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人は、なぜ他人を許せないのか? の商品レビュー

3.6

144件のお客様レビュー

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2021/01/23

人の脳は、裏切り者、ルールから外れた人など攻撃者をみつけ罰することに快感を覚えるようになってる他人に正義の制裁を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物質のドーパミンが出る。この快楽にハマると抜け出せなくなり、 対象を探し、許せなくなる これを著者は 正義中毒 という 自分と異...

人の脳は、裏切り者、ルールから外れた人など攻撃者をみつけ罰することに快感を覚えるようになってる他人に正義の制裁を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物質のドーパミンが出る。この快楽にハマると抜け出せなくなり、 対象を探し、許せなくなる これを著者は 正義中毒 という 自分と異なるものは悪と考えてしまう この特性は人間だけ でも世界国によって異なる 特に日本はみんに合わせることを是とする 集団としてのパワーが発揮できるが、いまだグローバルスタンダードではない 摩擦を抑えるために自己主張を控え、和を乱すことを回避する 優秀な愚か者 島国で自然災害と閉鎖的環境が要因ともいう 著者は他国と比較し、よそ者排除、ルールに従う、議論できない、自己主張できないという 色々正義や脳に関することが記されているが、結局結論はよくわからなかった まずは正義中毒になってるか自分で把握する 客観視して抑制する 許せないと思ったら、今は正義中毒が強いなと認知する あとは、そんだけ他人を構える余裕があるんだなと。 昔は自分の暮らしに精一杯で、周りを気にする余裕はなかった。それだけ今はゆとりがある。 あとは前頭前野の加齢かも知れない。 お年寄りが昔はよかったという例 それを防ぐためにも新しいことをやる いつもと違うこと、方法をする あえて違う大変な環境を選ぶ 食事、睡眠 他人に一貫性を求めない どうでもいいくらいの気持ちで 生産性の上がることを

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2021/01/20

ちょっとしたことでイラついて大声をだしまうことが多く何か学べればいい、と思い読みました。 自分を含めて人間とは愚か、完璧にはなれないということを自覚することが大事みたいです。

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2021/01/13

中野さんを度々テレビで拝見し、脳の仕組みについて面白く感じていました。 人を攻撃して、正義感に浸る、正義中毒。 自分とは直接関係がない人(特に芸能人の方)に、鋭い言葉の刃で突き刺さす投稿を、SNS等で見かけたことが実際にありました。 必要以上に責め立て、煽る外野も出てくる。 異...

中野さんを度々テレビで拝見し、脳の仕組みについて面白く感じていました。 人を攻撃して、正義感に浸る、正義中毒。 自分とは直接関係がない人(特に芸能人の方)に、鋭い言葉の刃で突き刺さす投稿を、SNS等で見かけたことが実際にありました。 必要以上に責め立て、煽る外野も出てくる。 異常なまでの言動は果たして、正義と言えるのか。 人がどうして正義中毒に陥るのか、人の脳の仕組みについて、難しい用語とかなく、わかりやすく説明してありました。 誰でも匿名で投稿出来る、SNS発達の時代。 自分自身も気をつけようと心構えが出来る一冊です。 

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2021/01/09

コロナ禍だからこそ、いったん立ち止まって『正義中毒』になっていないか考えよう_φ(・_・ 2021/01/09 ★4.3

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2021/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

他人に一貫性を求めない 自分は今中毒症状が強くなっているなと判断する あーでもなくこーでもない、そうも言えるし、こうも言えるけれど、結局人間が好きで考える事は楽しい と ゆるゆると生きていきたい 大変役に立ちました

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2021/01/06

いつも買わないものを買ってみる、いつもと違う道を通る、いつもと違う本を手に取ってみる…と違う考え方に触れるいいキッカケになる。 なるほど。取り入れてみよう!

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2021/01/06

「脳は弱い」という言葉が印象的だ。人は誰かに正義の制裁を加えると快楽中枢が刺激され、ドーパミンが放出される。それが「正義中毒」を生み出していくという。 ドーパミンをこの目で見たことはないけど、なんかわかる。人はうっかりすると他人を否定し、うっかり対立し、うっかり戦争する。脳ってそ...

「脳は弱い」という言葉が印象的だ。人は誰かに正義の制裁を加えると快楽中枢が刺激され、ドーパミンが放出される。それが「正義中毒」を生み出していくという。 ドーパミンをこの目で見たことはないけど、なんかわかる。人はうっかりすると他人を否定し、うっかり対立し、うっかり戦争する。脳ってそういうモノなんだろうなあ。人類の歴史を振り返ってみても、人の脳は対立や戦争を生み出しやすいと言えるような気がする。ただ幸いにも世界全体のIQは上がり続けているらしい。 脳科学者である著者は、思いやりとか広い視野とか曖昧な言葉で濁さないのがいい。脳を鍛える。それが正義中毒から逃れる唯一の道なのだ。よく食べ、よく寝て、よく本を読み、よく人と話そう。

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2021/01/01

この本は、“自分の基準で他人を裁くのを止める手段”を教えてくれる本です。 こんなにちは! あなたは、他人を非難する事で快感を感じていませんか?そのことに疑問はかんじませんか? この本は、SNS でも炎上し他人を裁く事に快感を感じる人間の本性を解説しその対処を教えてくれています...

