ミ・ト・ン の商品レビュー
穏やかな暖かい暮らしを描いた物語かと思いきや、戦争が始まった辺りから涙無しには読めなくなりました。戦争についてを軽く描きすぎているのではないかという意見もあるみたいですが、個人的には敢えて戦争が当時のその国の人々にとっては当然のことだったかのように描写されているころから、より戦争...
穏やかな暖かい暮らしを描いた物語かと思いきや、戦争が始まった辺りから涙無しには読めなくなりました。戦争についてを軽く描きすぎているのではないかという意見もあるみたいですが、個人的には敢えて戦争が当時のその国の人々にとっては当然のことだったかのように描写されているころから、より戦争の辛さや悲しさを感じました。
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読んだ本を忘れないようにと思って始めたアプリやったけど、ちゃんと使っていく この本は寝る場所の横に置いている本のひとつ 自分が結婚する時もう1回読もうと思います
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ハードカバーで読んだが、装丁の可愛さと内扉のミトンが雑貨愛をくすぐる。後半のイラスト付き取材メモも一読の価値あり。 そんな印象でラトビア旅行記かと思って読み始めたら、女性の一生を描いたシリアス御伽話小説だった。 御伽話かと思いきや史実や現地リサーチを元に描かれているようで、小川糸...
ハードカバーで読んだが、装丁の可愛さと内扉のミトンが雑貨愛をくすぐる。後半のイラスト付き取材メモも一読の価値あり。 そんな印象でラトビア旅行記かと思って読み始めたら、女性の一生を描いたシリアス御伽話小説だった。 御伽話かと思いきや史実や現地リサーチを元に描かれているようで、小川糸さんの夢の世界のようなタッチの奥にリアリティが潜んでいる。 可愛さに騙されて?軽く手に取ったら、後半は、うっかり涙だくだくになってしまった。
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心が暖かくなる本。 新たな季節が来るたびに読み返したくなる。 辛いこともあるけれど、悲しんでいたってなにも始まらない、それなら笑顔の方がいいという考え方がとても素敵だった。 モデルになったラトビアという国に、一度訪れてみたいなあと思った。
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心が温まる物語でした。ラトビア、名前は何となく聞いたことがあるくらいの国でしたがいつか行ってみたいです。
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本棚に置いておいて読み返したい一冊。 全体的にかわいい世界観だけど、 人生は楽しい時もあれば辛い時もある。 心の琴線に触れて、ほっこりして、泣いて、 読んだ後はあたたかくなるお話。
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大好きな話だった。 マリカが美しいのは、決して頭の中がお花畑のおめでたい人間だからではない。彼女の中にも暗い感情や汚いよどみはあって、でもそっちを標準にしない努力をしている。だからこそ、あんなにも美しい生き方ができるのだと思う。
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落ち込んでいるときに寄り添ってくれる類のお話だけど、暗い気持ちで読むのがもったいないほど、 あまりにも純粋で、やさしさに溢れている。 遠くのことではなく、 まずは自分の身近な物事から。 手の届く範囲から、 やさしく愛でていこうと思いたくなる1冊。 ささやかなことで幸せを感じら...
落ち込んでいるときに寄り添ってくれる類のお話だけど、暗い気持ちで読むのがもったいないほど、 あまりにも純粋で、やさしさに溢れている。 遠くのことではなく、 まずは自分の身近な物事から。 手の届く範囲から、 やさしく愛でていこうと思いたくなる1冊。 ささやかなことで幸せを感じられることが、 もっとも幸せなのかもしれない。 おいしそうな食事、 楽しそうな宴、 キラキラ輝く自然。 そんな美しいものたちが詰まっている。 強さとは、こういうことなのかもしれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ラトビアをモデルにしたルップマイゼ共和国に住むマリカの生涯を通して、人は心の持ち方次第で人生を楽しめる、前向きに生きられるんだということと、丁寧に生きることの大切さを教えてくれる、童話みたいなストーリー。 マリカは初恋のヤーニスと結婚し、幸せな日々を送るものの、子どもには恵まれず、二人で楽しむことを決める。しばらくして、ヤーニスは戦争に行きそのまま帰らぬ人になってしまう。 それでも、彼が戦争に行って40年、多くの人にミトンをプレゼントしながら毎日を前向きに過ごし、最後によい人生だったと振り返ることができるってスゴいことだと思う。 ラトビアに行ってみたくなった。
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ラトビアミトンは知っていたけどミトンにまつわるいろいろなことは知らなかった。 挿絵が絵本のようで優しい語り口にぴったりだと思う。 編み物好きなのでタイトルに惹かれて買ったんだけどよかった。
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