ケーキの切れない非行少年たち の商品レビュー
正直、一周では読み解ききれなかった。 実例を読むほど、なぜ?と考えてしまう自分がいて、理解しようと読むと難しかった。 ただ、理解に苦しむほど生きることへ息苦しい人たちがたくさんいるのが事実なのだと知ることができた。
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非行少年の中にかなりの割合存在する知能が低め(根本的な見る聞く力からして弱いそれが元凶)の子供たちに関する理解を深める本。子供と触れ合う機会のある人、ない人も必読。
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たくさんの誘惑や他者の価値観、不安定な自分自身との闘いを強いられる子ども(大人も同じだが)を、適切な教育と支援のもとに成長を促すことの難しさを痛感した。 誰もが非行少年になりえたんだ。そうなりえてしまう「環境」を子ども自身は選択できない。だからこそ、大人が与える環境が最終的に社会...
たくさんの誘惑や他者の価値観、不安定な自分自身との闘いを強いられる子ども(大人も同じだが)を、適切な教育と支援のもとに成長を促すことの難しさを痛感した。 誰もが非行少年になりえたんだ。そうなりえてしまう「環境」を子ども自身は選択できない。だからこそ、大人が与える環境が最終的に社会の善悪に直結してしまう。 また筆者は自己を適切に知ることの大切さを訴えていたが、これは僕自身においても改めて考える必要がある。本書に書かれている「教育」へのアプローチは、子どもだけではなく、全ての人が自分自身と他人関係において、考慮してもいいのではないか。
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想定と違ったが勉強になった 非行少年は、教育が行き届いていないから ケーキが切れないのかと思ったが 認知機能などの歪みによる非行という 健常者?ではなかなか感じられない内容だった コグトレは、簡単で短時間で出来そうなので 様々な場所で役立てそうと感じた 大人でもうまく出来ない...
想定と違ったが勉強になった 非行少年は、教育が行き届いていないから ケーキが切れないのかと思ったが 認知機能などの歪みによる非行という 健常者?ではなかなか感じられない内容だった コグトレは、簡単で短時間で出来そうなので 様々な場所で役立てそうと感じた 大人でもうまく出来ない人は多そう
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一時期話題だった本。凶悪事件には加害者側の認知の歪みが根底にあり早期発見、ケアがなされていないことに問題ありとのこと。
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最近どうもなぜわかり合えないのか?と思う事があったのでこの本を読んでみた。それは知能…?とかぼんやり考えていたけど、認知機能の弱さという観点はわかりやすかった。とても興味深い。しかしそれの大元には知的障害や境界知能の問題や学校で救えなかった少年たちがいると言うのはなかなか衝撃だし...
最近どうもなぜわかり合えないのか?と思う事があったのでこの本を読んでみた。それは知能…?とかぼんやり考えていたけど、認知機能の弱さという観点はわかりやすかった。とても興味深い。しかしそれの大元には知的障害や境界知能の問題や学校で救えなかった少年たちがいると言うのはなかなか衝撃だし、そう言った人達が犯罪に手を染めてしまう事については絶望しそうになるな。ただそれをレポートするだけではなくそう言った世界に飛びこみ手を差し伸べようとする著者の姿は素晴らしいなと思った。カバーに芸能人が「激ハマりした」ってアオリがあったが最高にミスリードでこれはハマるなんて表現が当てはまる本ではない。宣伝のためとはいえクソ。
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教育現場において対人関係や対人マナーを学ぶための授業がないことに疑問を持っていました。そんなことは学校生活や日常生活の中で自然に培われるものだと言われればそうかもしれませんが、運動や勉強ができなくてもいいから最終的にはコミニュケーション能力が大切。というのはかなり矛盾したことだと...
教育現場において対人関係や対人マナーを学ぶための授業がないことに疑問を持っていました。そんなことは学校生活や日常生活の中で自然に培われるものだと言われればそうかもしれませんが、運動や勉強ができなくてもいいから最終的にはコミニュケーション能力が大切。というのはかなり矛盾したことだと思ってしまいます。子どもたちがこれからの社会を生き抜いていくためにしっかりと授業に取り入れたり、何か活動をしていかない限り苦しんでいる子どもたちはな救われないと思いました。また大人でも息苦しさを感じる世の中なら世の中を作っている大人たちが行動を起こさない限り、変わっていかないのかなと感じました。とても勉強になる一冊でした。
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以前から読みたかった本。 いわゆる社会に出て生活している人と比べると、非行少年たちは”世界の見え方が違っている”というのが、今までの私の思考にはない表現で驚いた。 この本に登場する非行少年たちは、私たちの想像を絶するほど生きづらさを感じていて、本の中に登場する模写テストやケーキを...
以前から読みたかった本。 いわゆる社会に出て生活している人と比べると、非行少年たちは”世界の見え方が違っている”というのが、今までの私の思考にはない表現で驚いた。 この本に登場する非行少年たちは、私たちの想像を絶するほど生きづらさを感じていて、本の中に登場する模写テストやケーキを分けるテストの図を見ると一目瞭然だった。犯罪行為は許されるものではないけど、「ああ、なるほど、これは生きづらいな、辛かっただろうな、犯罪行為の反省を強いられるのもストレスだっただろうな。」と思った。
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他人を通してしか自分を知ることはできない。 融通の利かなさ、非行に走ることと脳の腫瘍や劣化をはじめとした傷は相関関係がある場合もある。 自分を俯瞰して見れないという特徴もまま見られる。 加害者の中には多く、体罰や虐待を受けた者が多かった。
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発達障害グレーゾーンで運動も勉強も苦手で不器用、だからいじめの被害に遭いやすく、全く関係のない人を傷つけ、被害者から加害者になる…。 犯罪を起こした子どもを憎むだけでは悲劇は無くならない。 私に出来ることはないか、考えさせられる。
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