わたしの良い子 の商品レビュー

寺地はるな(著者)

2023/04/22

子育ては予想外なことの連続で、想い描いたように上手くなんかいかない。
「良い子」の定義なんてわからないけれど、私は子どもたちに「良い子だね」って言いたい。
親の願いや理想は色々あるけれど、笑顔で生きていてくれればそれでいい♪

2023/04/20

読みやすかったけど、ちょっと物足りないかな。

登場人物みんな適度にいい人でありダメな人であり、現実的ではあるんだけど。

ただ、朔くんや愛結ちゃんの子どもたちの世界のリアルはしみじみ厳しいなぁと思う。
「みんな良い子」が上っ面の薄っぺらい言葉にならないように、きちんと子どもたちに伝わりますように。

2023/04/05

「他の子みたいに」できなくったっていい。
なんの条件を満たす必要はない。
そのままでいい、生きているだけで、
じゅうぶんすぎるくらい良い子だ。

子育てしている中で、どうしても
他の子と比べてしまって焦ったり、
思うようにいかなかったり余裕がなくて
感情的になってしまう気持ちが少なからず
誰しもあるのではないか？

その子そのままを受け止めることの大切さ。
行動自体を責めるのではなく、
行動の理由に耳を傾けることの大切さ。

大変な時期は、過ぎてしまって振り返ると
きっとかけがえのない大切な時間。

子どもとの今を大切にしていきたい。

2023/02/14

いつも温かな余韻を残してくれる寺地作品だが、本作もとても良かった。

沖縄で男の人と暮らすと言い残し、一人息子の朔を置いて出て行った妹の鈴菜。
姉の椿は二歳になったばかりの朔と二人で暮らす事になる。

勉強も苦手で内にこもる朔は幼稚園でも小学校でも上手くやれず、決して育てやすい子とは言えない。

主人公の椿の目を通して、世間で言われる「良い子」の意味を考えさせられる。

大人だって迷ったり失敗したりを繰り返す。

子どものうちから上手くやれなくたって大丈夫。
あなたを信じて理解してくれる人は必ず存在する。

一歩一歩ゆっくり進んで行けば良い。

2023/05/05

サラーっと読めた。
至極真っ当な主人公。
だけどちょいちょい気になる部分もあった。
小1の子を家に1人置いたままちょっと駅まで...アウトだと思う。
最初は正義感の強い優しい人という印象がだんだん空気をあえて読まないサバ女？に変わっててところどころ性格が違うように感じた。
話自体は読みやすく面白かった。

2023/01/29

椿は素敵な人だ。上っ面の薄っぺらい人じゃなく、本質的な人になりたいと思った。大人にとって都合のいい良い子じゃなくていい。みんな良い子だ。

2023/01/25

子どもを育てることは大変。周囲の期待や発言が、それに拍車をかけてくる。
本来ならば、子育てにもっと楽しく向き合えるはずなのに、他人に振り回されるというのは不幸だ。
当たり前のことをサラっと言う椿、心強い味方を見つけた気分だ。
椿と高雄の関係性がとても素敵。

2023/01/20

どんなことがあっても、生き延びていけるように、わたしの知っていることはすべて、教えておきたい。
親子でなくても生き延びる力を教えてあげれる人が子供にとっては最高の親だと思う。

2024/03/30

無意識に相手を不快にさせる発言をしてしまったり、されたりと、どの描写も現実味を帯びていてフィクションとは思えないくらい真剣に読んでしまった。

2022/11/26

やっぱり寺地はるなさんは最高・・・！
子どもを育てるというより、子どもと一緒に生きるだけでいいのかもしれないと思えた。

なかなかカーストが高く、とても普通で、普通だからこそ女性に無理を強いている同級生が無理すぎて、主人公が言ってやったときは心底スカッとした。
くそやろう。