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ミ・ト・ン の商品レビュー

3.9

86件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    36

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2020/05/12

文句なしの星5つです。40歳が見えてきた今、この物語に出会えたことが素直に嬉しい。嬉しいと思えたことも嬉しかった。 この本に子供の頃に出会っていたら、きっと叫びたい衝動に駆られたに違いありません。「こんなの嫌だ!!」と。 大人になった今だから、この物語に胸を痛めながらも、こん...

文句なしの星5つです。40歳が見えてきた今、この物語に出会えたことが素直に嬉しい。嬉しいと思えたことも嬉しかった。 この本に子供の頃に出会っていたら、きっと叫びたい衝動に駆られたに違いありません。「こんなの嫌だ!!」と。 大人になった今だから、この物語に胸を痛めながらも、こんな風にあれたらと思わずにはいられません。 「マリカも、そしてヤーニスも、すばらしい人生を送ったのです。」 神の視点である地の文が語るならきっとそうだったに違いない、そうであって欲しい。 祈るような気持ちでマリカと物語世界に別れを告げて丁寧に本を閉じました。

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2020/05/09

出産のシーンがやっぱり違和感。獣になるって表現、前にもこの作家さんしてたけど、なんだか卑しい表現でしっくり来ない。あと産んですぐにパン焼ける訳無い笑

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2020/04/12

日常を彩るものにあなたは気づいているだろうか。四季と向き合い、食べ物に感謝し自然を愛する。ミトンはラトビアをモチーフにしている作品である。常に前を向いて明るく今の生活に満足する考え方を忘れてしまっていたのかもしれない。失ったものはあくまで変わったものであり、常に笑顔で生きることこ...

日常を彩るものにあなたは気づいているだろうか。四季と向き合い、食べ物に感謝し自然を愛する。ミトンはラトビアをモチーフにしている作品である。常に前を向いて明るく今の生活に満足する考え方を忘れてしまっていたのかもしれない。失ったものはあくまで変わったものであり、常に笑顔で生きることこそが、人を幸せにすると言うことを伝えてくれる心が温まる作品。結果ももちろん大切であるが、過程でどれだけ幸せに生きているかも大切であり、今の仕事を作業ではなく幸せと感じるのかを改めて考える作品

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2020/03/29

温かい物語でした。 ルップマイゼ共和国というのは、 私達が住んでる日本との生活とはかけ離れていて、 年中極寒だからこそ、住民の人達の生きていく工夫や、 どんな時でも前向きな心持ちが欠かせないんだなと感じました。 マリカとヤーニスがとってもとっても可愛らしくて、 でも何だか切な...

温かい物語でした。 ルップマイゼ共和国というのは、 私達が住んでる日本との生活とはかけ離れていて、 年中極寒だからこそ、住民の人達の生きていく工夫や、 どんな時でも前向きな心持ちが欠かせないんだなと感じました。 マリカとヤーニスがとってもとっても可愛らしくて、 でも何だか切なくて。 優しい気持ちは人に伝染するし、 コロナが流行って混乱している今の世の中だからこそ 思いやりの心を常に持って行きたいな。

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2020/03/15

久しぶりの小川糸。 知らないことばかり、 ラトビアの国、物語ではルップマイゼ共和国。 母と父とおじいさん、おばあさん、兄3人の中に マリカは生まれてくる「待ちに待たれて」 生まれてから、大きくなり恋をして ヤーニスと出会い恋をして 家庭を築きー 春、夏、秋、冬と送る、 こん...

久しぶりの小川糸。 知らないことばかり、 ラトビアの国、物語ではルップマイゼ共和国。 母と父とおじいさん、おばあさん、兄3人の中に マリカは生まれてくる「待ちに待たれて」 生まれてから、大きくなり恋をして ヤーニスと出会い恋をして 家庭を築きー 春、夏、秋、冬と送る、 こんな生活は理想だわ、 毛糸を紡ぎ、ミトンを編み、「ここではミトンが大きな意味を持っている 蜂蜜を育て、蜜をえ 野菜を育て 大変だけと理想の生活 人間はこんな生活をしなければね もう後には戻れないけど おとぎ話のような、メルヘンなような やはり小川糸の世界? 本文よりー ルップマイゼ共和国の人々は つらいときこそ思いきり笑うので

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2020/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ラトビアがモデルになっているルップマイゼ共和国に住むマリカの物語。 とても素敵な国の人々。 静かに流れる物語。 でも、夫が「氷の帝国」に連行されてしまう。 「このクルミを兄弟3人でみんなが納得するように分けるにはどうしたらいい?」 「年の順に分ける。 「全員に等しく分ける。」 「一番下の弟にたくさん食べさせるんだ。だってまだ小さいから。それでまんなかの子には少しだけ。いちばん上の兄は、がまんして食べない。」 「がまんはしなくてもいいよ。いちばん上のお兄さんだってちょっとは食べたいだろ?でも、正義っていうのは、だいたいそういうことだ。」 マリカ「クルミを土に埋めて、大きくなって実がついたら、みんなでおなかいっぱいになるまで好きなだけ食べるの。」 読後感も素晴らしく、次に読む本をどうしようか悩んでしまいました。

Posted byブクログ

2020/02/22

優しい言葉で、かつてはどの土地にもあったであろう暮らしが綴られていき、最後に温かな感動がぶわーっと湧き出てきました。ラトビアに行ってみたくなりました。

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2020/02/04

穏やかで自然あふれる世界に触れて、癒されました。 辛い別れもあるけれど、人生は続く。 異文化の世界に浸るのも、たまにはいいですね。

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2020/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

童話のようでありながら、女性の一生が描かれていて、ほんとうに奥が深いお話。手に入るものもある、手に入らないものもある、失うものもある。そのときどうするか、だな。そして良いときばかりじゃない、つらいとききついときも、寄り添い続けられるか、かな。人生終えるまでにそんなひとに出逢えるといいな。

Posted byブクログ

2020/01/15

バルト三国の一国ラトビアをモデルに、その土地の風習をちりばめて紡がれた物語。マリカとヤーニス二人の物語でもある。共にいた時も、触れることができなくなってからも。マリカの優しさはどこから湧いてくるのだろう

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