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超限戦 の商品レビュー

3.8

20件のお客様レビュー

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2026/03/02

戦争に影響を与えているものが軍事以外にも経済やサイバー等があることを記載しており、それが個人の犯行なのか組織的な犯行なのか、判断することができないということから今後の戦争のあり方や米国に対する研究が記載されていた。 特に興味深ったのは、黄金率の記述については結果論的な側面もあるも...

戦争に影響を与えているものが軍事以外にも経済やサイバー等があることを記載しており、それが個人の犯行なのか組織的な犯行なのか、判断することができないということから今後の戦争のあり方や米国に対する研究が記載されていた。 特に興味深ったのは、黄金率の記述については結果論的な側面もあるものの、一種の着意としては面白いと感じた

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2025/12/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

他の戦略論なんかの本で出てきたのでよみました。 すごく難しかったですが、要は「これからの時代は非対称性の手段を使ってなんでもアリ」と理解しました。 分析として読みましたけど、実際にそういう手段をとられたらと思うと読んでいて怖くなってきます。

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2025/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

20年以上も前の1998年に、米国の湾岸戦争の戦い方に刺激を受けて、2人の中国人民解放軍の将校が著した本。軍事のイノベーター、現在の中国の軍事戦略が基本的な考え方から述べられており、中国はここに書かれた事を20年以上に亘って遂行していると思わざるを得ない。正直驚愕。 まず感心するのは米国の戦争の仕方を徹底的に分析し評価している。この他国から学ぶ姿勢は中国のお家芸。これはよく考えないといけない。 以下抜粋ですが、 『超限戦にとって、戦場と非戦場の区別は存在しない。平時も有事も区別しない、軍事も民事も区別しない。陸、海、空、宇宙などの自然空間も戦場であるし、軍事、政治、経済、文化、心理といった社会的空間も全てが戦争領域たりうる。戦争は軍事的なものであってもいいし、準軍事的あるいは非軍事的なものであってもいい。暴力を使ってもいいし、非暴力なものでも構わない。職業軍人の間の対抗かもしれないし、一般人を主体とする新しい戦略の対抗となるかもしれない。超限戦のこれらの特徴は、伝統的な戦争との分水嶺であり、また新しいタイプの戦争のために仕切ったスタートラインである。』 とあるんですが、これ、最近起こってること、例えば一帯一路、中国製造2025、知的財産権の問題、JAXAが人民解放軍の指示でハッキングされた問題、留学生を使った工作をしているなど、全てこの数行で説明される気がする。 やってる事が良いか悪いかは別として、要するに中国は極めて長期的な戦略を持ちそれをしっかり遂行している。素晴らしいPDCA遂行力を持った国だと改めてと言える事を痛感させられる。この本は面白い。

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2025/08/23

日本語版への序文 序文 第Ⅰ部 新戦争論   第一章 いつも先行するのは兵器革命   第二章 戦争の顔がぼやけてしまった   第三章 教典に背く教典   第四章 アメリカ人は象のどこを触ったのか 第Ⅱ部 新戦法論   第五章 戦争ギャンブルの新たな見方   第六章 勝利の法則...

日本語版への序文 序文 第Ⅰ部 新戦争論   第一章 いつも先行するのは兵器革命   第二章 戦争の顔がぼやけてしまった   第三章 教典に背く教典   第四章 アメリカ人は象のどこを触ったのか 第Ⅱ部 新戦法論   第五章 戦争ギャンブルの新たな見方   第六章 勝利の法則を見いだす ― 側面から剣を刺す   第七章 すべてはただ一つに帰する ー 超限の組み合わせ   第八章 必要な原則 結び 後記 監修者・訳者あとがき   

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2025/02/09

兵器だけではないありとあらゆる手段を使う現代の戦い方を俯瞰的に見れた。突出したものを持つ人なら、誰でもそれを核兵器にも勝る影響力をもつ武器として転用できる時代になっていると感じた。

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2024/09/16

文書がかなり難しく、読みにくかったものの書いてある内容はとても興味深いものでした。 湾岸戦争を中心とした、過去の戦争の解析と戦争の様相の変化、今後の戦争について詳細に書かれていました。 一番驚いたは、この本を出版した年代では考えられないほど、的確に未来の戦いを予測できていたこと...

文書がかなり難しく、読みにくかったものの書いてある内容はとても興味深いものでした。 湾岸戦争を中心とした、過去の戦争の解析と戦争の様相の変化、今後の戦争について詳細に書かれていました。 一番驚いたは、この本を出版した年代では考えられないほど、的確に未来の戦いを予測できていたことでした。

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2023/08/13

この本は1992年2月に中国で出版され、多くの 話題を呼んで台湾、香港などでもベストセラー になったそうです。 池上彰氏が推薦していたので読んでみました。 特に2001年9月11日の米国同時多発テロを事前 に言い当てている、ということで英訳版まで出 るほどの注目の書となりまし...