この本は、“自分の基準で他人を裁くのを止める手段”を教えてくれる本です。 こんなにちは! あなたは、他人を非難する事で快感を感じていませんか?そのことに疑問はかんじませんか? この本は、SNS でも炎上し他人を裁く事に快感を感じる人間の本性を解説しその対処を教えてくれています。理解すればあなたの自身の身を守れます! この本を読んだのは、自分もそうですが「なんであんな事を許せないのだろうか?」という疑問を解決してくれそうなタイトルが目についたからです。 実は、僕は著者の中野信子さんの過去の作品タイトル「不倫」「サイコパス」「キレる」等から読んでもいなのに敬遠していました。読んでみたら障がい関係の援助職の僕でも納得できるし内容だし、誰が読んでもわかりやすい内容だと思いました。 目次 第1章 ネット時代の「正義」~他人をつるし上げる悦び~ 第2章 日本の社会の特殊性と「正義」の関係 第3章 なぜ人は人を許せなくなってしまうのか 第4章 「正義中毒」から自分を解放する 著者の中野信子さんは、脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学先行博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う。心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う。科学の観点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評があるそうです。 著者の経歴は凄いですね。 著者は、本の“はじめに”になぜこの問題が起こるのか、脳の仕組み上の結論を述べています。 ○他人に「正義の制裁」を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物質であるドーパミンが放出されます。この快楽にはまってしまうと簡単には抜け出せなくなってしまい、罰する対象を常に探し求め、決して人を許せないようになるのです。○ 脳は快楽が大好きですからね~。いろいろ思い当たる人いるんじゃないかな。仕方ないです・・・では済まされない場合もありますが。 つまりは誰でもはまる可能性があるのです。 SNS でいつもどこかで炎上がおこっていますが、その理由も説明をしてくれます。結局、野球のアンチ巨人は、巨人が必要なのでしょう。でも SNS の炎上には、相手が必要で、SNS上では相手を打倒しても、また別の相手が登場してきます。刺激を求める事は継続できますね。 でも、知っての通り匿名性が高いようでも、立件されたりすれば匿名性も崩れます。やりすぎは危険です。刺激を求めすぎるのは危険さを改めて思い起こせてくれます。 また著者は、“日本人の置かれた地理的な状況から日本人は均一的である事が組織やグループを安全に保つように求められています”と述べています。 多くの研究者も述べていますが、日本人の空気を読む性質や日本企業が異能の天才を求めない原因もここにあるのかもしれません。 他人を許せない事はだれでもある事がわかりました。でも幸いにも、一部には、快楽を感じている自分に気づき却って苦悩する人もいます。それを解決する手段を第 4 章で示してくれています。 脳の仕組みを知る事、新しい体験を増やし、あえて違うルールが存在している場所やグルー プを体験する事で自分がいる場所が世の中の平均的なルールが働いている場所という錯覚に落ちないようにする事など。 また食事や特に睡眠が重要だと教えてくれています。 この本は多くの人が対象になると思います。悩んでいる当事者はもちろん、副業や起業をしようとしている人にも読んでもらいたい本です。 令和の時代は、大企業に勤めて一生を終えるという昭和の生き方の崩壊が更に進んでいきます。何回も転職しながら自分の能力をあげて自分を売り込む時代になってきなってきしょう。ある意味、戦国時代のような生き方が求められているのだと思います。 第 4 章に書かれているような自分のメンテナンス法は時代の要請にもあっているのだと思います。

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2020/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

明確な対処法が載っている本ではありません。 しかし、なぜ人間(特に日本人)は人を非難しがちなのか、脳科学や日本の歴史から紐解いて丁寧に説明されています。ただの嫌な性格だったり、ネガティブな感情からそうなったものではないのだという背景を知ることができ、他人とのいい距離感を掴むコツを少し習得できました。

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2020/12/20

人は災害や疫病など個人の力で対処できない問題には、社会で助け合う必要がある。団結を高めるための活力として、外集団との対立が効果的で集団圧力が憎しみを助長するという背景がある。また、個人として前頭前野の働きが弱いと、他者の事情を斟酌したり共感したりする能力が未発達。前頭前野を鍛えて...

人は災害や疫病など個人の力で対処できない問題には、社会で助け合う必要がある。団結を高めるための活力として、外集団との対立が効果的で集団圧力が憎しみを助長するという背景がある。また、個人として前頭前野の働きが弱いと、他者の事情を斟酌したり共感したりする能力が未発達。前頭前野を鍛えてメタ認知を働かせ、理性が感情に勝てればよいが、その行き過ぎもまた別の問題を生むという。専門的な内容が分かりやすく書かれていて、多くの気付きがあった。

Posted byブクログ