詐欺師は天使の顔をして の商品レビュー
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一世を風靡した霊能力者の子規冴昼が失踪して3年。「雪を見てくる」そう言って出て行った相棒を待ち続ける要の元に、冴昼から3年ぶりに連絡が入る。指定の公衆電話から教えられた番号に電話をかけると見知らぬ場所に出た。行き着いた先は超能力者しかいない世界で、冴昼は殺人の容疑をかけられているのだという。冴昼を取り戻すため、要は事件を調べ始める…。 冴昼が異世界転移者としてさまざまな世界を放浪することになってしまい、それを相棒の要が追いかけるという話。行く先で仕方なしに謎を解く。設定が突飛で面白いと思った。 要の謎解きとともに2人の距離感も大きなポイントで結構好きな感じだった。要にとって冴昼という存在は唯一無二だと感じているのだけれど、冴昼は自分の代わりはいると感じている。お互いに執着しているのに微妙に通じ合えていない。 また、2人のやっていることは人を騙す行為なんだけれど、金を騙し取ろうとかではなく、なんなら結果よかったと感じるところまでがすごい。
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タイトルと表紙に惹かれて ストーリーが美しく、歌劇のようだった 物語の中の言葉がとても好き。台詞のひとつひとつを切り取って、ショーケースに入れて飾りたいくらいには好き。 「お前への弔辞は読まないと決めていた。いつかの葬式でだって一人お前の復活を信じてやるつもりだった。」 この言葉を見た時の衝撃をなんと表せば良いのかわからない。それなのに、その衝撃を超える台詞がいくつも出てくるものだから。 この世界観に、関係性に心酔しきってしまう。 要と冴昼の2人が、当たり前のように言い放っている台詞全て壮大な愛の告白じゃないですか…。 関係性があまりにも美しくて最高すぎる ラストまで曖昧な所も含めて本当に素敵だな、と 謎が多くミステリアスな2人にお似合いな結末 きっとどんな世界にいても観測し続けられる。
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どう読んでも最初の電話は非通知なのに なぜかけられるんだ。 しかもその番号は警察なのではないのか。 他にも明らかに会話文がおかしいとこもあり、 校正とか校閲とかしてるのかな?
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霊能力詐欺師,冴昼と要。異世界転移した冴昼の殺人容疑を晴らす(前編)。超能力者の世界(前編)や死者の蘇る世界(後編)で,普通の推理は通用しない。超能力者を騙す巧妙な詐欺師のテクニックに思わず感服。
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かつて一世を風靡した霊能力者・子規冴昼が失踪してから3年。冴昼と共に霊能力詐欺を働いていた要に、冴昼から突然連絡が入った。彼はなぜか超能力者しかいない街にいて、殺人の罪を着せられているというが……。 現実世界とは違う法則が働く異世界が舞台のミステリー小説です。超能力者しかいな...
かつて一世を風靡した霊能力者・子規冴昼が失踪してから3年。冴昼と共に霊能力詐欺を働いていた要に、冴昼から突然連絡が入った。彼はなぜか超能力者しかいない街にいて、殺人の罪を着せられているというが……。 現実世界とは違う法則が働く異世界が舞台のミステリー小説です。超能力者しかいない街で起こった”非能力者しか引き起こさない殺人事件”など、不思議な世界での事件の話。読みようによってはちょっとブロマンスっぽくもあるかも。 主人公たちは元の世界で霊能力者として活動していた、言ってしまえば詐欺師で、事件の解決の仕方も正統派ではなく自分たちの都合の良い結末に誘導して落とし込む手法が捻りがきいていて面白いです。決して正統派ではないけれど、こういうのも楽しい。 また、皆が手を触れずに物を動かす超能力を使える世界なら、実際の手が届かないところに収納がある、とかホットドリンクにマドラーが付いてこないとか、世界観の細かいディティールが作りこまれているのがとても好き。 出来ればまた別の世界での話が読んでみたいと思います。 *** 超常現象の存在する世界でのミステリはこんなのも。 『やさしい魔女の救いかた』 (井上悠宇/LINE文庫)
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異世界での事件を追う 2編+1 設定はそれなりに面白く事件解決もさらりと やってのける二人だが、ちょっと文章が独特というか なんか癖があり感じがいまいちでした 設定キャラはきらいじゃない シリーズ化もありかも
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当たり前のように超能力者がいる街や当たり前のように死者が蘇る街で起きた殺人事件を、きちんと解き明かした上で主人公たちに都合の良いように真相を捻じ曲げる、という捻りの効き過ぎたミステリー。正統派好みは渋い顔をしそうだけれど、逆に風変りな話をキャラを探している人ならば、作者と主人公の...
当たり前のように超能力者がいる街や当たり前のように死者が蘇る街で起きた殺人事件を、きちんと解き明かした上で主人公たちに都合の良いように真相を捻じ曲げる、という捻りの効き過ぎたミステリー。正統派好みは渋い顔をしそうだけれど、逆に風変りな話をキャラを探している人ならば、作者と主人公の見事な手腕を楽しめるはず。惜しむらくは、短編2.5本の一冊といった分量で、ちょっと物足りないところ。シリーズものとしてもっと続いて欲しい。
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前提の違う世界での謎解きミステリーっていう構造がすごすぎて、すげー!と思いながら読みました。 もっといろんな世界がみたいし、やっぱり対外的に観ても爆裂に顔のいい男がいると嬉しい。
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詐欺師レベルの頭脳を持った存在が、ヘンテコリンナ世界に飛ばされて、そこで事件に遭遇する話が2編収録された本格ミステリ。 現代とは違う世界構造を持った世界の中で、その世界の世界創造の中でしかなしえない事件を、一番いい形に収める流れ。 この発想の作品に前例がないわけでもないが、...
詐欺師レベルの頭脳を持った存在が、ヘンテコリンナ世界に飛ばされて、そこで事件に遭遇する話が2編収録された本格ミステリ。 現代とは違う世界構造を持った世界の中で、その世界の世界創造の中でしかなしえない事件を、一番いい形に収める流れ。 この発想の作品に前例がないわけでもないが、世界総合から味わえるパズルがとても楽しい。 こちらの世界で、霊能力者として難事件を解決してきた奇術師が、超能力てきな粘土売り気が一般的な世界や死者がよみがえる世界での事件を、その超越した推理力と奇術力でナントカしちゃう様が最高。
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異世界転移ミステリー。設定は面白いのだが動機が浅く感じられる。多作の作家さんのようなので他にも読んでみたい。
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