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麹町中学校の型破り校長 非常識な教え の商品レビュー

4.4

37件のお客様レビュー

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2020/02/19

子育て論がメインではあるけど、親や教育関係者だけでなく、すべての大人が読むべき本だと思った。 自律した子ども、人のせいにしない子ども、当事者意識を持って物事に主体的に取り組むことのできる子ども、人の違いを尊重できる子どもを育てる。 子どもは大人の鏡だからこそ、まず変わるべきは...

子育て論がメインではあるけど、親や教育関係者だけでなく、すべての大人が読むべき本だと思った。 自律した子ども、人のせいにしない子ども、当事者意識を持って物事に主体的に取り組むことのできる子ども、人の違いを尊重できる子どもを育てる。 子どもは大人の鏡だからこそ、まず変わるべきは大人。人のせいにしない、何事も自分事として考える。 意識しないと変えられないからこそ、今までよりもちょっとだけそんな意識を持って1日1日を積み重ねていけたらいいな。 春から教育に携わる人として、子どもの成長をサポートするとともに、それに負けないくらい自分自身も今に満足せずにもっともっと人間的に成長していきたいし、成長しなければならないと思った。

Posted byブクログ

2020/02/10

歯切れが良くていいですね。 実践している教育者が醸し出す自信が感じられます。 狭めるほど広がる。広げると狭まる。 「世界はあなた1人のものではなくて、みんなで共存している。自分がやりたいことであっても、結果として他人の自由を尊重できないのであれば、それは価値がない。」と小さい時...

歯切れが良くていいですね。 実践している教育者が醸し出す自信が感じられます。 狭めるほど広がる。広げると狭まる。 「世界はあなた1人のものではなくて、みんなで共存している。自分がやりたいことであっても、結果として他人の自由を尊重できないのであれば、それは価値がない。」と小さい時からずっと言い続けることが大切と思います。 差別しないとは、知識と技能です。心のあり方ではありません。まず知ることさえできれば、やらないことは誰にでもできるのです。 やって効果がないものはやめる。 心の中は変わらなくていいんです。でも言葉と行動だけは変えてください。 子供の中に、理想の線を作らせない。 意見の対立からすべては始まる。 「世の中に存在する矛盾や対立構造を俯瞰した眺める体験」を子どもたちにさせる。 あらゆる知識やスキルは、誰かに伝えた瞬間から「意味のあるもの」「価値を発揮するもの」に変化する。 大人の大事な役割とは、子どもたちが異質なものに向かいたくなる瞬間をどれだけつくれるか。

Posted byブクログ

2020/02/17

この本には人の育て方に関して大事なものがたくさん詰まっている。自主的に動く人が増えるように、大人ができることは、受容したり当事者意識をもったりすること。 繰り返して読みたい本。 ・主体的に勉強に取り組むためには、次のような条件をつけるといいと思います。 1わかっている事はやら...

この本には人の育て方に関して大事なものがたくさん詰まっている。自主的に動く人が増えるように、大人ができることは、受容したり当事者意識をもったりすること。 繰り返して読みたい本。 ・主体的に勉強に取り組むためには、次のような条件をつけるといいと思います。 1わかっている事はやらなくていい 2わからない箇所があったら、1つでも2つでもいいのでわかるようにする ・言わなくていいことはできるだけ言わない心がけが重要かもしれません。 ・麹町中学校で絶対にやってはいけないこととして重点的に指導していることが2つある 1命に関わる危険なことをしない 2人権的に反する事はしない(犯罪、差別、嫌がらせ、無視)p.76 ・教室から出飛び出してしまった子供に教員が「何してるの!教室に戻りなさい」と叫ぶと周りの子供たちは「あの子は迷惑な子なんだ」と刷り込まれてしまいます。(中略)そうではなく「あの子、なんで出てしまったんだろう」とみんなで考える。すると子供たちから「あいつ頭の中がごちゃごちゃになってしまったんだろうな」と言う声が上がるのです。p.78 ・差別をしないとは知識と技能です。心の在り方ではありません。p.83 ・ストレスを受けたときに、人は積極的コーピングと消極的コーピングをとるタイプの人に分かれる。消極的コーピングとは、ストレスを抱えたときに別の手段にそれを発散しようとするタイプのこと。例えば居酒屋で上司の悪口を言ったり映画で気分転換をしたりすること。この方法はストレスの原因となっている問題はノータッチのまま放置している。 一方で積極的コーピングは主体的に問題を解決する姿勢のこと。まず自分が何悩んでる顔洗い出す。次に自分が解決できることとできないことを分ける。p.92 ・ゲームに没頭する子 1番よくないのは、親がルールを決めて子どもに強制すること。話し合って決めるのが望ましい。p.97 ・子どもの中に理想の線を作らせない。至らなくてごめんね、と言おうものなら、子どもの中で理想の線が確定してしまいます。そこは多少のごまかしでも笑い飛ばす。そして、「自分は不幸だ」と感じてるいたのはたいした問題ではないと、気づいてもらうことのほうを優先するのです。p.111 ・あらゆる知識やスキルは、誰かに伝えた瞬間から「意味のあるもの」「価値を発揮するもの」に変化すると教えても良いのではないかと思います。(中略)自分が世の中に対して、価値貢献できている感覚を子供の時から積むことが、社会に出たときに積極的に外部に働きかけていく姿勢、つまり主体性に影響してくるからです。p.173 例えばTwitterで呟いて反響があるなどの経験。 ・子供が内向きに没頭しているとこ、それを外に向けるアプローチに変えさせるよう、きっかけは大人がつくってあげてもいいと思います。 (中略)「なんかこれ面白そうだけど、説明してくれない?」 と言って話を聞き、 「なるほど。これってお父さんはこう感じたんだけど、君はどう思う?」 といったように、単なるうなずき以上のフィードバックをちゃんとしてあげる。 その時、本人も気がついていない価値(その子の得意なプロセス)を言語化してあげられると理想的です。p.174 ・「順位」いや「勝ち負け」について親がしきりに褒めていると、「自分の価値は人との比較で決まる」と思い込む大人に育ちます。p.185 ・(そうならないために)子どもたちの工夫や試行錯誤といったプロセスをちゃんと褒めてあげることが重要。p.186

