トヨトミの野望 の商品レビュー
真偽はともかく、実在の企業や事物に設定が寄せられた企業小説として興味深く読めた。 ある程度組織を率いる立場となれば、置かれた状況を俯瞰し、事なかれ主義・慣例主義に陥ることなく、データも駆使して分析し、信頼できる部下と正しいと考える方向へ躊躇しなく踏み出すことが大切。内外問わず...
真偽はともかく、実在の企業や事物に設定が寄せられた企業小説として興味深く読めた。 ある程度組織を率いる立場となれば、置かれた状況を俯瞰し、事なかれ主義・慣例主義に陥ることなく、データも駆使して分析し、信頼できる部下と正しいと考える方向へ躊躇しなく踏み出すことが大切。内外問わず政治や経済の情勢を読み、ブン屋とも良好な関係を持ち、時には流れを引き寄せる工作も必要。そうしたことを改めて考えさせられる作品であった。
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実名でないだけのトヨタの話。 おそらくほとんど全てのエピソードが実話。 武田剛平=奥田碩 豊臣新太郎=豊田章一郎 豊臣統一=豊田章男 御子柴宏=張富士夫 小説としては面白いが、世界的な上場企業であるトヨタという企業をわずか2%の株主でありながら、「創業家のもの」として支配して...
実名でないだけのトヨタの話。 おそらくほとんど全てのエピソードが実話。 武田剛平=奥田碩 豊臣新太郎=豊田章一郎 豊臣統一=豊田章男 御子柴宏=張富士夫 小説としては面白いが、世界的な上場企業であるトヨタという企業をわずか2%の株主でありながら、「創業家のもの」として支配している意識は昭和以前の時代遅れの極致だ。元々トヨタの車は好きではないが、これを読んで一層他メーカーの車にしようと決めた。 先日、豊田章男から佐藤恒治という「使用人」に社長がバトンタッチされたが、本家の章男氏の長男である豊田大輔が社長になるまで、何人の「使用人」が繋ぎで社長を務めるのやら。
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武田社長みたいな破天荒な感じ、読んでて爽快感がありますね。続きのトヨトミの逆襲も絶対読みたくなるラスト。
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色々な企業名が実際ある会社とほとんど変わらず、まさしくフィクションかノンフィクションか、と思わされる。 ニュースで見てきたあの人物が⁉️と思わされる数々の出来事。 ノンフィクションなら映画化して欲しいものだが、あまりにも事実に沿った物語ではそれも無理な話だろうか。
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明らかに題材はトヨタ自動車。限りなくノンフィクションに近い内容。スリル満点、一気に読み終わってしまった。おもしろい。おススメ。
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トヨタ自動車の実録かな? 半月で読み終えました。 難易度 中 感動★☆☆☆☆ 涙線☆☆☆☆☆ 興奮★★☆☆☆ 感心★★★★☆ 伏線★☆☆☆☆
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非常に面白い一冊でした。モデルの会社とか実際のニュースとかと照らし合わせればより面白さがわかる一冊です。いろんなリーダーがいて、いろんな強者がいて、それでも崖っぷちはある。重厚な企業ストーリーは改めて好きだなと実感しました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
え?これってホントの話?ってくらいにリアルな物語でのめりこみながら読んだ。 巷で話題の本って感じで、最初は無視していたんだけどなんとなく表紙につられて借りて読んだら大当たりだった。 トヨタ自動車の内部告発みたいな内容で、創立者の血族と使用人サラリーマン出の社長との対決が面白い! この一冊でトヨタ自動車(?)の歴史がわかる上に物語としても完成度が高いので自動車好きでなくても面白いと思う。そのままトヨタ自動車の物語として書いてもよかったんじゃないかと思うが、内容が内容だけに血族に怒られそうだ笑 今トヨタイズムとかで水素エンジンのCMが流れているがこれを読むとどうなんだろうねと考えさせられる。
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真偽のほどはさておき、モデルとなっている会社のニュースと合わせて読むと、面白さ満点。当事者でなければ、という前提ですが。是非、映像化して欲しい。
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一企業であり日本最大の企業。 フィクションでありながら、 具体的な話しもたくさんあり読み応え十分。 ビジネスは綺麗事ではないと思うが、 戦争だと言い切れるほど 個人としては闘えていないと思う。 勉強になりましたぁ。
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