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風間教場 の商品レビュー

3.8

61件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    20

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2020/04/02

このシリーズもこれで最後なのかなぁ。ずいぶんと風間さんの性格が丸くなったと感じましたが、感覚の鋭さに磨きがかかってきたのはそういう事だったのね。 TVドラマを観たので風間教官=木村拓哉になってしまいましたが、決して嫌な感じではありません。

Posted byブクログ

2020/03/31

そろそろネタが尽きるかと思いきや、結構続いている。しかし、さすがにこの教官の慧眼にも食傷気味ではある。 学校の備品盗んで爆弾作りとか、ほんの些細な事象から、状況が詳らかになってしまうのは、実に怖ろしい。 こんなにも厳しい訓練で鍛えられるとは。実際に警察学校がこれほどまでに厳しいと...

そろそろネタが尽きるかと思いきや、結構続いている。しかし、さすがにこの教官の慧眼にも食傷気味ではある。 学校の備品盗んで爆弾作りとか、ほんの些細な事象から、状況が詳らかになってしまうのは、実に怖ろしい。 こんなにも厳しい訓練で鍛えられるとは。実際に警察学校がこれほどまでに厳しいとなれば、上から下まで不祥事のオンパレード(振り込め詐欺、痴漢、泥棒あたりまえ)ってな状況にはならないだろうが。

Posted byブクログ

2020/03/31

警察学校の隻眼の鬼教官・風間公親。彼が受け持つ学生たちのエピソードを描いて来た「教場」シリーズ第4弾は、初の長編。 鋭い洞察力で警察官不適格者を見破り、容赦なく退職を迫ってきた風間教官。新たに着任した学校長に命ぜられた使命は、「落伍者ゼロの教場を作れ」だった。一人でも辞めた場合は...

警察学校の隻眼の鬼教官・風間公親。彼が受け持つ学生たちのエピソードを描いて来た「教場」シリーズ第4弾は、初の長編。 鋭い洞察力で警察官不適格者を見破り、容赦なく退職を迫ってきた風間教官。新たに着任した学校長に命ぜられた使命は、「落伍者ゼロの教場を作れ」だった。一人でも辞めた場合は、風間自身もクビというミッション。 一癖も二癖もある学生たちが最後まで一人も欠けることなく卒業できるのか・・・ いつもと方向性は違っても、風間の学生を見る目は鋭く、彼らの隠された本心を見抜いて適時的確なアドバイスを与える。様々な蘊蓄や、小ネタ満載で楽しめるし、警察官を育てる前に人間を育てるという風間の姿勢には感動も。 読んでいる最中、気を抜くと風間がキムタクに変換されるのが残念だったけど、これもまたキムタクでドラマ化されるのかな~。 疑問なのは、これまでタイトルが「教場」、「教場2」、スピンオフの「教場0」ときて、何故今回は「教場3」ではなく「風間教場」なのか?いままでどおり短編ではなく長編だから?それとも、最後の1行がその答えなのか・・・。とすると続編は・・・。

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2020/03/13

風間教官が優しい…うーむ。お正月のドラマを観てから、シリーズそのものの印象が変わってしまった気がする。 2020/2/23読了

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2020/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでて風間教官がキムタクに変換されてる。 まっそれだけ役の合ってたってこと。 今回も面白かった。 ・久光校長はなんでプールで溺れてたの?足がつったってのが伏線での事故? ・冒頭のエピソードは衝撃的すぎる、車を止めて生徒(漆原)を通してたらはねられるって… ・妊娠しちゃうエピは安易すぎないか。佐久間由衣の顔が浮かんだ。 ・優羽子助教、何回も整った顔立ちと出てくるけど、甘い香りもね女優さんは誰が?とつい考えてしまった。 ・風間教官、とうとう見えてた方も悪化。助教として残ったんだね。 ドラマ化されると思うので楽しみ。

Posted byブクログ

2020/02/17

前作の短編集を読んだあと、次は長編を読みたいと思ったらその通りになった。読み応えはあるのだが少しずついろんな謎が解けていく感じでキレが失われたというか、伏線が回収され切ったのかなんともふんわりした読後感。

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2020/02/16

伏線と謎解きがちりばめられた連作帳編。風間教官も丸くなtったなあ。一人の落後者もなく全員卒業させた上、助教も育てた風間教官はさすがだが眼が心配。今後はあるのか?

Posted byブクログ

2020/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 250p程度とはいえ、長岡弘樹さんの作品として初の長編だろうか。同時に、警察学校を舞台にした『教場』シリーズの最新刊でもある。  本作の大きな特徴は、短編集だったシリーズ既刊作品と違い、長いスパンの物語である点だろう。第百二期初任科短期課程に入校してきた37名。本作は、この期の入校から卒業まで、約半年間を描いている。  過去作品を読んでいればわかる通り、風間は不適格者を容赦なくふるい落とすが、不安を感じて卒業前に辞めてしまう者は一定数いる。誰もが警察官になりたいという強い意欲を持って入校してきたと思いきや、そうではない者もいるのだ。  困った面々はやはりいるもので、おいおい、ある教場生は仮入校からいきなり重い十字架を背負ったし…。また、風間が育成するのは、預かった警察官の卵だけではない点に注目したい。未来の教官も育成しなければならない。  さて、風間は校長から全員を卒業させろという難題を課された。過去作品と比較すれば、飛び抜けた問題児はいない印象を受けるが、辞めたそうな者の情報は気にかかる。ふるい落とすのはある意味簡単だ。どうやって翻意させるのか?  教官としての風間は、冷血漢という側面もあるものの、適正ありと見込んだ者はギリギリまで見極める。そのやり方は諸刃の剣ではと思わなくもないが、結果オーライだろう。おそらく風間は、伝わらなければ仕方ないと割り切っている。  そして卒業式の日。風間に難題を課した校長は、人望はないが、伊達に警察組織の荒波にもまれていたわけではない。彼が指摘した事実に、読者は愕然とするだろう。何たる運命か。そして、気づいていたのは校長だけではなかった。  わずか半年で大きく成長し、巣立っていく次代の警察官たち。こういう結末になった『教場』シリーズに、果たして続編はあるだろうか。風間は今後も一警察官として、淡々と、かつ厳粛に、任務をこなしていくのだろう。

Posted byブクログ

2020/02/09

テレビ放映でも話題になった風間教場シリーズの最新作ですが、さすがの風間の洞察力の鋭さと今回は、校長とのやり取りも非常に面白かったですね! また、これまでの風間スタイルが年齢の衰えとともに若干変化を見せるところも風間の人間性がうかがえて良かったと思います!

Posted byブクログ

2020/02/05

『教場』シリーズは短編であるが故の一気に来る緊迫感が醍醐味かなと思いました。ただ『風間教場』のエピローグ前の章の落としどころは「さすが長岡さん!」と思わされました。全編を通してそこに持っていくための伏線も見事です。

Posted byブクログ