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風間教場 の商品レビュー

3.8

61件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2020/06/24

新たなステージへ 今年も警察学校へ、不安を抱えた顔が揃った。このうち何人が卒業できるのか? いつもなら、こんな期待で読み進めるはずが、今回は、誰ひとり退学者をだすなとの校長命令が。もし退学者が出れば、君にもやめてもらう。。。 風間教官の鋭い眼光、ふとした一言の裏に潜む真意、常...

新たなステージへ 今年も警察学校へ、不安を抱えた顔が揃った。このうち何人が卒業できるのか? いつもなら、こんな期待で読み進めるはずが、今回は、誰ひとり退学者をだすなとの校長命令が。もし退学者が出れば、君にもやめてもらう。。。 風間教官の鋭い眼光、ふとした一言の裏に潜む真意、常に警察官であることを自覚しながら、日常生活を送る難しさを、ひしひしと感じますね。 近所の交番にいる警察官も、風間教官みたいな指導を受けたんだろうなぁっと思って、見ちゃいますね(笑)

Posted byブクログ

2020/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

風間教官シリーズ。 厳しい指導と鋭い観察で、警察官として不適格な人物をふるい落としてきた、警察学校教官・風間公親。 今年も三十七人の学生を教場に迎える春、異動してきた久光校長は、風間に「落伍者をゼロにすること」「失敗したら責任者として退職すること」を命じる。 学生たちの中には、様々な理由で入学早々退学を望んでいるらしい者が見受けられるのだが… 今回も、ごくわずかな違和感、学生のふとした言動などから、隠された真実を見抜く風間教官。 陳腐な言い草ですが、もー、カッコイイ…。 本作では、これまでの作品で風間教場を卒業していった教え子たちのその後も描かれたりして、シリーズ物らしい良さがあった。 ラスト一文で、助教だった平に教官を引き継ぎ、『風間助教』となったことが示された。 長岡弘樹さんの作品を読み始めたきっかけのシリーズなので、完結するのは残念だけれど、ここで卒業するのが相応しいようにも思う。 …ちなみに、キムタク主演の風間教官はご遠慮申し上げます。 いくら巧みなメイクでも…個人的な脳内イメージとは相容れず…ファンの方はごめんなさい。

Posted byブクログ

2020/06/11

このシリーズも楽しませてもらいました。 キムタクがドラマで風間公親を演じると知った時、 「ええ~~!なんか私のイメージする風間とは違う!」と 思ってドラマを観ました。 思っていたほど違和感は無かったです。 平優羽子と風間公親、立場が逆になってからのその後も気になります。 風間教官...

このシリーズも楽しませてもらいました。 キムタクがドラマで風間公親を演じると知った時、 「ええ~~!なんか私のイメージする風間とは違う!」と 思ってドラマを観ました。 思っていたほど違和感は無かったです。 平優羽子と風間公親、立場が逆になってからのその後も気になります。 風間教官も歳を経たんだなと思いました。

Posted byブクログ

2020/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

風間教官、少し丸くなった。 木村拓哉さんが主人公でドラマをしてから、小説内でも木村拓哉さんが思い出される。 意外性があって、ドラマも面白かったな。 久光校長も嫌われ者?みたいなイメージで入ってるけど、そんな印象は受けなかった。 警察学校で学んでいる授業内容はいつも興味深い。 風間教官は、もう失明しちゃうんだね。 これで終わりなのかな? それとも、他の感覚が鋭くなって、難題に取り組むのかな?

Posted byブクログ

2020/05/30

シリーズ初の長編。 年始のドラマ化ですっかり有名になってしまったイメージだが、今作の風間はこれまでに比べて、だいぶ切れがなくなったように感じるし、長編にしたことで内容もメリハリが薄くなった感じが否めない。 もともと短編でトリックが秀逸な作家さんだけに、長編でちょいちょいトリックを...

