ムゲンのi(下) の商品レビュー
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精神科の病院で働く識名愛衣のもとに4人のイレス患者(眠り続ける病気)が入院してくる。魂が吸い取られてしまった患者を救うべく、愛衣は彼女の魂の道連れであるククルとともに、それぞれの夢幻の世界を歩き、それぞれのククルを悩みから開放する。 慎重に読み進めると感じられる違和感が、物語の最後で回収される。 登場人物の各々が抱えるトラウマを回復させる物語
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図書館で借りて読んだのですが、予約待ちのため上巻読了からだいぶ時間が空いてしまい、ストーリーはもはや忘却の彼方でした。自身のレビューを確認し、なんとか思い出すことができました。 で、下巻では3人目のイレス患者である環をマブイグミで救おうとするかたわら、環に起きた出来事が愛衣自身の過去の出来事ともつながっていることがわかり、という内容なのですが…。 マブイグミのシーンはファンタジーすぎて描写されている内容はもはや映像をイメージできないほどの内容で、書き手はその映像を思い浮かべながら執筆していたのかしら、などと気になってしまいます(いや、自分でもイメージはするものの、ぼんやりとしか映像が浮かばない、というべきでしょうか)。愛衣をめぐる出来事も謎だらけで惹きこまれはしましたが、事の真相がわかってしまうと、拍子抜けというか、そんなオチじゃ身も蓋もないというか。 もうちょっと現実的な”解”を見たかったな、というのが正直なところでしたが、刑事ものではないので、こういう設定もありなんでしょう。あっ、でも最後、愛衣が実家に戻り家族と”再会”するシーンはなかなか良かったと思います。
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無限の愛ね。 やっぱり、最後までファンタジー! 伏線を全部回収してくれるのは嬉しい。 証拠集めが全て夢の中って言われると純粋なミステリーって感じを求めてるともやもや ユタとかマブイとかククルとか。 でも、面白かった! ファンタジー苦手だけど、物語の中にはいりこむことができた! ちゃんと犯人も動機もわかってすっきりすっきり!
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ミステリー要素が面白かったです。 SFファンタジー要素は、終盤もう少し少な目でもよかったかな。 ヒタヒタと真実に近づく気配を醸し出しながら、一気に暗転する。 暗転からの謎解きを駆け上がっていく中盤はページをめくっていくスピードがあがった。 最後のラスボスを倒す感じのファンタジーの...
ミステリー要素が面白かったです。 SFファンタジー要素は、終盤もう少し少な目でもよかったかな。 ヒタヒタと真実に近づく気配を醸し出しながら、一気に暗転する。 暗転からの謎解きを駆け上がっていく中盤はページをめくっていくスピードがあがった。 最後のラスボスを倒す感じのファンタジーの収斂は少し興醒めしてしまい残念。 でも上下巻全体は面白かったです。
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次々とイレス患者のマブイグミに成功する識名愛衣。患者たちの心の傷は最近都内西部で頻発する猟奇殺人と繋がっていることが次第に分かってきた。しかも、この事件は23年前の少年Xによる通り魔殺人とも繋がっている。少年X……それは愛衣自身の忌まわしきトラウマでもあった。過去を乗り超えるため...
次々とイレス患者のマブイグミに成功する識名愛衣。患者たちの心の傷は最近都内西部で頻発する猟奇殺人と繋がっていることが次第に分かってきた。しかも、この事件は23年前の少年Xによる通り魔殺人とも繋がっている。少年X……それは愛衣自身の忌まわしきトラウマでもあった。過去を乗り超えるため、患者を救うため、愛衣はこの難事件の真相究明に挑む。
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ファンタジー 医療ミステリー 昏々と眠り続ける患者を目覚めさせようと奮闘する女医が、おしゃべりウサ耳ねことめぐる奇想天外な世界の冒険譚! 猫を抱きしめたくなる良エンドです。
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予想していた事が、やっぱり!と思ったり、こう来るか!と唸らされた。後半からはいっきに読めてしまうと思う。
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下巻に入ってから一気に読み進められた。 ファンタジー色強めだけどミステリーとしても面白い。 でもやっぱりちょっと長い。
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上巻とは打って変わって怒涛の展開。 まさかの!! 読んでいくうちに、ズレを感じたり、もしや??いやでも時系列的におかしいか・・・ って思って読んでいたら・・・ まさかの!! 上巻で題名は「夢幻(の世界で活躍する)愛衣」って意味かーって思っていたけど。 終盤にさらに深い想いが・・・ こんなツライ話なのに最後に救いの光が差すとはなあ。 当事者じゃないからわからないけど、そんな気持ちになれるかな。 一言では言い表せない話だった。
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