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よみがえる変態 の商品レビュー

4.2

158件のお客様レビュー

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2020/09/13

マルチに活躍する星野源。マンガ、アニメ、AV大好きで、音楽も、芝居も『「話の種類」に垣根がない』という状態で書かれたエッセイ。今は「特に言いたいことはないが、気持ちよく息を吸うように文章を書く」ことが自然にできるようになったというが、それ以前に書かれた本書は、本人にとっても、まる...

マルチに活躍する星野源。マンガ、アニメ、AV大好きで、音楽も、芝居も『「話の種類」に垣根がない』という状態で書かれたエッセイ。今は「特に言いたいことはないが、気持ちよく息を吸うように文章を書く」ことが自然にできるようになったというが、それ以前に書かれた本書は、本人にとっても、まるで別の人の人生を読んでいるようだったという。 インドアな環境に置かれることが多いのでやむを得ないのかもしれないが、あまりにあけすけにプライベートが書かれると、気分の良い読書にはならなかった。(コアなファンなら喜ぶのだろうか?)それより「パンケーキ」のように観察眼が生かされた文章の方が素晴らしいと思うのに。 それも「お前、誰だ?」という過去の星野源なのだろうか。 脳出血の闘病記は子細に渡り、読んでいるこちらまでどん底に突き落とされそうになるが、ここにアーティストとしての星野源が現れると、それが希望に変わる。 2度までも死を覚悟した彼の、その後のエッセイも読んで、検証したくなった。

Posted byブクログ

2020/08/17

2011年から2013年まで、女性誌に連載されていたエッセイに加筆・修正されたもの。文庫化待ってました。下ネタ全開の話や音楽制作の裏側など、星野源の人となり全開でとても面白い。「夢の外へ」制作のプロセスでは星野源のシンガーソングライターとしてのこだわりや音楽への姿勢をうかがい知る...

2011年から2013年まで、女性誌に連載されていたエッセイに加筆・修正されたもの。文庫化待ってました。下ネタ全開の話や音楽制作の裏側など、星野源の人となり全開でとても面白い。「夢の外へ」制作のプロセスでは星野源のシンガーソングライターとしてのこだわりや音楽への姿勢をうかがい知ることができる。学生時代のマンガとアニメ好きを周囲に隠していたという話は共感しすぎて切なくなった。 くも膜下出血の治療については想像以上の辛さが描かれているが、随所に彼独特のユーモアが散りばめられている。続編エッセイ「いのちの車窓から」もぜひ読みたい。

Posted byブクログ

2020/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

星野源が逃げ恥を経て、歌手としても俳優としても超メジャーな存在になる数年前の執筆。なので、テレビでとりあげられてる星野源しか知らなかった私が読んだら、暗部というか恥部というか、ばんばん展開されており楽しかった。星野源は文才まで異様にあるわ。この頃の星野源はまさか自分が超メジャーな存在になるなんて思いもしなかったはず、あたかものちの豊臣秀吉が、木下藤吉郎だった頃に書いたエッセイという位置づけも可能。なおポップウィルスというアルバムタイトルは亡くなった川勝正幸というライターの言葉にインスパイアされたもの。  エッセイのタイトルが「おっぱい」「ぽっちゃり」「エロについて」「AV女優」など、星野源のエロワールド全開。そしてその切り口が文才ある人の拗らせ感が満載。 「死にたいと思った時に、おっぱい揉みたいと声に出して言うとすべてがどうでもよくなり気持ちが楽になります。特筆すべきは、実際に揉まなくても大丈夫ということ」  「ものづくり地獄。毎回ストレスとプレッシャーで圧し潰されそう。CDショップに行くたびに、あまりに多様な品ぞろえと競争率の高さに途方に暮れる、自分がやってる音楽に意味なんてあるのか、別にいま辞めても誰も困らない。AKBなんて俺みたいなやつが幾らたてついてもかなわない。無駄だと思うだろ、でもやるんだよ」  「とある男性にぽっちゃりが好きだと言われ、その基準を尋ねたら安めぐみと答えられた、女子として大変遺憾であるという投稿に賛同。」  かたや、2012年12月16日にとつぜん星野源を襲った、クモ膜下血腫の入院闘病記もエグイ、あんな目にあったら希望も何も失うよ、とにかく痛いという言葉が闘病中も繰り返されます、その脳動脈瘤は再発し再手術となります。それでもその数年後に国民的スターにまでのし上がった星野源、すごいよアンタ。  百聞は一見に如かず、あっという間に読めますし、誰にでも地獄はあるということを知ることができる名作です。

