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この世の春(中) の商品レビュー

4.1

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2020/05/16

面白くてやめられず一気読み。上巻で蒔かれた種が次々に芽を出して物語を急展開させてきた感じ。舞台は江戸時代だけど、現代の問題が描かれてるところが、読者を惹き付けるのかな。

Posted byブクログ

2020/03/15

主君・北見重興の押込。下野二万石の小国は、藩主の強制隠居という激震に見舞われた。居城から別邸・五香苑へと移った重興は、元家老の石野織部や主治医にも真実を語らず、座敷牢に籠り、時に少年のように、時に女郎のように振る舞って、周囲を困惑させた。彼は名君主たる人物だったのか。あるいは、非...

主君・北見重興の押込。下野二万石の小国は、藩主の強制隠居という激震に見舞われた。居城から別邸・五香苑へと移った重興は、元家老の石野織部や主治医にも真実を語らず、座敷牢に籠り、時に少年のように、時に女郎のように振る舞って、周囲を困惑させた。彼は名君主たる人物だったのか。あるいは、非道な殺人者だったのか。謎が深まる中、各務多紀との出会いが、重興の心に変化をもたらす。

Posted byブクログ

2020/03/10

前藩主に取りついた3人の男女の謎が徐々に明らかに。そして4人の男の子の失踪があったことが判明。ミステリー小説として謎に引き込まれる。その中で前藩主が心を開く多紀、そのボディーガード的な存在の従弟・半十郎、引退した江戸家老・石野織部たちの共同生活の模様が和気藹々としてホッとする空気...

前藩主に取りついた3人の男女の謎が徐々に明らかに。そして4人の男の子の失踪があったことが判明。ミステリー小説として謎に引き込まれる。その中で前藩主が心を開く多紀、そのボディーガード的な存在の従弟・半十郎、引退した江戸家老・石野織部たちの共同生活の模様が和気藹々としてホッとする空気である。

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2020/02/17

面白い〜〜続きがきになる〜〜 しかし私が嫌いな類の真実なのでは感がすごいする。。でも気になる。。明日から下巻!

Posted byブクログ

2020/02/11

人の命が今よりも軽く扱われていた時代。 身分差は更にそれを助長させた。 しかし家族の絆は平民の方が強い。 守らなければならないものが多いほど、命が二の次三の次と軽んじられる。 人権として当たり前に尊重される世で生きている身としては、恐ろしいばかり。 解決の糸口が見えてきた中巻はミ...

人の命が今よりも軽く扱われていた時代。 身分差は更にそれを助長させた。 しかし家族の絆は平民の方が強い。 守らなければならないものが多いほど、命が二の次三の次と軽んじられる。 人権として当たり前に尊重される世で生きている身としては、恐ろしいばかり。 解決の糸口が見えてきた中巻はミステリー色が強め。 早速下巻に手を伸ばす。

Posted byブクログ

2020/02/04

幼い日の仕打ちのゆえに、自分の中に別の人格を作らざるを得なかった重興と、婚家から離縁された傷を負いながらも懸命に重興のために真摯に働く多紀。 二人を中心に物語が進む。そして彼らを取り巻く様々な人物が登場する。 敵かと思っていた人物がそうではなく、誰が味方で誰が敵なのか。 目まぐる...

幼い日の仕打ちのゆえに、自分の中に別の人格を作らざるを得なかった重興と、婚家から離縁された傷を負いながらも懸命に重興のために真摯に働く多紀。 二人を中心に物語が進む。そして彼らを取り巻く様々な人物が登場する。 敵かと思っていた人物がそうではなく、誰が味方で誰が敵なのか。 目まぐるしい展開に、そして二人が今後どうなるのか、その行方にますます目が離せなくなる。

Posted byブクログ

2020/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。少しずつ物語がラストに向かう気配を見せてはいるものの、謎はまだまだ謎のまま。加速度ついてきましたよ。感想はまとめて下巻で。

Posted byブクログ

2020/01/18

五郎助の正体が知れ、襲撃に備えて五香苑に立てこもり、重興の怒りの発露があって謎が少し進展して、中の巻終了。 いよいよ真相へ続く。

Posted byブクログ

2020/01/17

病院の待ち時間で読み終えてしまった。 早く下巻が読みたい。なんで、下巻を持ってこなかったんだろう。 重興様が多紀殿を守られるシーンは、かっこよすぎる。 わたしも魅了された。 やっぱり、多紀殿は松たか子さんが演じてた。 あ、黒木華さんでもいいな。

Posted byブクログ

2020/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いやはや、物語は急加速…。 上巻とはがらりと雰囲気が変わり、、、 テンポよく一つずつ明らかになる謎、 ちょっぴり頼り無さげだけども誠実で頼もしい(?)半十郎の意思と探索、 次第に明かされ惹き付けられる重興の人柄、 手に汗握るバトル、、、 中巻はほぼ一気読み。 単行本版は上下巻組みだったらしいけれど、全くもって憎いトコロで3分冊してくれたよなぁ…と出版社に恨み言が漏れ出てきそうな読了感だった。 ★4つ、9ポイント半。 2020.01.16.新。 ※お鈴の役どころは、下巻でもっと重要な位置を占め始める気がする… ※宮部さんの"多重人格観"の説得力のすさまじさ(汗)。 ……とはいえ現代の多重人格もののドキュメントを観るに、その限りでは言い尽くせぬ部分もありそうではあるけれど…。

Posted byブクログ