理小説としてのくみ上げはどんでん返しがありそうだな、という空気はありつつも、驚かされる展開が多かった。ただ、犯人の動機や、殺された人の立場にやりきれないものが多く、読後感は悪い。個人的には好みではない。
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東野圭吾さんの短編集 各ストーリーテンポよく展開が進むため読み易い 東野圭吾さんのミステリーに触れるには入り込みやすい本だと思う。
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7つの話からなる短編小説。 特に2つ目の”闇の中の二人”が個人的に衝撃的なお話で好きです。読むたびに物語の進め方が好きだなと思います。
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なんとなく悲しいお話が多い短編集だった 一番好きなのはタイトルにもなってる犯人のいない殺人の夜 あの短さであそこまでどんでん返しを作れるとこがすごい
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東野圭吾には手を出さないと意地を張ってきたのに、まんまとやられてしまった。 登校支援室の机の上。3年生の女の子が読み終わって置いていた本を手に取って短編集だし暇つぶしにと思って読み始めたら、面白くて止まらない。45分じゃ読み終われるはずもなく、仕事帰りの寄り道が決まった。 元々好...
東野圭吾には手を出さないと意地を張ってきたのに、まんまとやられてしまった。 登校支援室の机の上。3年生の女の子が読み終わって置いていた本を手に取って短編集だし暇つぶしにと思って読み始めたら、面白くて止まらない。45分じゃ読み終われるはずもなく、仕事帰りの寄り道が決まった。 元々好きではなかったミステリーにじわじわはまり始めていたものの、長編は無理だしドラマ化映画化されてるのはなんだかとっつきにくい…東野圭吾はやめておこうと漠然と決めていたのに、短編集があるとは…。 初めて読んだ東野圭吾がこの本でよかった。きっと長編だと心が折れてた。 さて、そんなこんなで偏食の私が東野圭吾にまで手を広げてしまったので、いつか長編も難なく読めるようになっているのかも。 次読む東野圭吾は、同じ女の子におすすめされたブルータスの心臓に決定。
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東野圭吾の初期の作品。犯人のいない夜なのだが、実際には犯人はいる。ただ、偶然?必然?のようで死んでしまった事件もある。短編集なのでスラスラ読めた。
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