短編集 犯人のいない殺人の夜 新装版 の商品レビュー
犯人がいない故意の犯罪ではない事件ってことで、事件の真相が最後まで予想つかないのがハラハラドキドキして楽しかった。 サスペンスだけど短編だから本当に読みやすい
Posted by
短編でどれも上手くお話がまとまっていた。 犯人は察しやすいところがあるが、もっとこのコンセプトで読みたい!って思えるお話がたくさんあった
Posted by
全7編を収録した東野 圭吾さんの短編集 人間心理のドラマと、ミステリーの醍醐味を味わう傑作七編! らしい ・小さな故意の物語 ・闇の中の二人 ・踊り子 ・エンドレス・ナイト ・白い凶器 ・さよならコーチ ・犯人のいない殺人の夜 犯人は? 本当に殺した? 少し怖い気持ちで気軽に...
全7編を収録した東野 圭吾さんの短編集 人間心理のドラマと、ミステリーの醍醐味を味わう傑作七編! らしい ・小さな故意の物語 ・闇の中の二人 ・踊り子 ・エンドレス・ナイト ・白い凶器 ・さよならコーチ ・犯人のいない殺人の夜 犯人は? 本当に殺した? 少し怖い気持ちで気軽にミステリーを楽しめる短編集 私は物足りない感じでした
Posted by
ミステリ系の小説は初めて読んだが、この著書は非常に面白かった。登場人物の心情が深く読み取れ、さらに全く予想できない結末。何度も鳥肌が立った。短編集ということで読みやすく、一切飽きることがなかった。明日にでも似たようなのを買いに行こうか。 (2020/3/21)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
東野圭吾にしては少し不自然な流れのものが多く満喫とまではいかなかった。 「小さな故意の物語」 高校の話。友達が屋上から飛び降り死んでしまう。事故か自殺か他殺か。人は誰もおらずフェンスを歩いていてフラッと落ちた感じ。 実は彼女が近くにいたが階段部分にいて見えなかった。隣の校舎から別の彼に振られた彼女が鏡をつかって彼に光を当てていた。それに気づいた彼女が、その光を見てと囁いてクラっとして落ちてしまった。 偶然すぎだろう。たいした話ではない。 「闇の中の二人」赤ちゃんが絞殺される。父親がルスで、母親の愛人が来たが、父親が帰ってきて慌てて家を出る。それに関係しているのかと思ったら、赤ちゃんの兄の犯行だった。母親は継母で兄と関係があった。そして赤ちゃんは実は兄の子どもだった。兄弟かと思ったら息子だったのだ。そのことにその夜気づき、その事実がイヤで殺害した。うーん、ちょっとエキセントリックすぎ。 「踊り子」毎水曜日高校の体育館で新体操の練習をしている少女に恋した中学生。がんばってくださいとドリンクを置いた。その後彼女は姿を消し自殺していることがわかる。彼女はそこの高校の生徒ではなく勝手に入って練習していた。裏口から出るのでドリンクには気がつかない。部員がそのことで彼女の存在を知り、問い詰めて彼女は自殺した。 「エンドレスナイト」夫は東京から大阪に赴任して店の代表となる。妻は大阪を極度に嫌っていて単身赴任となる。その夫が殺されていた。店がうまくいかないので家の権利証をもってこいという夫に妻の昔の記憶が蘇る。昔大阪に住んでいたことがあって、父がそうやって家庭を壊したのだ。その悪夢が蘇りまちがって夫を殺してしまう。 「白い凶器」流産したOL。原因はタバコの副流煙と思い、職場のタバコを飲む人を次々と殺していく。クリスティの安易版。 「さよならコーチ」コートと選手の禁断の恋。選手は実力が落ちたことを悲嘆して自殺しようとしたビデオがあって、それを利用して結婚をせまる彼女を殺害する。しかし、手にはないはずの包帯が。時は殺されることは察知した彼女が、それを受け入れることにして、でもコーチも捕まるようにビデオを撮りなおしていた。包帯を巻いて。そして最後に「さよならコーチ」と昔のテープにはなかった言葉が入っていた。 「犯人のいない殺人の夜」家に来たフリーライターを殺害してしまう。家庭教師を含めてそれを隠蔽しようとする。実は殺害は演技で、それを理由に強迫しようとしたもの。しかし死体を埋めるところで、実際に殺してしまう。しかしその時もらったガムを死体が食べていた。そんなことはありえないと犯行がバレてしまう。舞台のシナリオのようなスピーディな書き方が面白い。
Posted by
作品の至る所で喫煙シーンが描かれている。 時代だなぁと痛感する。 タバコという小道具が消え、携帯が当たり前になったためのすれ違いもなくなり、ミステリー作りも難しくなっているんだろうな。
Posted by
犯人がいるようないないような短編集。放課後の高校で新体操をしている女性に惚れてスポーツドリンクを届ける男の子の話が一番、切なかった。
Posted by
面白かった。 さすが東野圭吾さん、ハズレがない。 1番印象的だった短編は、踊り子。 今回の短編集は本当にどれも面白かったです。
Posted by
1990年代に書かれたものの再編、話の展開はやはり上手いまだ携帯電話がない時代だから今読むと違和感はあるがいい
Posted by
東野圭吾初期の作品。 派手なトリックや凶器などは出てこないがジワジワくる。 でも登場人物の話し方に時代を感じた。 「~ですわ」「~してくださる?」「~してらした?」など、少し前の世代の女性はこんな話し方してたのかと違和感を感じてしまう。ジェネレーションギャップ? とくに妻が夫に...
東野圭吾初期の作品。 派手なトリックや凶器などは出てこないがジワジワくる。 でも登場人物の話し方に時代を感じた。 「~ですわ」「~してくださる?」「~してらした?」など、少し前の世代の女性はこんな話し方してたのかと違和感を感じてしまう。ジェネレーションギャップ? とくに妻が夫にこう言うのは好きではない。 『小さな故意の物語』 タッチみたい!洋子が南ちゃんみたいで苦手。 彼氏が亡くなったらその親友、しかも自分に好意があることを分かった上で甘えるところが好かん!w 『闇の中の二人』 そうだろうなと思った。 お父さん、思春期の子供がいるなら再婚は慎重にしないと。 見る目がない! 『踊り子』 切ないなあ。そして残酷。 黒田先生はいつまで隠すんだろう。 『エンドレスナイト』 大阪が嫌いな理由が悲しい。 お母さんと自分を重ね、それよりも気の毒なことになってしまった。つらい。 『白い凶器』 まさに狂気。 『さよならコーチ』 こんなコーチのために...もったいない。 『犯人のいない殺人の夜』 え?!どういうこと!と混乱した。
Posted by