シリーズ初の長編。 年始のドラマ化ですっかり有名になってしまったイメージだが、今作の風間はこれまでに比べて、だいぶ切れがなくなったように感じるし、長編にしたことで内容もメリハリが薄くなった感じが否めない。 もともと短編でトリックが秀逸な作家さんだけに、長編でちょいちょいトリックを入れていても、気づきにくいし、良さが半減してしまうのも、勿体ない。 風間の冷酷な感じでヒットした感があるのに、その風間も自らの衰えを隠せずにいたりと、人間模様を読む上には悪くない内容だけれど、もともと教場シリーズのファンとしては、冷酷なままで、とことん生徒を窮地に追い込む風間の印象が強いだけに、もう少し、その路線が読みたかったかも。 警察学校ものの先駆けだったけれど、ここに来るまでに、いろんな作家さんが警察学校を舞台にした作品を発表していることもあり、ネタもどこかで読んだことがあるような感じになってしまっているのも、しようがないのかなぁ…

Posted byブクログ

2020/05/29

教場1・2と違い1話完結ではなかったが、所々に謎があり、それを相変わらずの鋭い観察眼で風間が見抜いていくのは痛快だし唸らせるものがたくさんあった。今作は、教官の風間だけでなく助教や校長も出てくるのが新鮮で楽しめた。 最後の宮坂の講演の「意外性を楽しむ心」を持てというセリフは、特に...

教場1・2と違い1話完結ではなかったが、所々に謎があり、それを相変わらずの鋭い観察眼で風間が見抜いていくのは痛快だし唸らせるものがたくさんあった。今作は、教官の風間だけでなく助教や校長も出てくるのが新鮮で楽しめた。 最後の宮坂の講演の「意外性を楽しむ心」を持てというセリフは、特に今の自分の環境にはグッときた。(Audibleで読了)

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2020/05/06

教場シリーズ4作目。このシリーズを読んで、警察学校は、警察官として不適性な人間を振るい分ける場所であるという、新しい見方を与えてくれた。 今作は、一作目の衝撃はだんだん薄れていくような感じがする。しかし、風間のカンが研ぎ澄まされて、より何かを嗅ぎ分けるような感覚が興味深かった。 ...

教場シリーズ4作目。このシリーズを読んで、警察学校は、警察官として不適性な人間を振るい分ける場所であるという、新しい見方を与えてくれた。 今作は、一作目の衝撃はだんだん薄れていくような感じがする。しかし、風間のカンが研ぎ澄まされて、より何かを嗅ぎ分けるような感覚が興味深かった。 風間の今後が気になる。次回作に期待する。

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2020/04/20

教官風間公親シリーズ、今回の風間はこれまでとは少し違った雰囲気、佇まいが柔らかく親しみやすくなった感じは、歳を重ねたせいもあるのか、不穏なイメージからの変化あり。 相変わらずのミステリ要素を絡め、生徒たちの成長がうかがえる。ただ、比嘉の件は蛇足だった気がしないでもないかと。(フ...

教官風間公親シリーズ、今回の風間はこれまでとは少し違った雰囲気、佇まいが柔らかく親しみやすくなった感じは、歳を重ねたせいもあるのか、不穏なイメージからの変化あり。 相変わらずのミステリ要素を絡め、生徒たちの成長がうかがえる。ただ、比嘉の件は蛇足だった気がしないでもないかと。(ファンとしてちょっと厳しい採点です)

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2020/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

風間公親がどんどん人間らしくなっていく。 警察どうこうというより、学校物の要素が強くなったように感じる。 ラストを考えると、このシリーズはこれで終わりということだろうか。 校長のキャラクタが思っていたのとだいぶ違っていて、自分は驚いたのか拍子抜けしたのか、嬉しかったのか……

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2020/04/16

教場シリーズ。新たな学生たちを迎え入れた風間に突きつけられた試練は、誰一人として脱落者を出さないこと。しかし今回も何かを抱えた学生が多く、それぞれの思惑と、いったい陰で何が動いているのかどきどきさせられます。 授業で出題される問題も、普段思いもよらないようなことを考えさせられてな...

教場シリーズ。新たな学生たちを迎え入れた風間に突きつけられた試練は、誰一人として脱落者を出さないこと。しかし今回も何かを抱えた学生が多く、それぞれの思惑と、いったい陰で何が動いているのかどきどきさせられます。 授業で出題される問題も、普段思いもよらないようなことを考えさせられてなかなか楽しく、ためになる……かもしれません。相変わらず厳しさが先に立つ印象ではあるけれど、やはりそれだけの心構えが必要とされるのは仕方のないことでしょう。そんな中で不向きと思われた学生の抜きんでた長所を見つけていく風間の目線は、なんだかとても優しくなったような気がしました。が。 ……そういうことだったのか! 多少不自然さを感じるところがときどきあったのだけれど、まさかそんなことになっていただなんて。あまりのことに愕然としてしまいましたが。結末まで読むとほっとさせられました。

Posted byブクログ