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麹町中学校の型破り校長 非常識な教え の商品レビュー

4.4

37件のお客様レビュー

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2020/10/01

昔の教育では限界。 大人の当たり前を見直さないと。 テストや夕方までの授業、部活で疲れて帰って宿題、どんな子供を日本は育てなければいけないのか、考えさせられる本。

Posted byブクログ

2020/09/08

総じて、先生っぽくない先生で、 言ってることがことごとく納得する言葉でスッと入ってきて驚き。なんでだろう。 こどもの持っている能力を信じられるか。それが大事か。 あと、子どもに教えないといけないことって、大人にとっても当然大事なことで、うまくやることは大人にも難しいことな気がし...

総じて、先生っぽくない先生で、 言ってることがことごとく納得する言葉でスッと入ってきて驚き。なんでだろう。 こどもの持っている能力を信じられるか。それが大事か。 あと、子どもに教えないといけないことって、大人にとっても当然大事なことで、うまくやることは大人にも難しいことな気がした。タイムマネージメント、狭めてやる、… P57 いま世の中で活躍している大人は何かの領域で尖っています。 「狭めるほど広がる。広げると狭まる」尖るためには多くの時間を割く必要がある。時間を割くためにはやらないことを決めないといけないのです。 →タイムマネージメント! P72 (先生が)細かなことで同じように叱ってしまうと、子どもは本当は何が大事なのか区別がつかなくなる。 叱る基準、しつけの優先順位を決めていけば、叱る頻度が減り、大人も子どもも不要なストレスを抱えなくてすみます。 本当にダメなことはっきりと子どもに伝わるようになるので、子育て自体が楽になるはず。 すくなくともいえるのはしつけの判断基準として「本に書いてあったから」「じぶんがそう育てられたから」「近所の家ではそうだから」といった、外の物差しを絶対的なものだと信じこまないことです。参考にはなるでしょうが、基準とはあくまでもその子の特製や反応をつぶさに観察しながら、徐々に決めるべきものだと思うからです。 p78 実は、わがままなこに育つ可能性が高いのは、「社会性の教育なき放任主義」の場合です もし子どもの自由を尊重してあげたいのだとしたら、「世界はあなた一人のものではなく、みんなで共存している。自分がやりたいことであっても、結果として他人の自由を尊重できないのであれば、それは価値がない」 これが、「人権的に反することはしない」につながります。 p97 げーむに没頭する子へ 基本的に中学生くらいになれば、タイムマネジメントの概念ややり方さえ教えれば、試行錯誤をしながら自分でルールw-決めていけるようになる 小学生以下はあるていど親が軌道修正 添うんア時でも、親が一歩的にルールを決めて子どもに強制するのは避けあ法がいい 親の言いなりでは子どもが自立心や主体性を身につける機会がどんどん奪われていく。おやこで話し合いの場を設け、親からいくつか条件を提示して、最終的に子どもに選ばせる形をとる ブレインストーミング→アイデアをどんどん出して付箋にどんどん書いていく、アイデア発散作業 KJ法→それを収束(分類)させていく →いろいろな意見が出る。感情をコントロールする手段となる→イライラせずにお互い話し合おう、ということ!合意形成、メタ認知 p145 どんな子でも絶対にリーダーになれる。 ありのままをうけいれることができる 自分をよく知っている 相手をよく知っている(差分を知っている) 自分の言動がもたらす相手の反応を予測できる 予測に応じてアプローチの手法を工夫できる 人を動かす言葉遣いをいかにうまく 巻き込み力、対話を通じて合意形成、人の心を動かす、みな強い言葉を持っている! …まだふせんあったけど略。勉強になる一冊~

Posted byブクログ

2020/08/18

子どもを育てる上での最上の目的は「自律」。 「子どものため」と銘打ってやってあげていると、与えられて当たり前になり、与えられないことや与えられるものの質に不満を言うようになる(上手くいかないことを人のせいにする人間の完成)。 そもそも学校の規律は、大人が「従順さ」を求めて勝手に作...

子どもを育てる上での最上の目的は「自律」。 「子どものため」と銘打ってやってあげていると、与えられて当たり前になり、与えられないことや与えられるものの質に不満を言うようになる(上手くいかないことを人のせいにする人間の完成)。 そもそも学校の規律は、大人が「従順さ」を求めて勝手に作った問題であり、決められた通りに動く人間を作るために必要だった(一斉指導が都合良かった時代には合っていたが、そろそろパラダイムシフトの世代)。 宿題や一斉授業もだが、これからの主体的な学習とは、出来ることをわざわざやるのではなく、出来ないことに何度でもチャレンジして出来るようにするのが学習である。要領をつかむまでが勝負。 自律させるためには、子どもが主体的に考えて動けるよう、大人は子どもの行為を無下にしてはいけない。一見、非生産的な行動も、自ら目的に向かって動いていることに意味がある。 非認知スキルを身につけるには主体性が大切だ。大人はどれだけ「待つ」ことが出来るかが勝負。 これからの教師は「メンター」、「コーチ」としての能力が重要である。否定せずに「アサーションの天才」なって心理的安全状態を確保してあげる心がけが必要。 本書のヒット内容ベスト3 ♦︎「心」は変えられない→「行動」を変えていく。 ♦︎ストレスには積極的コーピングのアプローチ。 ♦︎理想の線を多く引きすぎないで理想を断捨離。 ♦︎自律できない子の本質=何か起きたら人のせい。 ♦︎正解が複数存在する時代だからこそ、対話による納得解を見つける。自分の意見を少しでも反映させるために「人を動かす技術」、「交渉術」を身につけたい。

Posted byブクログ

2020/06/13

タイトル通り、学校の常識を打ち破った斬新な学校教育改革について述べられている。担任制廃止、定期試験廃止などの従来の教育を一新したスタイルになっているらしい。 前々から気になっていて、実際読んでみるとどれも画期的で率直に面白かった。言われてみれば多くの一般的な校則や学習法は形式的...

