ムゲンのi(下) の商品レビュー
最後にかけて畳みかける展開にはワクワクさせられた。けど、そこに持っていくための章の中弛み感が否めない。
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「第3章 夢幻の演奏会」 失敗に終わった救出は。 PTSDを患いながらも他人の傷を治していくなど普通に考えたら、自身の傷も悪化する可能性は0よりも高い状況だよな。 信じていた分もあるだろうが、自分の知らない所で事件に関与している物が見つかったら嫌でも信じそうだよな。 「第4章 ...
「第3章 夢幻の演奏会」 失敗に終わった救出は。 PTSDを患いながらも他人の傷を治していくなど普通に考えたら、自身の傷も悪化する可能性は0よりも高い状況だよな。 信じていた分もあるだろうが、自分の知らない所で事件に関与している物が見つかったら嫌でも信じそうだよな。 「第4章 夢幻の腐蝕」 真実を見つけ再び夢へ。 これだけ現実味がある世界に迷い込んでしまったら、自分が患者であり眠りについてるなど到底理解出来ないだろうな。 人の心理を上手く利用し順序良く物語を進めていたのだろうが、いつかは指揮者も表舞台に出てくるべきだよな。 「第5章 そして、夢幻の果てへ」 最後に助けるべき者は。 治療経過も含めて全てが計画の一部だったなんて、考えただけでもゾッとするし気味の悪い犯人の思想に感じてじうよな。 医者という道を歩んだからこそ助けた命もあるだろうが、自ら命の終着を促し命を奪うことも可能だったのだな。
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上下巻からなる大作、最後まで展開が読めなかった。 夢幻の世界と現実の世界を、主人公と共に行き来する長い旅の果てに最後の真実に辿り着く。 そこには、どうしようもなく残酷で悲しい現実があると同時に、無償の温かく大きな愛情の存在があることに感動を覚えた。
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タイトルどおり。「ムゲンノアイ」が生み出した壮大な物語だった。ククルの正体が分かった時に感じた何にも変え難い幸福感が忘れられない。極限まで傷ついた主人公の自分とその根源との闘い、傷ついた人間を助けなければという強い想いに心打たれるものがあった。
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面白かった。ただ、このプロットで恩田陸に書いてもらったら傑作になるだろうに…って、どうしても思っちゃう描写量不足が勿体ない。あと恩田陸の禍々しさ?が加わったら最高だと思う。だから素材は良い
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ファンタジーな物語だが、憶えていないだけでもしかしたら夢の中で本当に繰り広げられているかもしれない。否定も肯定もできない良い意味で不思議な作品でした。 余談ですが、 一晩で3回、金縛りにあった事がありますが、私のククルはその時何をしてくれていたのでしょうか。 うーん、気になりますね。
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下巻は23年前に起きた連続殺人事件の謎の解明です。 やっぱり怪しいなと思った人物が怪しかったです。 でも、マブイとかクルルとかの説明がたくさん出てくるけれども、私は純粋なミステリーを期待していたので、実証のないものの説明を懸命にされても「それって、ホントかな~」とか思ってしまい...
下巻は23年前に起きた連続殺人事件の謎の解明です。 やっぱり怪しいなと思った人物が怪しかったです。 でも、マブイとかクルルとかの説明がたくさん出てくるけれども、私は純粋なミステリーを期待していたので、実証のないものの説明を懸命にされても「それって、ホントかな~」とか思ってしまいあまり信じられませんでした。 でもこれはただのミステリーではなく、ハリーポッターのような物語としてよめばいいんだと考えると面白く読めて物語の中に入ることができました。 だって怪物まで登場してくるし本当にびっくりしました。 最後は23年前の事件の最大の被害者である愛衣が犯人を赦すという結末が人がよすぎると思いましたが、この結末しかなかったのだろうと思いました。 最後の愛衣と家族の交流はよかったです。
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久しぶりの知念さんにやられました。 最後まで分からない。一緒に解いていくのが とても楽しかったです。 ミステリー好きな方は絶対はまる。
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最終章家族を思い出す場面は涙した。両親を殺めた連続殺人犯を赦すのは複雑だが、納得のいく解決だった。色彩豊かな風景描写は映像化したらどんなだろうかと思うが、小説だからこそ想像が膨らんで楽しいかもしれない。続編が出来そうな終わり方に期待。面白かった。
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文章が平易で、ファンタジー描写が多く、アニメ・ゲーム風の世界観だったので、中高生向けだなと思った。ククルは無意識にキュゥべえの声で再生してしまうし、袴田先生CVテラ子安ww 袴田先生とかうるこちゃんとか、違和感がいっぱいある中で、特に序盤で実家の猫が出てきた時、年齢を計算してずっと違和感があったのだけど…それも伏線だったのだな。 私の実家の猫も20年は生きたけどね。(ウサギの方さらに短命だけど、ウサギは飼ったことないので、わからず。) そのうちアニメ化するのかねぇ…
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