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座右の書『貞観政要』 の商品レビュー

4.2

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2022/02/20

貞観政要を読んでみたいものの、多分難しいだろうなぁ…と思っていたら見つけた1冊。 出口さんの本は初めてだったけど、とても読みやすく、分かりやすかった。 偉大なリーダーは謙虚なんだなぁと思った。

Posted byブクログ

2022/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

己の器は変えることができないが、空っぽにすることができる。空っぽの器に何を入れるかが大事である。 自我を捨て、欲を捨て、任せたことは口を出さない。 諫言の方法もたくさんあり、直接言うことが全てではない。方法の一つに中国古典を使うことで諌めるのは、太宗、李世民も古典を知っているからこそである。

Posted byブクログ

2021/11/21

鏡よ、鏡。私の至らぬ点を述べよ。 ■概要 出口さんの著書で繰り返し重要視される「3つの鏡」の話、今回は特に人の鏡に重点が置かれている。 李世民(太宗)と部下の魏徴から学ぶことが多い。 ・自分を殺そうとしていた有能な部下を登用する ・能力で評価する、多面的な評判を大切にする ・...

鏡よ、鏡。私の至らぬ点を述べよ。 ■概要 出口さんの著書で繰り返し重要視される「3つの鏡」の話、今回は特に人の鏡に重点が置かれている。 李世民(太宗)と部下の魏徴から学ぶことが多い。 ・自分を殺そうとしていた有能な部下を登用する ・能力で評価する、多面的な評判を大切にする ・(完全には無理でも)フラットに見る、そのための仕組みを作る ・上司を説得する時は「スモールイエス」から   - あなたはxxをxxと思うよね?   - 過去(※)のxxと今のあなたを比べてどうですか?   - 本当に今のままでいいんですか?(why don't you~) 最後はトムホーバス式「なんでxxしないんですかー!」 途中の「過去で〜」の所で歴史や古事成語が重要になる。 だからリーダーや参謀は古典を学ばなければならない(歴史の鏡) ■所感 出口さんの著書を読んでいると既視感が強い。 既視感が強くとも読む価値があると思うのは、本書にもあるように「大事なことは理解できてもすぐには実践できない。だから手を変え品を変え伝える」からだろう。上に行けば行くほどイエスマンが多くなるだろうが、そんな時にこそ「魏徴」は居るか?と自分に問いなおそう。 また自分が部下や参謀の時に魏徴に成れているか、を問いなおす。なれていないのならば存在価値なし。無闇に反対する野党になる必要はないが、リーダーの鏡になるための参謀であることを心に留める。

Posted byブクログ

2021/11/15

貞観政要の内容を、出口さんの経験と照らし合わせて説明する本。常に謙虚に勉強され、知識の幅が広く毎回驚かされる。

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2021/09/06

組織のリーダーは読むべき本だと思う。 出口さんが手元に置き、自分の「今」の行動、考えを確認するために、折々触れているとの話が印象的だった。出口さんの思考の根本というか、内部論理みたいなものを感じる事ができた。「貞観政要を学んでいる出口さんの事」が読後感として、ぴったりな気がする。...

組織のリーダーは読むべき本だと思う。 出口さんが手元に置き、自分の「今」の行動、考えを確認するために、折々触れているとの話が印象的だった。出口さんの思考の根本というか、内部論理みたいなものを感じる事ができた。「貞観政要を学んでいる出口さんの事」が読後感として、ぴったりな気がする。 別の方の「貞観政要」も読んでみたくなったし、原典も気になります。

Posted byブクログ

2021/09/03

リーダーは3つの鏡を持たなければならない。 鏡に自分を映し元気で明るく楽しい顔をしているかチェックする「銅の鏡」 過去の出来事しか将来を予想する教材がないので、歴史を学ぶ「歴史の鏡」 部下の厳しい直言や諫言を受け入れる「人の鏡」 明るく楽しく前向きに仕事ができる環境を作りたい。日...

リーダーは3つの鏡を持たなければならない。 鏡に自分を映し元気で明るく楽しい顔をしているかチェックする「銅の鏡」 過去の出来事しか将来を予想する教材がないので、歴史を学ぶ「歴史の鏡」 部下の厳しい直言や諫言を受け入れる「人の鏡」 明るく楽しく前向きに仕事ができる環境を作りたい。日曜の夜に憂鬱になるのではなく、ワクワクすることが理想的。それがイノベーションや生産性の向上につながると信じている。

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2021/08/01

出口さんの経験談や、独特の解釈、説明方法でリーダーシップについて解説されている。リーダーシップと言いつつ、フォロワーのあり方についても語られ、人間社会やコミュニティを維持・発展させていくための、究極の方法論が書かれているのではないかと感じた。 『貞観政要』が目に入るたび、「わが...

出口さんの経験談や、独特の解釈、説明方法でリーダーシップについて解説されている。リーダーシップと言いつつ、フォロワーのあり方についても語られ、人間社会やコミュニティを維持・発展させていくための、究極の方法論が書かれているのではないかと感じた。 『貞観政要』が目に入るたび、「わがままをいっていないか」「部下の意見に耳を傾けているか」「思いつきの発言はしていないか」と自分の行いを振り返って、反省しています。 私も本書を三鏡として、太宗の屏風として、日々過ごしてみよう。

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2021/06/07

貞観政要というリーダー論の集大成。中国史が分からなくても全然いけました。上司がどうあるべきかだけでなく、部下もどう上司に向かうべきかということが、中国史上最高の名君と謳われた李世民によって書かれています。

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2021/05/03

素晴らしい。 トップの自制と部下の直言 少数だから精鋭になる 部下を信じるから成果が上がる そんな甘く無いけどね… つまり、必死に働く姿を見せる、これ。

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2021/06/06

最近の新書は多くのトピックスを羅列しただけの薄っぺらいものが多いが、これは芯となるメッセージが貫かれていて、自然と理解が深まるよう巧みに構成されている。自分はしがない中間管理職でしかないが、リーダーとして備えているべき資質を理解することはどの階層の人にも役に立つ。 「権限の感覚」...

最近の新書は多くのトピックスを羅列しただけの薄っぺらいものが多いが、これは芯となるメッセージが貫かれていて、自然と理解が深まるよう巧みに構成されている。自分はしがない中間管理職でしかないが、リーダーとして備えているべき資質を理解することはどの階層の人にも役に立つ。 「権限の感覚」=リーダーとしての仕事に専念し、実務は適任者に任せる、任せたら部下の決定に口出ししない、任せているのにいちいち裁可を仰ぐな、が実践できている人はほとんどいないのではないか。少なくとも自分の会社には皆無である。事業本部長クラスまで日々のオペレーションに口を挟むし、部下は部下で何でも裁可を仰いで自分で決めようとしない。結局責任は曖昧になる。ダメだこりゃ。

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