タイトル通り、学校の常識を打ち破った斬新な学校教育改革について述べられている。担任制廃止、定期試験廃止などの従来の教育を一新したスタイルになっているらしい。 前々から気になっていて、実際読んでみるとどれも画期的で率直に面白かった。言われてみれば多くの一般的な校則や学習法は形式的なもので、手段が目的化しているものさえある。学生の自主性を最大限に尊重し、自分のやるべきこと考えさせ実行を促す環境が整っている学校であることがよくわかった。

Posted byブクログ

2020/06/07

いっていることは至極真っ当だが、実現するには相当なエネルギーを要するものばかり。ここまで持っていくのに相当なご苦労をされたはずである。ここからの麹町中学校のさらなる躍進に期待!

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2020/05/14

・実力のある先生が書いてるだけあって、 ポイントがまとまっていて非常に読みやすい 数時間で一気読みできた ・社会人基礎力から逆算して どんな教育をすべきか考えられていた ・就活のときに感じていた学校教育と社会とのギャップへの違和感の原因も明確になった気がする ①人と意見が対...

・実力のある先生が書いてるだけあって、 ポイントがまとまっていて非常に読みやすい 数時間で一気読みできた ・社会人基礎力から逆算して どんな教育をすべきか考えられていた ・就活のときに感じていた学校教育と社会とのギャップへの違和感の原因も明確になった気がする ①人と意見が対立することは前提として、なるたけ軋轢を生じない工夫をして双方が納得できるまで話し合う(しずかちゃんの例) ②「あ、いま感情的になってるな」 自分を客観的に見て、感情をうまくコントロール ③どんなことも本質を明確にする

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2020/05/18

・ 型破りって、ひとことで言うけど、 考えて考えての改革です、これは。 覚悟の決め方も、ちょっとやそっとじゃないと思う。教育の世界って、しがらみだらけだろうから。 ・ 校則ってなんであるのかな?と息子(小6) に聞かれて、「そりゃあ、縛りたいからだろうね。」と答えてしまう、今の...

・ 型破りって、ひとことで言うけど、 考えて考えての改革です、これは。 覚悟の決め方も、ちょっとやそっとじゃないと思う。教育の世界って、しがらみだらけだろうから。 ・ 校則ってなんであるのかな?と息子(小6) に聞かれて、「そりゃあ、縛りたいからだろうね。」と答えてしまう、今の慣例ってちょっと悲しい。 ・ 教育行政(教育委員会)と現場(教員)の両方をご経験されているから、進めやすいんでしょうね。 また、東大合格者数トップを誇った日比谷高校への合格者を多く輩出してきている、学校の基礎体力も、うまくいく背景にあるのでしょうね。 ・ 「宿題なし」「クラス担任制は廃止」「中間・期末も廃止」って、学びの本質をついていて、素晴らしいと思います。 “なんのために、学習するのか”という、目的や動機付けに立ち返りたいですよね、私たちも。 ・ トモエ幼稚園(札幌市)も、担任制を採用していないので、息子の幼稚園候補に上がったことを思い出しました。 素人が、エラそうに失礼しました× 追記2020.05.18 「当事者意識のない大人」の集まりが、今の私たちの日本の姿なのかもしれません。 麹町中学校の最上位の目標は、「自立した子ども」を育てること。それは、言い換えれば「人のせいにしない子ども」です。

Posted byブクログ

2020/04/30

まったく違和感なく読めたので、著者の考え方と自分の考え方は近いのだなと思った。子どもが不登校になったときの対応とか、自分が考えているのとまったく同じだった。ので、逆に新たな発見はあまり多くなかった。 物足りなさを感じたのは、著者が義務教育の常識に反する手法を取り入れることができた...

まったく違和感なく読めたので、著者の考え方と自分の考え方は近いのだなと思った。子どもが不登校になったときの対応とか、自分が考えているのとまったく同じだった。ので、逆に新たな発見はあまり多くなかった。 物足りなさを感じたのは、著者が義務教育の常識に反する手法を取り入れることができたのはなぜなのか、という話題がほとんど書かれていない点。現場の抵抗の話とか、そもそも著者がどのような経緯でそのような考え方になったのか、そこを知りたかった。 著者が子どもと真剣に向き合っていることが垣間見えて、好感を持った。

Posted byブクログ

2020/03/08

前作『学校の「当たり前」をやめた。』もよかったが、この本も小さいのに内容が濃い1冊。 うなづけることが多い。 いっぱい線を引きました!

Posted byブクログ

2020/03/08

多様性を受け入れるための知識と技能の獲得、大人との対話、人前でのプレゼンにみられる主体的な活動、協同が試されるイベントなどなど。当該校のすぐれたところは、学校に行かずしては、同世代との共有が難しいと思われ、早く学校が再開されることを祈るばかりです。

Posted byブクログ