あきない世傳 金と銀(七) の商品レビュー
今回も、幸の才能は冴えていた。 そして、周囲に、幸を支える人が増えるのは、その人柄や姿勢ゆえなのだろうな。 様々な決めごとやしがらみのある商いの世界に、旋風を巻き起こしていく。 それにしても、あの人の名前が、また出てくるとは。 何かの前触れではありませんように。 それが、追い風と...
今回も、幸の才能は冴えていた。 そして、周囲に、幸を支える人が増えるのは、その人柄や姿勢ゆえなのだろうな。 様々な決めごとやしがらみのある商いの世界に、旋風を巻き起こしていく。 それにしても、あの人の名前が、また出てくるとは。 何かの前触れではありませんように。 それが、追い風となってくれることを願う。 続きは半年の我慢とは、あんまりだわー。 1冊の分厚い単行本であったとしても、一気に読み切る自信があるし。 待ってますよー。
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今回も面白かった! 五鈴屋の江戸での進撃。 地道にしっかり根を生やしていく江戸店。 知恵という畑を耕すという幸の言葉通り、考え考え考え抜いてあきないを大きくしていく様が本当に面白い。 後継問題とかもあるけれど、益々大きくなる五鈴屋が楽しみ。
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内容(「BOOK」データベースより) 大坂天満の呉服商「五鈴屋」の七代目店主となった幸は、亡夫との約束でもあった江戸に念願の店を出した。商いを確かなものにするために必要なのは、身近なものをよく観察し、小さな機会を逃さない「蟻の眼」。そして、大きな時代の流れを読み解き、商いに繋げ...
内容(「BOOK」データベースより) 大坂天満の呉服商「五鈴屋」の七代目店主となった幸は、亡夫との約束でもあった江戸に念願の店を出した。商いを確かなものにするために必要なのは、身近なものをよく観察し、小さな機会を逃さない「蟻の眼」。そして、大きな時代の流れを読み解き、商いに繋げる「鶚の目」。それを胸に刻み、懸命に知恵を絞る幸と奉公人たちだが―。ものの考え方も、着物に対する好みも大坂とはまるで異なる江戸で、果たして幸たちは「買うての幸い、売っての幸せ」を実現できるのか。待望のシリーズ第七弾!
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【あらすじ】 いよいよ江戸への進出を果たした「五鈴屋」だったが、「買うての幸い、売っての幸せ」への商売にするには、ものの考え方も、着物に対する好みも江戸と大坂では大違い。幸たちは江戸の人たちを観察しながら、知恵を絞り合うがーーー。 【感想】 最愛の夫の願いを叶えるべく、江戸に...
【あらすじ】 いよいよ江戸への進出を果たした「五鈴屋」だったが、「買うての幸い、売っての幸せ」への商売にするには、ものの考え方も、着物に対する好みも江戸と大坂では大違い。幸たちは江戸の人たちを観察しながら、知恵を絞り合うがーーー。 【感想】 最愛の夫の願いを叶えるべく、江戸にやって来た幸と奉公人たちの奮闘記です。 ここでも幸たちの人間味が縁を呼び、道を切り開いていきます。 今回は誰も亡くならなかったのが一番嬉しかったことかな。 今までの幸が辛いことばかりだったので、今回は幸せな気持ちだけで読めたのが嬉しかったです。 次も半年後かな?楽しみです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
確かに「みをつくし」を読んでいた頃に較べると 一気読みしづらい気持ちになる作品なんだけど それでも続きが気になって、読んでしまいます。 新キャラとして、指物師・和三郎さんの姉・お才さんと お才さんの夫・力造さんが登場。 また、亡き智蔵さんの友人で人形遣いである 亀三さんの伝手を使い、 幸たちが関わりを持つようになった 歌舞伎役者の菊次郎さんとお弟子の吉次さん、 人気役者の富五郎さん。 表紙の反物はおそらく作中に登場する江戸紫なのかな、と思いましたが……最後の場面で涙腺が緩んでしまい。 ついでに述べると、結ちゃんがやってきた場面でも涙腺が。 ただし、お竹どんと結ちゃんと離れてしまったお梅どんの寂しさが気になるところ……。 ああそうそう、惣次の存在も気になります。 惣次も歌舞伎辺りに関わっている気がするんだけど、どうだろう? 追記 お練りってどんな感じなのかしらと思い 近年のものを動画サイトで検索してしまいました。 今のとは趣も異なるでしょうけれども。
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