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木曜日にはココアを の商品レビュー

4.2

1345件のお客様レビュー

  1. 5つ

    511

  2. 4つ

    513

  3. 3つ

    226

  4. 2つ

    27

  5. 1つ

    7

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2020/07/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【内容】 僕が働く喫茶店には、不思議な常連さんがいる。必ず木曜日に来て、同じ席でココアを頼み、エアメールを書く。僕は、その女性を「ココアさん」と呼んでいる。ある木曜日、いつものようにやって来たココアさんは、しかし手紙を書かずに俯いている。心配に思っていると、ココアさんは、ぽろりと涙をこぼしたのだった。主夫の旦那の代わりに初めて息子のお弁当を作ることになったキャリアウーマン。厳しいお局先生のいる幼稚園で働く新米先生。誰にも認められなくても、自分の好きな絵を描き続ける女の子。銀行を辞めて、サンドイッチ屋をシドニーに開業した男性。人知れず頑張っている人たちを応援する、一杯のココアから始まる温かい12色の物語。 【感想】 誰一人、悪い人が出て来ず、 ほっこりした、それこそココアを飲んだ後のような気持ちになれた(タイトルはそのような効果を意図したものではないが)。 登場人物は一般人だけど、 個性豊かというか、自分に合った、 それこそ天性の仕事や生き方をしていて、 いったい自分はどうなんだろう、 特に今の仕事は自分に合っているのかな、 と不安になったりもしたけれど。 自分を見失わないように、 良いと思った瞬間を憶えておきたい。

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2020/07/22

題名がココアというだけあってなのか、本当に心があたたまる優しい可愛いお話ばかりの短編集。 短編だけど少しづつつながりがあって、話が進むに連れて色んな繋がりが解っていく。全ての話が最終話の恋文までの前振りだったかのようで最後とっても良かった。 年甲斐もなくキュンとなった。

Posted byブクログ

2020/07/21

なんだかすごく優しい気持ちになります。 自分なんて…って思う時もあるけどこのお話のように自分もちょっとしたことが何かの役に立っているのかもと思うと楽しいなって思いました。 本当にココアみたいなお話です笑

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2020/07/17

短編だけど話がどこか繋がっていて、次はどの人だろうってワクワクする。何度読み返しても飽きなそうな優しい本。

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2020/07/17

人と人との繫がりの輪。クルッと巡って始めにつながって。それぞれの登場人物がハッピーで、読んでる私までハッピーになれる、そんなお話でした。

Posted byブクログ

2020/07/15

さらっと読めてしまう。 こういうオムニバス形式?で登場人物がつながってるものは時々読みたくなる。 途中この人前に出てたっけ?って登場人物の名前をあんまり覚えてないから遡ってしまったけど。 終わり方にほっこり。

Posted byブクログ

2020/07/15

ほっこり優しい連作短編集。 ちょっと登場人物が繋がりすぎてくどいけど。 まぁ、気楽にかわいい本です。

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2020/07/13

 すらすら〜っとすぐ読めました。  4の聖者の直進〜6の半世紀ロマンスがすきだったなあ。  人とのつながりって素晴らしい。この人だと思えた感性を持つ人は、異性であれ同性であれ大切にしていかないといけない。  必ず返ってくると信じられる文通っていいなあ。  「道がまっすぐかど...

 すらすら〜っとすぐ読めました。  4の聖者の直進〜6の半世紀ロマンスがすきだったなあ。  人とのつながりって素晴らしい。この人だと思えた感性を持つ人は、異性であれ同性であれ大切にしていかないといけない。  必ず返ってくると信じられる文通っていいなあ。  「道がまっすぐかどうかというよりも曲がりくねった道をまっすぐ歩こうとしてるならいいんじゃないかな」p77  正しい謙虚さというのは正しい自信だし、本当のやさしさは本当のたくましさじゃないかしら。p117

Posted byブクログ

2020/07/11

1つの話に出てくる登場人物が次の主人公として描かれる数珠つなぎの短編集です。 1つ1つが優しく温かいストーリーで、帯にもある通り心がデトックスされました。 特に日々を忙殺されて張り詰めている方にお勧めしたいです。

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2020/07/08

「一杯のココアから始まる東京とシドニーをつなぐ12色のストーリー」と、あらすじにあるが、200ページ程度の作品で12章は多すぎて作品に没入できないし、登場人物も多すぎる。単純な喫茶店小説のほうがよかったのでは?

Posted byブクログ