Posted byブクログ

2020/01/30

子どもに携わる者として、何を大切にしたいかという目的をすごく明確にもっていて、わかりやすい。そのために、何が必要で、何を変えていく必要があるのか考え、行動することができることが、本当にすごいなぁと尊敬。 積極的に問題を解決しようとする、他者に関わるという積極的コーピングが、心理...

子どもに携わる者として、何を大切にしたいかという目的をすごく明確にもっていて、わかりやすい。そのために、何が必要で、何を変えていく必要があるのか考え、行動することができることが、本当にすごいなぁと尊敬。 積極的に問題を解決しようとする、他者に関わるという積極的コーピングが、心理的ストレスを軽くする。 メタ認知を鍛える。 などなど、今までの自分になかった知識も知ることができ、勉強になった。

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2020/01/18

手段の目的化をせず、本質はなにかを考え、伝えていく。 しつけには優先順位をつける。特に命に関わることや、人権に関わることなどについてはしっかりと叱り、丁寧に教えていく必要があるが、その他のことについては目くじらを立てる必要があるが考え直すべき。 理想の線をなくす。それが幸せか不幸...

手段の目的化をせず、本質はなにかを考え、伝えていく。 しつけには優先順位をつける。特に命に関わることや、人権に関わることなどについてはしっかりと叱り、丁寧に教えていく必要があるが、その他のことについては目くじらを立てる必要があるが考え直すべき。 理想の線をなくす。それが幸せか不幸かの基準ができてしまったら、それで苦しむことになる。求められても「ごめんなぁ、無理なんだぁ!アハハ(笑)」と言えるくらいでいい。 解決思考アプローチ…うまくできていないと思ったらやり方を変えていく。うまくいくことを続けていく。 ブリーフセラピー リフレーミング 自律・尊重・創造 社会に適応する力 違いを認める、協調性にしばられなくていい、心と行動が一致していなくてもいい、全員が仲良くなんてできない 課題解決能力、メタ認知力、ゼロから価値を生み出す力、情報処理能力、周りを巻き込む力、

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2020/01/18

こんな学校に通いたかったと思う。 これからの子供がこんな教育を受けて社会に出てくると思うと恐ろしい。 きっと自分より自立して仕事に取り組んで成果を上げてしまうだろう。 人を指導するために必要な考え方 勉強をするときの心構え 自立とは と言ったことも勉強になり、大人でも吸収できる...

こんな学校に通いたかったと思う。 これからの子供がこんな教育を受けて社会に出てくると思うと恐ろしい。 きっと自分より自立して仕事に取り組んで成果を上げてしまうだろう。 人を指導するために必要な考え方 勉強をするときの心構え 自立とは と言ったことも勉強になり、大人でも吸収できるものがある本。

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2019/12/27

子供のキラキラした好奇心は生きるための活力だな改めて思いました。 勉強など得意でないことに執着して、好奇心を失う様な大人にはなって欲しくない。 多くの人に読んで欲しい本でした。

Posted byブクログ

2019/12/27

子どもたちに教えることは、「社会に出たときにしっかり生きていける力」つまり「社会への適応力」という考えが印象に残った。 また、勉強は要領をつかむまでが勝負であること。 優先すべきは、自分に合った学び方を見つけてもらうこととあり、このような学校で学んでいれば自分はもっと違う人生を...

子どもたちに教えることは、「社会に出たときにしっかり生きていける力」つまり「社会への適応力」という考えが印象に残った。 また、勉強は要領をつかむまでが勝負であること。 優先すべきは、自分に合った学び方を見つけてもらうこととあり、このような学校で学んでいれば自分はもっと違う人生を歩めたかもと思ってしまいました。

Posted byブクログ

2019/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これがフィクションでなく現実の学校、しかも私学でもないとこで実践されていることに驚く 教育も医療もどんどん消費者としてのマインドが強くなり、受け身化している チーム医療、デジタルツールの活用、患者参画など医療でも今後の課題といわれることに教育分野で実践しているというのは素晴らしい 一方でチーム医療をいち早く提唱しながら、結局パターナリズムから脱却できない今の医療にもこのような強い改革が必要と感じた 自分が小学生の時、担任が算数の授業をせず自己学習させていたが、今思えば合理的な考えだった 結局PTAやらからいろいろあって、追い出させてしまったようだが その後算数にある程度自信があったのはまさにあのおかげだったと思う

Posted byブクログ

2019/12/08

この本に書かれている教育が当たり前になった日本はすごい国になると思う。そう感じる内容だった。 そして、そうした未来にするためにも今の大人はこれを読んで日々実践していくことが大事だと思う。 あと20年早くこうなって欲しかったw

Posted byブクログ