騒がしい楽園 の商品レビュー

中山七里(著者)

2023/02/20

「闘う君の唄を」の舞子さんと池波さん、元々勤務していた秩父の幼稚園で不祥事があり、不祥事には関連してないものの大幅な人事異動が実施され、都内の幼稚園に2人揃って赴任、凛さんは出てきません。
前作同様、幼稚園教諭大変だ‼︎ってなる問題いっぱい。
∑(ﾟДﾟ)

そしてやはり事件が...酷い事件...

登場人物そんなに多くはないので後半サクサク解決に向かいます。
幼稚園の騒音問題、待機児童問題のお話はこの後も続いてくのですね（ﾟдﾟlll）
事なかれ主義の園長さんは何とかして欲しかった、この人、超ダメぢゃん⁉︎

エピローグ、子供に教えられる終わり方、あたしも子供の頃は純粋だった...はず⁉︎...多分...恐らく...きっと...

2023/02/15

中山七里さんのデビュー10周年記念、12ヶ月連続刊行企画第1弾は幼稚園を舞台にしたミステリー。

主人公は、埼玉県の片田舎から都内の幼稚園に赴任してきた幼稚園教諭・26歳の神尾舞子。

待機児童、親同士の確執、騒音など様々な問題を抱える中、動物の惨殺事件が立て続けに発生、そしてついに最悪の事件が起きる。

登場人物は一癖も二癖もある人達ばかりで逆にそれがリアルでもある。

ただ事件の深刻さに反して犯人もその動機も想像の範囲内で軽さが否めないのが残念。

さらりとは読めるけれど、全体的にもう少し捻りが欲しかった。

次作に期待。

2023/01/14

冷静で論理的やり手の幼稚園教諭神尾舞子再登場。過去の事件の余波で異動、赴任した幼稚園で様々な不審な出来事が起き挙句の果てに園児が…。舞子は騒音を訴える利己的な地域住民、やたらうるさい保護者達、そして事なかれ主義の管理職に対峙しながら事件の解明に動いていくが。

2022/12/20

デビュー10周年を迎える事を記念し、一ヶ月に一冊の新刊を12社の出版社から、連続刊行するという企画の第一弾。

26歳の神尾舞子は、幼稚園の教論。
埼玉県郊外の幼稚園に勤めていたが、移動となり、世田谷の閑静な一角に建つ、若葉幼稚園に赴任した。

近所の町内会長からの騒音クレーム。
親同士の確執。
待機児童問題。
と、様々な問題を抱える中、幼稚園児が飼育している生き物が、何者かに無惨に殺される事件が起こった。
近くの小中学生の悪戯だと、警察も深くは取り合ってはくれなかったが、だんだん、エスカレートしていく。
やがて、最悪な事件が…

完璧主義で、自分の過ちを許さない。だから、判断を狂わせないように、感情をコントロールしてきた、舞子だか、その自信も崩れていく。

犯人は、わかりやすかった。

2022/10/19

こんなに強い女性が居るのかと思うぐらい自分の考えをしっかりと持っている女性が主人公でした。
一人の容疑者を怪しいという雰囲気を盛り上げて、実は…というどんでん返しがたまらなきですね。

2022/05/07

神尾舞子と池波智樹が勤める幼稚園で次々に起こる事件を扱った物語だが、題名の通り"騒がしい"展開だ．池に毒物が投げ込まれ魚が死んでしまう．頭をつぶされた蛇が投げ込まれる．首を刎ねたアヒル、さらに死んだ黒猫．警察に届けるがあまり身を入れて捜査してくれない．最終的に園児の死体が正門に放置され、捜査が本格化するが犯人が見つからない．最初に登場した古尾井刑事と舞子・智樹が組んで解決する4章 ガーディナーが楽しめた．舞子の心理状態の描写と智樹の冷静な振る舞いが面白かった．

2022/02/22

都内の保育園に異動した舞子先生の奮闘記。池上先生との関係はけっこう好き。ラストは少し物足りないというかあっさりだったのと、そんな動機で幼い命が奪われていいのかと納得いかない。
個人的には前作のほうが面白かったかな。

2022/01/30

地方から都内の若葉幼稚園に転園してきた幼稚園教諭の神尾舞子を待っていたのは、無責任、事なかれ主義の権化とも言える三笠野園長とそこで起きる、悪の進化論とも言われる不快な出来事の数々。

自分たちを愛してくれる、大人たちに囲まれた楽園で起きる数々のできごと。殺人事件とかなくて安心してたけど…。

衝撃的な展開とそして、はらはらどきどきの後、まさかの結末。最後が急展開だったけど、相変わらずの安定感で楽しませてもらいました。

2021/05/07

幼稚園の先生が深夜に町内を見回る意味がわからないが、そこまでじゃないにしても理不尽なことたくさんあるんだろう。池波は立ち回りが上手いわりに肝心なところでフラグでしかない行動を取ったのに違和感。

2021/04/28

何にでも文句をつけようと思えばつけられる。お互い様だと思うのに。もっとゆったりと気分よく暮らせるようになれればいいのになぁ。