この本は1992年2月に中国で出版され、多くの 話題を呼んで台湾、香港などでもベストセラー になったそうです。 池上彰氏が推薦していたので読んでみました。 特に2001年9月11日の米国同時多発テロを事前 に言い当てている、ということで英訳版まで出 るほどの注目の書となりました。 「超限戦」とは、全ての境界と限度を超えた戦 争のことです。 「もし全てのテロリストが自分の行動を爆破、 誘拐、暗殺、ハイジャックといった伝統的な やり方に限定しているならば、まだまだ恐ろし い事態にはならない。本当に人々を恐怖に陥れ るのは、テロリストとスーパー兵器になりうる 各種のハイテクとの出会いだ」 この言葉に現代の危機は集約されます。「テロ の時代」を予言した一冊です。

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2023/01/05

ハイブリッド戦とかマルチドメイン、クロスドメイン的な発想の中国文明バージョンみたいな印象。 あらゆる境界を超越した新しい戦争を考察したもの。 訳者あとがきにもあるが、これが公式見解というよりは、思考の柔軟性とか、中国流の戦争の考え方の一面が表れてるものとして読むのがいいのかな、と...

ハイブリッド戦とかマルチドメイン、クロスドメイン的な発想の中国文明バージョンみたいな印象。 あらゆる境界を超越した新しい戦争を考察したもの。 訳者あとがきにもあるが、これが公式見解というよりは、思考の柔軟性とか、中国流の戦争の考え方の一面が表れてるものとして読むのがいいのかな、と。

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2022/09/09

非軍事の戦争という概念を提示しただけでも価値のある一冊 軍事部門による殺傷力を競う従来の戦争から、多様なアクターを利用した、殺傷に限らない手段を限りない領域で展開し、目標を達成する。 前半はこれまで縁のなかった軍事の歴史にも触れることができ、ワクワクしたが、後半は著者の雑感を含む...

非軍事の戦争という概念を提示しただけでも価値のある一冊 軍事部門による殺傷力を競う従来の戦争から、多様なアクターを利用した、殺傷に限らない手段を限りない領域で展開し、目標を達成する。 前半はこれまで縁のなかった軍事の歴史にも触れることができ、ワクワクしたが、後半は著者の雑感を含む軍事哲学の様相を帯びており、蛇足であったようにも思える。 中国の著者ということだが、米国を中心に、欧日など、幅広い国の軍事に関する参考文献を縦横無尽に駆け巡っていて、特にバイアスも感じさせない優れた記述に、米中を軸とした新たな時代の到来を今更ながらに感じることができた。

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2022/05/22

借りたもの。 現代戦争が「ハイブリッド戦」――多次元作戦――となることを的確に指摘した良著。 国家の総力戦を体現したWWⅠ,Ⅱ、ハイテク戦を駆使した湾岸戦争を経て、現代の戦争がどの様に行われるかを的確に分析した一冊。 この本が20年以上前に中国で出版されていたこと。アメリカではす...

借りたもの。 現代戦争が「ハイブリッド戦」――多次元作戦――となることを的確に指摘した良著。 国家の総力戦を体現したWWⅠ,Ⅱ、ハイテク戦を駆使した湾岸戦争を経て、現代の戦争がどの様に行われるかを的確に分析した一冊。 この本が20年以上前に中国で出版されていたこと。アメリカではすぐさま英語翻訳版が軍上層部に配られたこと……この事実を重く受け止める。 (他の方のレビューによると、多少の齟齬があるとの事だが)丁寧に各国の特筆すべき戦争史をも分析し、時代ごとに兵器や戦略の革新があったことをふまえ、現代戦に話を持って行く。素人の私には流れを知るには良かった。 兵器の「慈悲化」傾向――戦争の目的は兵士を殺すことではなく、敵の中枢にいかに早く打撃を与えるかという気づき――が高まり、兵士損耗を避けるため、ハイテク戦の有用性を見せた湾岸戦争。 兵器のハイテク化だけの話ではない。 兵器革命はアメリカが提唱した、統合戦役の軍事、軍需に留まらなくなる変化を促す。戦争に合わせた兵器開発ではなく。 戦争は外交手段の一環だが、より明確な区別は無くなる。外交のための戦争は、戦争のための外交にもなることを。 「誰が」「どこで」「何のために」「どうやって」戦うのかが変化することを指摘。 それを経て、「武力と非武力、軍事と非軍事、殺傷と非殺傷の手段を含むすべての手段によって、敵を強制して自分の利益を満たす(p.84)」 ことが現代戦争では求められることを指摘。 【非軍事の戦争行動】 金融戦、貿易戦、、生態戦(天災、環境破壊などを利用したもの) 【軍事】 核戦争、通常戦、生物化学戦、生態戦、宇宙戦、電子戦、ゲリラ戦、テロ戦 【超軍事】 外交戦、インターネット戦、情報戦、心理戦、技術戦、密輸戦、麻薬戦、模擬戦(威嚇戦) 【非軍事】 金融戦、貿易戦、資源戦、経済援助戦、法規戦、制裁戦、メディア戦、イデオロギー戦 新テロ戦(最新技術を使った、伝統的手法とは異なるものを用いたもの / p.80) これらを組み合わせ(超領域的組み合わせ、戦場の組み合わせ)、´どの領域を主戦場として選べば、戦争目標の実現のために有利になるかを考える(p.266)’。 前世紀までの正面対決、武「力」による現状変更だけではない。 2014年、ロシアがクリミア半島を“合法的に”併合したは、この超限戦の有用性を証明した。 ウクライナの該当地域にロシア人が多くいた事、ウクライナの国防にも関わるネットワークインフラをロシアに握られていた事……それらが布石となり、要衝の港を抑えられた上に住民投票の結果、ロシアに併合された。

Posted byブクログ