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木曜日にはココアを の商品レビュー

4.2

1345件のお客様レビュー

  1. 5つ

    511

  2. 4つ

    513

  3. 3つ

    226

  4. 2つ

    27

  5. 1つ

    7

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2024/04/21

ブクログユーザー様の本棚でよくお見掛けし、しかも皆様こぞってベタ褒めしている青山美智子さん。 そんなに良いの?ホントに?ホントにホントにホントに・・々々・・・(Ⓒ富士サファリパークのCM) と、前々から気になっていたので、満を持して(?)“青山さん入門書”的なこの作品を手に取って...

ブクログユーザー様の本棚でよくお見掛けし、しかも皆様こぞってベタ褒めしている青山美智子さん。 そんなに良いの?ホントに?ホントにホントにホントに・・々々・・・(Ⓒ富士サファリパークのCM) と、前々から気になっていたので、満を持して(?)“青山さん入門書”的なこの作品を手に取ってみました。 本書は川沿いの桜並木の側にある喫茶店〈マーブル・カフェ〉を始点とした、オムニバス短編12話が収録されております。 うん、普通にええ話でした~。 読みやすくて、各話の登場人物達が絶妙にリンクしているのも楽しいですね。 東京を舞台にした5篇とオーストラリア・シドニーを舞台にした7編の構成で、すべてのストーリーに“色”のタイトルがついているので、さながら12色のプリズムのようなキラキラした素敵な内容でございます。 私は、しょっぱい現実から逃避する為に読書をしているようなものなので、基本的にハートウォーミングなお話が大好きです。 ですので、本来なら本書も“大好物”な部類ですし、前述の通り“素敵な、ええ話”という感想は確かに持ったのですが・・なんていうか、こう・・“思ったより刺さらなかったなー”というのが本音だったりします。 何でだろう?ハードル上げすぎたかな・・? 恐らくなんですけど、文体がキラフワでポエミーすぎるっていうのが、ちょっとあるかな・・と(^-^;。 特に、最終話「恋文(White)」のラストの台詞には“寒い!逆に寒いよ!”と、つい思ってしまった自分に、“ここは、ほっこりするところだろうが!”と自分でツッコんでしまいました。 何だか、色々書いてしまいましたが、心温まって優しい気持ちになれる内容なのはホントなので、そうですね・・飲み物に例えるなら“ココア”のような作品かな~?ってことでw(´▽`;)ゞ 今度また、別作品にもチャレンジしてみようと思います~。 ところで、余談ですけど5話目「めぐりあい(Red)」で理沙さんのお相手の名前が、“ひろゆきさん”で、しかも終始ひらがなで“ひろゆき”と書かれていた為、どうしても“某論破王”の顔がチラついてしまった次第です~(もしかして、これが刺さらなかった理由か?( ゚д゚)ハッ!ツ)。

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2024/04/19

短編が1つに繋がっていく中で、人と人との不思議なつながりを改めて感じた本だった。 これこそ『縁』なんだろうな。 温かい気持ちになれた。

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2024/04/19

自分で考える自分、自分が考える相手、自分が考える周りの環境。それらは全て自分の側から見たもの。少し日常から離れ、客観的に見ると、違った面が見えてきて、苦しかったことが優しい気持ちに変わることもあること。そんなことに気がつける時間を持つことの大切さを、教えてくれた。連作短編の、謎と...

自分で考える自分、自分が考える相手、自分が考える周りの環境。それらは全て自分の側から見たもの。少し日常から離れ、客観的に見ると、違った面が見えてきて、苦しかったことが優しい気持ちに変わることもあること。そんなことに気がつける時間を持つことの大切さを、教えてくれた。連作短編の、謎ときではないけれど、発見もあり、とても楽しい作品。

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2024/04/16

12の短編が少しづつ繋がっていて、それぞれのテーマカラーがらあり、優しくほっこりと、一気に読んでしまいました。相関図を書きたくなる。さすが青山先生。久しぶりにココアを飲みたくなりました。 私的には各話が短すぎてサラッと流れてしまって、少し物足りない感じがしました。