Posted byブクログ

2020/08/06

初っ端から下ネタで始まる感じが源さんらしいなぁと思った。けど、病気で倒れたときの描写はかなりリアルで一気に読んでしまった。

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2020/07/25

読了。 ドラマ、ネット配信、オンラインライブ…とこのところ、俄ファンになりつつある。 星野源さんのエッセイ2冊目。 文庫のあとがきにも書かれているように、とても初々しくもあり、下ネタもあり…。 現状から抜け出したい気持ち、閉塞感もあるけれど、がむしゃらさが伝わってくる。 これ...

読了。 ドラマ、ネット配信、オンラインライブ…とこのところ、俄ファンになりつつある。 星野源さんのエッセイ2冊目。 文庫のあとがきにも書かれているように、とても初々しくもあり、下ネタもあり…。 現状から抜け出したい気持ち、閉塞感もあるけれど、がむしゃらさが伝わってくる。 これだけの頑張りと、闘病があり、それを乗り越えたからこそ、今の格好いい大人になった星野源が存在するんだなと思った。 読もうと思った一番のきっかけは、自分が頭痛持ちで、このところずっと頭痛に耐えていたら、経験のない痛みを体験した。幸い、大事にはいたらなかったが、薬が効かず悩みでもあるし気持ちもへこむ。 たまたま以前に書店で見た『痛い』の羅列のページが頭から離れなかった。 病気のレベルは全く違うけど(私は全く重症ではないけど)、抱えている罪悪感や憂鬱とか…とても励まされました。文庫版のあとがきがとてもよかった。

Posted byブクログ

2020/07/05

前半はゆるーく読んだけど、後半の手術のところは想像すると辛かった。生きた証や実感は、胸の中にある心の振り子の振り幅の大きさに比例するということばが印象に残った。 あと、、 おっぱいの話も好きだった。真面目なんだか、くだらないんだか…。そんな星野源さん大好き。

Posted byブクログ

2020/06/19

星野源さんの書く文章が好きだ。まるで源さんの頭のなかを覗き込んでるみたい。共感できるところも、そうでないところも、全く反感を抱かせないでするすると入ってくる。音楽も映像も笑いもエロも、好きがたくさんある源さんが、好きだ。

Posted byブクログ

2020/06/18

相変わらず星野源の独り言のような文章が大好き。 闘病中の文章が本当に苦しい辛かった気持ちが伝わってくるのに面白おかしく、でも真面目に伝えたいことを書いててすごいと思った!

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2020/06/14

センスのいい星野源が何をどんな風に考えてるんだろうと興味が沸き読んでみた。意外と普通の人。というか普通の人っぽく書いてるのかな。男性と女性の「ぽっちゃり」に対する見解の違いは面白かった。女性の「ぽっちゃり」にはデブだけど可愛い人が含まれてる。なるほど。大病を乗り越えていたとは知ら...

センスのいい星野源が何をどんな風に考えてるんだろうと興味が沸き読んでみた。意外と普通の人。というか普通の人っぽく書いてるのかな。男性と女性の「ぽっちゃり」に対する見解の違いは面白かった。女性の「ぽっちゃり」にはデブだけど可愛い人が含まれてる。なるほど。大病を乗り越えていたとは知らなかった。想像を絶する体験をされてるからこそいい作品を作ることができるのかも。

Posted byブクログ

2020/06/01

さいっこうやった。最近読んだ本の中でダントツ好きかもしれへん。星野源のことも大好きになった。表現することがむちゃくちゃ上手で、ものづくりに携わりたいとさえ思った。他人の価値観を馬鹿にせず、視野が広くて、人間として駄目なことはみんなに見える場所で注意する、そして自分の人生を最高に楽...

さいっこうやった。最近読んだ本の中でダントツ好きかもしれへん。星野源のことも大好きになった。表現することがむちゃくちゃ上手で、ものづくりに携わりたいとさえ思った。他人の価値観を馬鹿にせず、視野が広くて、人間として駄目なことはみんなに見える場所で注意する、そして自分の人生を最高に楽しむ、そんな人に私もなりたい!

Posted byブクログ