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きみの存在を意識する の商品レビュー

4.1

39件のお客様レビュー

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2024/09/14

ディスクレシアのひすい。 ディスグラフィアの心桜。 ジェンダーに悩む理幹…。 「生きにくさ」を抱える中学生の、連作小説。 * 痛い。 読んでいる間ずっと、チクチク、ヒリヒリと痛かった。 みんな、生きづらさを抱えて生きている。 「いい子」「いい人」でありたいと思い、 そんな自分に嫌...

ディスクレシアのひすい。 ディスグラフィアの心桜。 ジェンダーに悩む理幹…。 「生きにくさ」を抱える中学生の、連作小説。 * 痛い。 読んでいる間ずっと、チクチク、ヒリヒリと痛かった。 みんな、生きづらさを抱えて生きている。 「いい子」「いい人」でありたいと思い、 そんな自分に嫌気がさしたりしながら 摂食障害になる小春の章が、一番ヒリヒリした。 私も「いい人」症候群になっていると気づいていたから。 生きづらいのは私だけではない。 子どもだけではない。 生きづらいけれど、生きてようね。 一人、「生きてようね」ゲームをしてみる。 * 口を開けば悪口ばかりの娘と、高学年に進めたい。

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2024/08/03

自分の中で1番好きな小説です!!! 視点がどんどん変わっていき、この世の中ではこんな人もこんな悩みを抱えている人もいるのだなっと感じさせる物語で 一人一人どうやって生きていくかどう思ってるのかみたいなのが分かります 自分はこれを小説という観点で一番最初に読みました 読みやすくお話...

自分の中で1番好きな小説です!!! 視点がどんどん変わっていき、この世の中ではこんな人もこんな悩みを抱えている人もいるのだなっと感じさせる物語で 一人一人どうやって生きていくかどう思ってるのかみたいなのが分かります 自分はこれを小説という観点で一番最初に読みました 読みやすくお話的にも飽きないので小説読もうもしてる人にはオススメです!!

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2024/07/19

ディスクレシア(読むのが苦手)な子、性自認が「男」でも「女」でもない(戸籍上の)女子、漢字を書くことが苦手な子、里親制度で養子になった子、大人の言う「いい子」であることを自分に科す子、他人を弄るしかコミユニケーションが取れない子、過敏症が理解されずに怒りを爆発させる子、など様々な...

ディスクレシア(読むのが苦手)な子、性自認が「男」でも「女」でもない(戸籍上の)女子、漢字を書くことが苦手な子、里親制度で養子になった子、大人の言う「いい子」であることを自分に科す子、他人を弄るしかコミユニケーションが取れない子、過敏症が理解されずに怒りを爆発させる子、など様々な生徒がクラスの中にいます。 それぞれの生徒の視点から描かれる連作短編集です。 きっと、公立中学校には作品に描かれているように多様な生徒がいるのだろうと思います。 「普通」ってなんだろう、「当たり前」ってなんだろう、と読んでいるうちに何が正しいのかわからなくなり、改めて考えさせられる小説でもありました。 ただ、冒頭から出てくる担任が進める、「本を読んだ冊数を競う」という取り組みには、司書教諭として嫌悪感を抱きました。 本を多く読むことが正義ではありませんし、読書の仕方も様々であるはずです。もちろん、「多くの本を読む」ことは素晴らしいことではありますが、あくまでひとつの価値であってそれを他者に強制すべきではありませんし、この取り組みによって読書が苦痛に感じられるようになる生徒もいるでしょう。 フィクションとはいえ(そしてある種の「悪役」として描かれるキャラクターの言動であるとはいえ)、作品の立ち上がりでゲンナリするキャラが出てきたことで、作品を素直に楽しめなかった気もします。

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2024/06/27

誰しも得意不得意はある。大切なのはそれを認め合って助け合うこと。 そんなことを改めて気づかされる1冊でした。

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2024/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子どもが中学生になったらいいかな。いろいろな発達障害の子たちの連作短編集。小説という形だから伝わるものもあるかと。特にオチも何もなく、ちょっと文章表現に物足りないところもあるけど、著者の方の実体験があるためか、静かに胸を打つ感じ。

Posted byブクログ

2024/05/23

自分のことかなって一瞬ドキッとする場面があった。いつもバカやってるあの子はもしかしたらこんな気持ちだったのかも知れないと、日常を見直すきっかけにもなりました。自分らしくあることがいいと思わせてくれる本でした。

Posted byブクログ

2023/09/27

結論 いろんな人がいて いろんな考え方があるってこと。 印象が良くない人でも 話してみれば意外といい人かもしれない。 様々な視点から その人を見てみることが大切。 見た目や行動で 判断してはいけない。

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2023/08/28

読書会のため。 いやー読みづらかった。 どうしてだろうか。親切丁寧でわかりやすい描写なのに。 ステレオタイプと感じることが多かったからだろうか?キャラが大雑把に思えるからだろうか?

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2023/11/25

養子になった異性の弟は同級生。ディスレクシア、摂食障害、文字が書けない学習障害、化学物質過敏症等等。見かけからはわからない悩みを皆が抱えていて、一人悩む中学生達。 助けのヒントをくれる大人、子どもを自分の作品と言う親、思い通りに矯正しようとする先生、支えてくれる先生、こちらも様々...

養子になった異性の弟は同級生。ディスレクシア、摂食障害、文字が書けない学習障害、化学物質過敏症等等。見かけからはわからない悩みを皆が抱えていて、一人悩む中学生達。 助けのヒントをくれる大人、子どもを自分の作品と言う親、思い通りに矯正しようとする先生、支えてくれる先生、こちらも様々。 子供目線で書かれており、読んでいて暗くならないのは大きなプラスポイント! 作者の体験も下地になっているのでしょうか。中学生の悩みと解決のヒントになりそうな小説でした。 #中学生

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2023/03/19

「変な人」って思う人も その人の立場になってみればその人なりの考えに基づいた行動であって 事情があったりする 「知らない」とないことになってしまうから、みんな一生懸命に自己主張していいんだと思った 同じにできないことを隠したり黙って我慢するのがいいことじゃなくて 配慮する側だけ...

「変な人」って思う人も その人の立場になってみればその人なりの考えに基づいた行動であって 事情があったりする 「知らない」とないことになってしまうから、みんな一生懸命に自己主張していいんだと思った 同じにできないことを隠したり黙って我慢するのがいいことじゃなくて 配慮する側だけじゃなくて、配慮される側もされる側でいっぱい考えてるから

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