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危険なビーナス の商品レビュー

3.6

229件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    89

  3. 3つ

    89

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    3

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2021/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公 伯朗の前に現れたのは 異父兄弟の弟の妻を名乗る楓だった。 彼女は、数日前から夫が行方不明だという。 伯朗は数年前に縁を切った 異父兄弟の父を尋ねるべく矢神家に訪れる。 しかし、父親は末期癌のため、意識がほとんど無く、話は、矢神家の相続権の話へ発展する。 伯朗と楓は、身内に弟の誘拐犯がいるのではないかと警戒しながら、矢神一族と接していく。 2人は一族と矢神家の部屋の中を拝見しながら ある絵にたどり着いた。 それは、サヴァン症候群の人が描いた優れた絵画であることが後程わかる。 そして、その絵画が、後ほど、行方不明の弟を探すヒントになりうることがわかる。 行方不明の弟と突如現れた 弟の妻と名乗る楓の謎は、後半になるにつれ、解き明かされていく。

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2021/05/27

オチがなかなかに好みでした。 面白いキャラクターが揃ってた。想像力をフルに働かせた。これは推理というより、三十路のおっさんの恋物語か。初めは好きになれなかった主人公も、最後には多少なり好きになってた。振り回される姿がダサくて可愛い。あらすじも帯も実写化の顔触れも、敢えて見ずに物語...

オチがなかなかに好みでした。 面白いキャラクターが揃ってた。想像力をフルに働かせた。これは推理というより、三十路のおっさんの恋物語か。初めは好きになれなかった主人公も、最後には多少なり好きになってた。振り回される姿がダサくて可愛い。あらすじも帯も実写化の顔触れも、敢えて見ずに物語を読み進めたのは正解だった。先入観に囚われて読んでしまうのを阻止できた。読了後改めて見てみるとやはりそういう物語だったんだな、と。

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2021/05/22

疎遠だった義弟の妻だという女性が訪れる。帰国直後に義弟が行方不明となり、死期間近な資産家の義父の見舞いに連れ添ってほしいと。画家だった実父が晩年に描いていた幾何学的な細密画の記憶、医者だった義父の動物実験、遺産分配の親族会議。 超サイエンス的な謎も、ほんとに可能?とも思える潜入...

疎遠だった義弟の妻だという女性が訪れる。帰国直後に義弟が行方不明となり、死期間近な資産家の義父の見舞いに連れ添ってほしいと。画家だった実父が晩年に描いていた幾何学的な細密画の記憶、医者だった義父の動物実験、遺産分配の親族会議。 超サイエンス的な謎も、ほんとに可能?とも思える潜入捜査もありますが、長年の謎も過去の事件もきれいに解決されて、めでたしめでたしでした。

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2021/05/03

面白い。伏線を最後にきれいに回収するあたりは、安定してると思った。東野圭吾好きにはたまらない一冊でした。

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2021/04/29

主人公「手島伯郎」の弟、その嫁といい登場した「楓」。思わせ振りな態度に引かれつつ、矢神家の 相続に巻き込まれていく、様々な謎解きに引き込まれた。結末は何だか薄々分かっていたような、騙されたような爽快な感覚を得ました。

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2021/04/07

タイトルから悪女に振り回される物語かなと思ったけど。 家族関係、家系、そして事件と。 様々な要素が絡みつつもライトに読めた作品でした。 振り回されるというのは違ってはいなかったけど。 事件の真相というよりは複雑に絡んだ名門の家庭事情。 それがこの物語の全体だったかな。 ラストは落...

タイトルから悪女に振り回される物語かなと思ったけど。 家族関係、家系、そして事件と。 様々な要素が絡みつつもライトに読めた作品でした。 振り回されるというのは違ってはいなかったけど。 事件の真相というよりは複雑に絡んだ名門の家庭事情。 それがこの物語の全体だったかな。 ラストは落ち着くところで落ち着いたのかなとも。

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2021/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後ジェットコースターみたく真相が明かされてく感じがたまらんっ! 獣医師の伯朗の元に突如現れたのは、異父兄弟の明人の妻と名乗る楓 明人が失踪したため伯朗に手助けを求める楓だったが、原因を探るにつれ 母の2度目の嫁ぎ先である矢神家の相続問題が絡んでたり、伯朗の実の父が生前に描いた絵が後天的サヴァン症候群によるもので世紀の大発見に繋がるものかもしれんかったり、だんだん色んなことが繋がり始めて。。 結局伯朗の母の死には母の妹順子の夫が絡んでて、父が描いた絵を守りたいvs処分したいの取っ組み合いの末に起きたものだった〜ってオチと 楓は明人の妻じゃなくて、監禁されそうになってた明人を守るべく囮として潜入捜査してた警察だった〜ってオチ 最後まで分からず!流石!

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2021/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったけど、結末がガッカリ 潜入捜査なんて日本ではないじゃない ラブストーリーじゃなくミステリーなんだろうけど…明人と蔭山さんもっと出てこいよ! 最後は蔭山さんでしょ!? 主人公かっこよくない

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2021/03/15

主人公は獣医を営む伯郎。 ある日、伯郎の元に弟、明人の妻を名乗る楓が現れる。 楓に惹かれ、失踪した明人の行方を共に探す事になった伯郎。 主人公の伯郎に全く魅力を感じず、共感出来る人物もいなかったせいか、正直面白いと思える作品ではなく、久々の新作に期待し過ぎていたせいもあり肩...

主人公は獣医を営む伯郎。 ある日、伯郎の元に弟、明人の妻を名乗る楓が現れる。 楓に惹かれ、失踪した明人の行方を共に探す事になった伯郎。 主人公の伯郎に全く魅力を感じず、共感出来る人物もいなかったせいか、正直面白いと思える作品ではなく、久々の新作に期待し過ぎていたせいもあり肩すかし感があった。 終盤のオチには少し驚きがあったものの、読後の満足感は得られませんでした。 次作に期待。

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2021/03/14

ドラマ化された東野圭吾作品。 独身獣医の伯朗のもとに、弟の明人の妻・楓から電話がかかってきた。楓は、明人が失踪したといい、伯朗に手助けを頼む。 原因は明人が相続するはずの莫大な遺産なのか。調査を手伝う伯朗は、次第に楓に惹かれていくが。。。 軽い。 主人公の伯朗がの性格が、真面...

ドラマ化された東野圭吾作品。 独身獣医の伯朗のもとに、弟の明人の妻・楓から電話がかかってきた。楓は、明人が失踪したといい、伯朗に手助けを頼む。 原因は明人が相続するはずの莫大な遺産なのか。調査を手伝う伯朗は、次第に楓に惹かれていくが。。。 軽い。 主人公の伯朗がの性格が、真面目ではあるのだが軽い。一昔前のトレンディドラマの脇役みたいである。 ヒロイン的な立場の楓もしかり。 最後に楓が何者なのか判明するが、それも含めてちょっとリアリティが欠け過ぎな気がする。 扱っている『後天性サヴァン症候群』『フラクタル図形』『ウラムの螺旋』あたりの話がとても興味深いだけに 話の軽さがどうしても残念でならない。 もっとシリアスベースの話にしてもいけたのでは…と思う。もしかしたらドラマ化の話が先にあったのかもしれないが。 ラスト付近で明かされる禎子の死の真相もちょっとアッサリし過ぎというか、そんな杜撰な感じでいいのか…という思い。 研究者にとっての大事なもの、みたいな部分も含めた話だとは思うのだが、警察は何やってたんだろうか。 個人的には東野圭吾にはもう少しどっしりした作品を書いて欲しいと感じる。 面白いことは面白い。

Posted byブクログ