人生の教養が身につく名言集 の商品レビュー

出口治明(著者)

2022/06/10

よくあるただの名言集ではなかった。

歴史を知っているからこそ、人生をうまく乗り越えていくことができる。
自分の人生に起こることは、たいていこれまでの歴史で経験されていて、本に残されているから。
実際に起きたことを偉人たちの名言で裏付け、さらにそこから深く腹落ちするまで思考し、血肉にしていく工程を見せてもらった感じ。
自分がアウトプットだと思ってやっていたことはまだまだ甘かったと思い知らされた。
とりあえず、古典を読みたくなった。

2022/05/21

実家の棚に見つけた本。
ありふれたタイトルだが、ちょっと開いてみると、結構面白いことが書いてある。
著者は、出口先生。グロービスの動画でよく見ていた人だ。

古典を読みたくなった。
以下、印象強い言葉。
・左遷されるのは普通のことで、ずっと出世し続ける人の方がマイノリティ。左遷中に良本が書かれた歴史あり。
・自分とは、周囲との関係性に発見するもの。内面を見ているだけでは何も分からない。→これは、養老孟司先生の考えと似ている。個性というのは見た目のことで、最初から確立されているものだから、自分探しなんて無駄。
・みんなそこそこで、チョボチョボ。
・他人からの承認は求めるな。今やっていることをより面白くすることに集中しよう。→隣の庭を見るのではなくて、自分の仕事を面白いものにする。
・前提を疑う。政治家にはそもそもロクな奴がいない。マシなやつを選ぶのが選挙だから、政治に期待するな。
・仕事は人生の3割。大したものじゃなくていいから、一喜一憂するな。
・感情をコントロールできることが、真の強さ。
・

2022/05/10

著者自身の名言に関するストーリーが非常に味わい深い。本と人生をつなげているのが、とても理想的だなと思いました。こんな大人になっていきたい。

2022/04/17

たくさんの本を読んできた著者がおすすめしてくれる名言集
まとめサイトとは違い、腹落ちさせて頂くことばかりです

こちらの本を読んでから岩波文庫の古典を読み始めることが出来た
感謝しかありません

2022/04/11

1 お金との付き合い方
お金は使わなければただの紙切れ やりたいことがあってがまんして貯めるくらいなら使った方がいい

2 人のために時間を使う
人は自分のためにどれだけ時間を使ってくれたか、行動してくれたかでその人を判断する
口では偉そうに言っていても行動しなければなんの意味もない

3 非常事態ならまず寝る 真面目に考えすぎん方が人生楽やし楽しい

巨人の肩に乗っているから遠くを見ることができる

2022/04/02

私は学が追いつかないので、
ここに書かれている偉人たちの名言は、
あまり理解できなかった。
むしろ、それをふまえた著者の言葉に、
ストンと腹落ちすることが多かったです。

2022/04/01

面白く、ワクワクさせられる本。
経験豊かな著者から学べることが多い。文中にもあるが、本とは普段会えない人と繋がれる唯一のツールであると実感した。
お酒を飲みながら読んだが、目の前で一緒に話している感覚になった。

2022/06/12

面白いし読みやすいし、この人が書いた他の本も読みたくなった！

「人生を無駄にしたければこの３つをどうぞ」
愚痴を言う。　他人を妬む。　誰かに評価してほしいと願う。

去る者は追わず、来る者拒まず

ハディース（イスラム教ムハンマドの言行録）にある一文。力強いとは、相手を倒すことではない。怒って当然というときに自制できる力を持っていること。

人間を独りで生まれて、死んでいくときも独り

人生、図太く、賢く、面白く

2022/03/28

大好きな出口さん。タイトルが気になり購入した本。

ここ最近読んだ本の中で本当に1番好きだっっ！！！！！って思った。

"名言"→一言！次！みたいな感じを勝手に想像していて、名言がたくさん紹介されている本なのかなと勝手に思っていたのですが全然違いました。

"名言"→その方のヒストリーに出口さんの経験や価値観を基にした解釈が加わっていて、とにかく深い学びが出来る！！まさに1粒？（1名言？）で何度も美味しいとんでもない本になっています…！！！！！！

付箋貼りすぎて（大体いつもそうだけど）アレですが、特にハッとしたところを。

○速読は、著者に対して失礼
→速読系に関する書籍や記事本当に多いですよね。私も思わず、速読出来なくちゃダメかなとか出来た方が良いのかな、なんて思ってしまう時もあるのだけれども、この指摘を読んで納得。
自分が思っていたことを書いてくれていてとても安心した。

○李世民の三鏡、ウマルハイヤームのルバイヤート
世界の歴史にとても興奮してしまった。素直に楽しい！こんな大昔にこんな素晴らしい、また心躍るような言葉が存在していたなんて本当に感動する…！！

やっぱり広い世界を知るのは楽しいし、古典は凄い！そんな気持ちになった。

教養は大切だと常日頃漠然と考えているんだけど、じゃあ教養とは？と改めて考えると辞書的な定義以外にはなかなかまだ自分の中で噛み砕けていなくて。

でも、知ることはとてもワクワクする！！もっと学びたい！って思えるのが教養の種なのじゃないかと感じる。

何のために勉強をするのか？じゃなくて、純粋に楽しいから！知りたいから！がどんどん育ったらそれは立派な教養の木になっていくんじゃないかと感じている。

私自身はもちろん、自分の子供たちにもそんな種をいっぱい、大切に育てて欲しいなと思う。

とても素敵な本でした。

2022/03/20

わかるわかる！でも言葉にできない、人に伝わらないことを書いてくれてる！また読みたいから買おうかなー

悪人よりも無知の善人が嫌い。
自分のことを善人だと思ってる人って、してあげている精神だから取引しょうがない。悪人は、あなたの求めるものをやるからこれをくれ、と取引ができる。無知の善人にならないようにしよう

知ることで視野が広がる。
もっとわかりやすく言うと、コーヒー屋さん。何も知らないとメニューを読んでもそれは文字の羅列。店員のおすすめを飲むだけ。知識があれば、今一緒にいる人、気分、場所に合わせて選べる。人生を楽しむ選択肢が増える。