ときどき旅に出るカフェ の商品レビュー
素敵なお話だった。 日常のミステリーだった。 食で旅をするって面白いし素敵だなって。 「自分が囚われてるものなんて、小さなもので、その枠から出てしまえば常識だと言われているものが、常識でもなんでもない」 納得した。私は弱いから自分を守ることに精一杯で常識ばっかり考えちゃう。で...
素敵なお話だった。 日常のミステリーだった。 食で旅をするって面白いし素敵だなって。 「自分が囚われてるものなんて、小さなもので、その枠から出てしまえば常識だと言われているものが、常識でもなんでもない」 納得した。私は弱いから自分を守ることに精一杯で常識ばっかり考えちゃう。でもそれってその枠だけなんだなって。 「自分が当たり前と思っているけど、本当は苦しいこと。自分が従わなけくてはならないと思い込んでること。全部、当たり前でもなんでもなくて、逃げ出してしまえば縛られていたことが馬鹿馬鹿しくなってしまう」 当たり前だから頑張ってたけど逃げ出してみたら本当の自分に戻れたから当たり前って苦しいんだなって。もうちょっと視野を広げて自分らしく居ていいんだなって思った。 日本から出なくていいやって思ってたけどちょっと興味わいた。
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外国のスイーツやドリンクがたくさん出てきて旅気分が味わえる。心あたたまる系の小説を期待して読んだけど、ちょこちょこ起こる日常の事件が少し肩透かし感があって、ほっこりというよりもモヤモヤが残る。
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かつての同僚が経営している小さなカフェを見つけた主人公がそこに通い、仕事や友人の様々な問題ごとを解決とまではいかないが、良い方向にまで話が進む物語。
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十話からなる連作短編集。 この本には、いろんな国の、名前を聞いたこのとのない、でも食べてみたくなるようなお菓子が登場します。 ツップクーヘン、ドボシュトルタ、セラドゥーラ、バグラヴァ…などなど。 主人公の元同僚円が営む「カフェ・ルーズ」のメニューです。 でも、物語はこのお...
十話からなる連作短編集。 この本には、いろんな国の、名前を聞いたこのとのない、でも食べてみたくなるようなお菓子が登場します。 ツップクーヘン、ドボシュトルタ、セラドゥーラ、バグラヴァ…などなど。 主人公の元同僚円が営む「カフェ・ルーズ」のメニューです。 でも、物語はこのお菓子のように甘くはなく、けっこう苦い。 円はいろんな国を旅して、いろんなお菓子に出会い、自分の常識は狭い範囲の常識にすぎず、自分の置かれている現実がすべてではないとことを知る。 そんな円たがら、人の心を癒やすことができ、自分の人生を守るためには、堂々と闘えたんだろうな。
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32.ときどき旅に出るカフェ お仕事小説+ミステリーに美味しいもの 近藤史恵さんらしいストーリー 各国のあまり知られていないスイーツが紹介され食べてみたくなるし、物語の中のカフェに行ってみたくなる 私自身も旅先で食してた美味しい料理を作りやすい家庭料理として広める事を生...
32.ときどき旅に出るカフェ お仕事小説+ミステリーに美味しいもの 近藤史恵さんらしいストーリー 各国のあまり知られていないスイーツが紹介され食べてみたくなるし、物語の中のカフェに行ってみたくなる 私自身も旅先で食してた美味しい料理を作りやすい家庭料理として広める事を生業としているので、同業者目線⁈で読み進めた
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
相続など重めのテーマが出てくるが、とんとんと軽い文体とカフェという舞台でまろやかになっていて、するする読めた。 美味しいものを求めて旅に出たくなる一冊。
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旅の本で他のかたがお勧めしていたのをブクログに登録しておいて、図書館で借りてくることができました。便利ですね~これ。 そして、本の内容はドンピシャで好みのものでした。海外の景色は全然出てきません。でも、円さんのカフェが自宅の近くにあったら、絶対に常連になるなぁって思いました。アム...
旅の本で他のかたがお勧めしていたのをブクログに登録しておいて、図書館で借りてくることができました。便利ですね~これ。 そして、本の内容はドンピシャで好みのものでした。海外の景色は全然出てきません。でも、円さんのカフェが自宅の近くにあったら、絶対に常連になるなぁって思いました。アムルドゥドゥラー飲んでみたいなぁ…ツップフクーヘンも食べてみたいなぁ… 万人受けする食べ物ばかり増えているこの世界で、地元で長く愛されているお菓子やお茶に出会うこと、これはか~~なり難しいんです
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美味しそうなメニューに、読んでいて想像が膨らむ。円さんの芯の通った感じ、羨ましいと思う。こんな生き方、してみたいなぁ。
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ビストロ・パ・マルシリーズのように読みやすいコージー・ミステリー。旅先で店主・円が出会った様々な国の料理が楽しめるカフェ・ルーズの物語。瑛子のように常連になって通い詰めたくなること必至。私自身は安定志向なので、食に限らず冒険を好まないのだが、気になるメニューがたくさん登場する。...
ビストロ・パ・マルシリーズのように読みやすいコージー・ミステリー。旅先で店主・円が出会った様々な国の料理が楽しめるカフェ・ルーズの物語。瑛子のように常連になって通い詰めたくなること必至。私自身は安定志向なので、食に限らず冒険を好まないのだが、気になるメニューがたくさん登場する。次に繋げるためか、円の親族間のゴタゴタはスッキリさせないまま、一応の解決を経て物語は終了。続編も楽しみ。
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主人公瑛子が自宅の近所に見つけたカフェを舞台に展開されるストーリー。 カフェで提供される料理やスイーツなどが魅力的で旅に出るような感覚を味わえるほっこりした雰囲気は予想どおりですが、登場人物たちが抱える日々のちょっとした生きづらさとどう折り合いをつけていくかにも焦点が当てられて描...
主人公瑛子が自宅の近所に見つけたカフェを舞台に展開されるストーリー。 カフェで提供される料理やスイーツなどが魅力的で旅に出るような感覚を味わえるほっこりした雰囲気は予想どおりですが、登場人物たちが抱える日々のちょっとした生きづらさとどう折り合いをつけていくかにも焦点が当てられて描かれている。 主人公瑛子のことばは、仕事や結構・出産など人生の選択を重ねてきた女性たちにとって共感できるものが多い気がした。 1話ずつが短くとても読みやすい一冊。
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