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2024/04/16

登場人物がみんな温かくて、読み終わった後優しい気持ちになりました。自分の人生と他の人の人生は関わり合っているのかもしれない、と不思議な縁を感じる本でした。2度読んだら、「ここでこの人とこの人も繋がっていたんだ!」と新たな発見がありました。

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2024/04/14

人と人とが一冊を通して繋がっていくお話し。自分の近しい人でも色んな人と出会っていて、色んな所に繋がっているんだな。自分の元気が出るお気に入りの場所を探したくなる。

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2024/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

217ページ 4月6日〜4月6日 必ず木曜日に来て、同じ席でココアを頼み、エアメールを書くその人を『ココアさん』と呼んでいた。ある木曜日、いつものようにやって来たココアさんは、涙をこぼしていた。人知れずがんばっている人たちを応援する、一杯のココアから始まる温かい12色の物語。 短編集だけど、主人公がリレーするように少しずつ重なりながらも、違う世界を見せてくれる。読みやすく、どこと誰と繋がるのだろう、とワクワクする感じもあった。名前も知らないお客さんを『ココアさん』と名付けて呼んでいた彼もまた、彼女から『ココアさん』と呼ばれていたことが最後にわかり、ほんわかとする。

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2024/04/12

『お探し物は図書室まで』で癒され、青山さんの作品をもっと読みたくなり購入。 12の短編から成る心温まる連作短編。1つ1つの話が短くテンポがいいのもページの余白も心地よく、疲れた心に沁みわたる。 家事育児が上手くいかない自分と重ねたり、結婚相手とおじいちゃんおばあちゃんになって...

『お探し物は図書室まで』で癒され、青山さんの作品をもっと読みたくなり購入。 12の短編から成る心温まる連作短編。1つ1つの話が短くテンポがいいのもページの余白も心地よく、疲れた心に沁みわたる。 家事育児が上手くいかない自分と重ねたり、結婚相手とおじいちゃんおばあちゃんになっても仲良くいたいなと思わされたり、手書きの手紙ってやっぱりいいよねと手紙を書きたくなったり、お気に入りのカフェを見つけてみたくなったり。 「きっと知らずのうちに、わたしたちはどこかの人生に組み込まれている。」これは忘れずにいたいなと思う。 個人的に好きな木曜日×個人的に好きなココアがついたタイトルで、表紙の写真もかわいいし、カバーの質感もとっても好きで、読む前からもうずっと本棚に置いておきたい、と思っていたが、読了後も変わらずそうしたいと思える一冊。 続編は、また心が疲れたときに取っておこう。

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2024/04/11

3月まで仕事が忙しすぎて心も体も疲れ切っていて、やっと少しだけ合間の休息が取れてる時期。本を読みたいけど、時間がなさすぎてand毎日頭を使いすぎて読む気力も湧かない…という状況から少し脱し始めて、少しずつまた本を読めるようになってきたいま「お探し物は図書室まで」での読書体験がもう...

3月まで仕事が忙しすぎて心も体も疲れ切っていて、やっと少しだけ合間の休息が取れてる時期。本を読みたいけど、時間がなさすぎてand毎日頭を使いすぎて読む気力も湧かない…という状況から少し脱し始めて、少しずつまた本を読めるようになってきたいま「お探し物は図書室まで」での読書体験がもう一度欲しくなって手に取った本。青山さんの本はヒーリング効果があると思います。読み始めて4時間ほどで一気読みして、心がポカポカしている感じ。 一遍一遍に繋がりを持たせた、短編集のようなひとつの作品。いろいろな立場の人が、それぞれの立場で何かに気づく話は、疲れ切った心に染みます。相対的に3にしているけど、次の抹茶本も買おうとすぐさま思ったし、優しく癒される本なことは間違いなし。また読書に埋もれたい〜と思いわせてくれる一冊でした。

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2024/04/09

互いに「ココアさん」と呼び合う関係が凄く良い。数珠繋ぎのように、それぞれの登場人物の物語が展開する連作短編集。どの話も温かでほっとするような話ばかりで、心が洗われるようだった。

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