わたしを支えるもの コミックエッセイ の商品レビュー

益田ミリ(著者)

2024/07/08

読んでいて、ホッとしました。
このよくわからない不安を感じているのは私だけじゃないんだって思えて、これでいいんだって今を少し受け止められました。
他の作品も読みたいと思います。
ありがとうございました。

2024/06/10

すーちゃんも、40歳。
すーちゃんシリーズも、本作で5作目です。

3、4作目を読んだあとの今作。

実は、1、2作目も同時に借りております。

が、先に5作目から。
スターウォーズ方式を採用させていただきました笑

この、すーちゃんシリーズ
いろいろ、いろいろ考えさせられます。

折り返し

40歳になってしまった。から始まります。

確かに40歳と言うと、80歳までの折り返し。
人生100年時代と言われる、昨今ですが…
折り返しのイメージが色濃い40歳…

もう若くない…

まだまだ若い…

そんな年齢の、揺れ動く心情が見事に描かれてます。

流れ、流れて、なんとなくここまできたすーちゃん。振り返ると、何もしていないような、虚しさを感じたり、自己肯定したり。

そんな、あー、うー、うん
みたいな感情がありありと理解できます。

みんなそう

あぁ、みんなそうなんだ…
と思わせられます

そして、今作では、さわ子さんの出番も多めです。
さわ子さんは、すーちゃの5個先輩の独身女性。
すーちゃんより、さらに先を生きてる、仲良しの先輩です。

さわ子さんは、ちょっと詩人。ステキです。

引用

新しい年が来るたび
新しい歳になる
あっという間に桜が咲き
あっという間に夏物セール
ちゃんと紅葉を味わわぬうちに冬が来て
あっという間にお正月

やば、今すでに、脳内で来年になってる

あっという間の一年
すなわちあっという間の一生

その、あっという間の中で起こったことが
私の人生かー

などと今この瞬間考えてる人が
この街にもたぶんたくさんいて
そういう人たちが見上げるために
空があるのかもしれない

さわ子さんの職場での一幕…

満足するって、どうすれば良いのか…
人生って、「手応え」を求めがち…
大きなものでなくても、中くらいなもの、小さいものでも、日常の一場面一場面を
素直に、自然に感じながら過ごしたいと思わせてくれます。

何を、どう選ぶべきか
もの、情報で、あふれた世界の中で
すべてを得るなんて、当然できない

どんな人と、どんな時間を過ごすのか

味わう日々…

なんというか、、とても人生を考える時間

益田ミリさんの絵のごとく、余白を感じさせる作品でした。

そして、結局、すーちゃんとさわ子さん
仲良く、人生を「楽しん」でると感じます。
そこも、すーちゃんシリーズの良いところ。

最後の3ページがとても、おススメです。
歳をとるのは、みんなはじめてで…
お年寄りもそう

すんごく前向きに終わります
楽しそうに笑いながら歩いていく二人…
とてもいいラストです

シリーズ全ておススメです。
って
まだ、全作読んでないくせに…笑

さて、さて、
エピソード1、2と読み進めましょうか…

楽しみです

2024/05/21

じんわり、しんみり、でも私も頑張ろうとも思える。
すーちゃんとさわこさんの今後をもっと応援したくなる一冊。

2024/04/06

１冊目の【すーちゃん】は2006年
今回の【わたしを支えるもの】2019年発刊。
当時から買い出して読んでます。まさに、すーちゃんと自分の過ごして来た年月を４コマながら、考えさせながら…でもフンワリ感を持ちながら読めます。本当に益田ミリさんの表現されてるコメントというか【すーちゃんの台詞】【さわこさんの台詞】は自分と重なり合う部分もありホッとします。
心の中の声を、この本は自分と共感させてくれるので悩んだりした時に　ふと読みたくなる本です。すーちゃん　まだ読んでない人へオススメの本です。

2024/02/13

自分とどこか照らし合わせることができたり、特別テンションが高いわけでも、低いわけでもない、すーちゃんの日常。
でも、どこかハッとすることだったり、共感できたり、寄り添ってくれるような、親しげな気持ちになれる。
力をいれずに読める。

2023/10/04

お年寄りの話を聴いていると
生きていくって新しい明日だけじゃないんだなーって
思うようになったの

思い出を
くりかえし、くりかえし
まぞることも

その人には大切なこと
だったりするから

と
傾聴ボランティアするスーちゃんの友達との何気ない会話。
漫画ならではの、言葉の沁みぐあいなんだろうな。
漫画は載せないってなんとなく思っていたけれど、また載せてしまった。
この作家さんの言葉のチョイス好きだなぁ。

2023/07/22

四コマ漫画のすーちゃん。
すーちゃんとさわ子さんが一生懸命に生きています。
頑張れすーちゃん。さわ子さん。

2023/04/28

自分が年を重ねること、他人への向き合い方、色々考えながら読み進めました。43歳になってしまった、をわたしもやめよう。ね、すーちゃん。

2023/04/21

保育園で調理師として働く、40歳独身のすーちゃん。元バイト先の先輩であるさわ子さんと共に歳を重ね、それぞれが人生に漠然とした不安を抱くようになる。
すーちゃんは土田さんとの関係、お父さんの急死。
さわ子さんはお母さんの入院、傾聴ボランティア。
様々な経験をしていく中で、最後は
「歳とってしまったって言うのをやめようと思う。いつかおばあさんになろう。」
と笑って言い合える二人。
共感する場面が沢山あり、自分自身の人生も一度立ち止まって考えてみようと思わされた。
アラフォーになってから読むとより刺さりそう。
シリーズもののようなので、他の作品も機会があれば読みたい。

2023/03/09

図書館でたまたま手に取ってパラパラめくり借りてきた本。
益田ミリさん知らなかったのですが、スナックキズツキの作者さんだったのですね！ドラマがとても好きだったのですが原作あったの知らなかった。

すーちゃんと歳が近く、読んでいて色々考えさせられました。
この本は買って手元に置いておきたいなと思ったし、友達にも読んでもらいたいなと思った。
あたたかいいい本です。