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違国日記(5) の商品レビュー

4.3

25件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/07/06

しばらく前から読んでみたいな、と気になっていたタイトル。そのうちにと思っていたら、実写映画化のニュースが来たので、じゃあとりあえず読んでみようかと週に一度の本屋で一冊ずつ買いはじめて5巻目。 槙生と笠町はやりなおすのかな? 笠町氏にもいろいろ深掘りの余地がありそう。 槙生、えみ...

しばらく前から読んでみたいな、と気になっていたタイトル。そのうちにと思っていたら、実写映画化のニュースが来たので、じゃあとりあえず読んでみようかと週に一度の本屋で一冊ずつ買いはじめて5巻目。 槙生と笠町はやりなおすのかな? 笠町氏にもいろいろ深掘りの余地がありそう。 槙生、えみりママとお近づきに。朝の両親に関する秘密がひとつあきらかになり、槙生の姉で朝の母である実里はどんな人生でなにをおもっていたのか謎が深まる。ままならぬ人生への葛藤や孤独…そして、母が朝に残したという日記の存在をしり、朝一波乱。 朝は愛されて育ったいい子なんだけど、悪気なく不躾なとこあって、物語の始まりでは子どもだから、緊急事態だからと思ったけど、そういうふうに擁護しきれないとこもあるかなと感じ始めた。一方で私自身は、槙生がいう、だれとも共有しえず、そして誰からも踏み荒らされたくない自分の感情というものの存在はすごく分かると感じる。たぶんえみりもどちらかというとこっち側の人なのだろう。

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2023/03/16

少しずつ読んでいる。 この作品は、安易な対立構造に持っていかないところが、いいなぁ…と思う。分かるところと、分かり合えないところとあって、それを簡単に分類しないところが、しみじみとする。

Posted byブクログ

2023/03/13
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感情を爆発させたい時期に槙生さんの冷静すぎる考え方はかえって朝を苦しめてしまってたんだな‥ 朝ちゃん、偉い、本当毎日生きてるだけで偉い!

Posted byブクログ

2023/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2023.03.01.ピッコマ 朝はやっと感情が追いついて来たんだね。 朝がお母さんはどう言う人だったのか それを問うのは辛いなぁと思った。 普通の家族の間でも、本当の自分を出してないでしょ。 さらに亡くなった人の事、どう言う人だったか考えるのは辛いなぁ。 私は母親なので、母親として立場で考えちゃうな。 結婚してなければ、 子供がいなければ、 仕事してれば、 逆に仕事してなければ、 その時の環境や、その時のたまたま何かの影響で、強く思って、それがどこかに、誰かに残ってしまうかもしれないけど、 それだけが真実ではない。 特に亡くなった人は、なにも言えないからね。 子供は親の葛藤や孤独は知りたくないよね。 親も、たとえ絶えず持っていたとしても、 死んでしまってから子供に知られたくはないだろうな。 もしかしたら、一緒に生きている時はちょっと理解してほしいと思う時があるかもしれないけど、 死んでからは知らないで欲しいかな。 朝の不登校がわかった時、 車で来てくれた男の人(誰だ?朝の後ろ盾?のような人) が、 朝がいなくなったことを、 大ごとにした方がいい と言ったのは、なるほど!と思った。 今はまだ朝は思えないだろうけど、 下手に同調してこない槙生と一緒にいる朝はラッキーだ。 話しの続きが楽しみ

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2023/02/23

わたしにとって自分の感情はとても大事なものでそれを踏み荒らす権利は誰にもない。それに誰も絶対にわたしと同じようには悲しく無いのだから誰にも分かち合わない。 孤独は彼女には寄り添うのにわたしにはちっとも優しくなかった。わたしは絶対に正しい真実を欲しがったのに彼女は消してそういうも...

わたしにとって自分の感情はとても大事なものでそれを踏み荒らす権利は誰にもない。それに誰も絶対にわたしと同じようには悲しく無いのだから誰にも分かち合わない。 孤独は彼女には寄り添うのにわたしにはちっとも優しくなかった。わたしは絶対に正しい真実を欲しがったのに彼女は消してそういうものを示さなかった。 朝が現実を受け入れる。槙生は便利な言葉は使わない。あくまで自分の悲しみは自分だけしかわからないものだと。朝にもその姿勢は崩さない。

Posted byブクログ

2022/12/05

朝の母の泣き顔の絵(漫画としての表現)は綺麗だったし、朝の母がもつ「やるせなさ」「拠り所のなさ」のような感情を受け取った。 死者は語ることはできないとしつつ、誰も知る由もない朝の母の内面を日記としてではなく表情として描くのは、何か意図があるのだろうか。次の巻に期待。

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2022/04/19

槙生ちゃんの理解はするけど共感はしないってスタンス、私は好きだけど甘ったれの女子高生には少々厳しかろうな… それでもやっと朝が両親の死を受け入れる段階まで回復(回復?)してきたのはそばに槙生ちゃんがいたからだよなー こんな叔母が私も欲しい

Posted byブクログ

2022/01/29

うわー。 朝が。そうだよね、辛かったよね。 でもそれをどー誰に示していいかわからなかったよね。周りが色々持ってるように思えるよねと共感。 そして槙生ちゃんがまたいい。

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2020/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

槇生が部屋に置いておいた母の日記を見つけた朝。とうとう両親が亡くなったことを受け止め始めたか。ほしい言葉をくれない槇生。自分の孤独は自分だけのもので、誰にも踏み入れさせない、という気持ちわかる。簡単な同情はいらないし、まったく同じように悲しんでくれる人はいない。 気持ちを書くことの難しさ。書いた言葉が文字になると本当ではない気がしてきてしまうの自分にもある。手書きの文字を読むのにエネルギーが要るのもわかる。 日記というのは本来とても私的なもので、人の日記を読むのはまさに自分の知らないその人の姿を知る行為だ。たとえ将来自分に渡されようとしていたものでも、朝が母の日記を読むのは大変なことだろう。しかも、母は既に亡く、書かれた言葉を確かめることができない。まさに深淵を覗く。 しかし槇生は手を出さない。あくまで孤独は朝自身が自分で噛み締め、歩くものなのだと。自分の孤独に寄り添うことも許さない槇生だから。 そんな槇生が笠町に頼れと言われたり、ちゃんと頼ってみたり、そして笠町の方は弁護士を気にして醍醐に探りを入れたり。ここら辺の大人のモゾモゾした動きもいい。笠町のアプローチは不器用なようでとてもまっすぐで、いい。ときめく。

Posted byブクログ

2020/09/13

泣いた。 なんだろう、言葉が胸にしみるってこういう感覚を言うのかな。読んでいて気持ちがあふれて涙となっているようだった。

Posted byブクログ