わたしを支えるもの コミックエッセイ の商品レビュー

益田ミリ(著者)

2020/11/20

すーちゃんシリーズの中で1番好きかもしれない。
40歳になり、今までとは少し違う大人向けな内容だった気がします。
色々悩み葛藤するすーちゃんやさわ子さんだけど、ちょっとした事がきっかけになり、2人が生き甲斐みたいなものを見つけているのが素敵。
そして最後、みどり先生の
「大丈夫って言わなくていいの。あとでつらくなるから言わなくていいのよ」
この言葉が心に染みました。

2020/09/27

すーちゃんは間違いなく作者自身を投影しているキャラだと思われるんだが、スピンオフ側（「オレの宇宙はまだまだ遠い」）に作者本人がメタ的に出てきたり、前作（「すーちゃんの恋」）で本屋の兄ちゃん（本作だと既婚）に言い寄られてまんざらでもないすーちゃんにイラついたので、本作で落ち着いて良かったと言えよう。

不倫ダメ！ゼッタイ！

2020/09/23

シリーズも長くなると衝撃度は小さくなるけど、しみじみ考えさせられる回でした。
家族、仕事、恋愛、たくさんあるしがらみの中で、心地よい場所を見つけて生きていきたいものです。

2020/09/05

すーちゃんのシリーズ、めちゃくちゃ好きというわけでもないのになぜだか気になって読んでしまう。
自分とは違った境遇に生きるすーちゃん、しかも40歳ということで私には未知の世代。
決して素敵な羨ましい真似したくなるような存在ではないし、むしろすーちゃんの行動にそれはあかんやろと思ったりもする。
でもすごくその心情が理解できるというか。
絵もシンプルで言葉も多くないのに、伝わってくるものは色々とある。
タイトルの「わたしを支えるもの」なるほど、自分を支えるものは人それぞれ。

2020/08/27

ついにすーちゃんも40歳に。さわ子さんは45歳。私より年上だ。最後、お父さんが急死したのはびっくり。悲しかった。すぐに行けない、鹿児島。今、コロナだから余計にだろう。こうやって親の死に目に会えなかった人が何人もいるんだろう。みどり先生にスープを作る話はすごく良かった。私もスープ飲みたい。土田さんは結婚したのかー。不倫とかにならなくて良かった。すーちゃんはそういう面倒なことに捕まらないでほしい。さわ子さんが傾聴ボランティアを始めたのもすごい。どんどん自分の世界ができて、その中にこもってしまいがちなのに、新しいチャレンジができるって素晴らしいよ。

2020/07/25

一人一人がもっている小さな悩みを小さいながらにも、自分で考えて前向きに前向きにひたすら前を向いて余計な雑念をすて、胸を張って生きようとしているのが見て取れた。
自分のためだけではなく、周りの人のためにも前向きにいきる。
忙しくストレスフルな社会にでている私たちにとって、自分のことで精いっぱいになっている今、ちょっとでも周りのことを考えてみる、小さい時に道徳で教わった基本のことをまたこの本で学び直しました。

2020/06/26

すーちゃんシリーズを読んでいたら、独身の頃都内の狭いアパートで一人暮らししていた時の事を思い出しました。

すーちゃんみたいに、悩んだり恋したりしながら、これで良いと納得したり、漠然と将来の事が不安だったり…

ミリさんの本を読んでると、登場人物達のように自分に正直になれて心がふっと軽くなります。

2020/05/31

すーちゃんシリーズ第5弾にして、初めて読んだ。
危なかった、泣くところだった。
うんうん、分かるよすーちゃん って、初めて会ったのにすごく共感した。
ふと立ち止まって、いまの自分、これからの自分、親や家族のことがとても心配になる。
けど、、やっぱり色々を心配するよりも、いまを意識してきちんと「生きる」ことが自分のベストな答えなんだと思う。

2024/03/02

(2020/3/14読了)
久しぶりの「すーちゃん」シリーズ。さわ子さんお父さんお母さん土田さんまで出てきた！
40歳になったすーちゃん、未だ独身。
今回のお話は、益田さんの作品にしては、かなり重たい内容でした。
土田さんのこと、さわ子さんのお母さん、お父さんのこと。
また、すーちゃんを、自分自身と重ねたり、娘と重ねたりして読みました。親目線で、すーちゃんには幸せになって欲しいなぁと思いました。
決して今のすーちゃんが幸せじゃないわけじゃないだろうけど。
次回は何歳のすーちゃんに会えるかな？

2020/03/02

すーちゃん40歳、保育園の調理師3年目。さわ子さん45歳、勤続22年、お母さんが入院。すーちゃん、好きだった人と3年ぶりに再会、一緒にごはん。病気の先輩にいのちのスープの差し入れ。父の急死。

40歳になってしまった…から始まる。けど、なってしまったって言いかたをやめる、しまった、しまったって生きていくのいやになっちゃった…と開き直る。