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鎌倉うずまき案内所 の商品レビュー

4.2

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    61

  3. 3つ

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2023/11/05

読み進めていくうちに、これって時間が戻ってるんだ、時代を遡ってるんだ、って遅ればせながら気がつきました。 なかなかないパターンですね。 登場人物が若くなって行って、ようやくあの人がこの人かと繋がる… 最後の章がとても感動的 青山美智子さんの話がファンタジーな部分が多いのは、こうい...

読み進めていくうちに、これって時間が戻ってるんだ、時代を遡ってるんだ、って遅ればせながら気がつきました。 なかなかないパターンですね。 登場人物が若くなって行って、ようやくあの人がこの人かと繋がる… 最後の章がとても感動的 青山美智子さんの話がファンタジーな部分が多いのは、こういう理由なのかもというのも、最後の章でわかりました。 うずまきって、奥が深いですね 人生はうずまきの螺旋階段を登っているようだというのも、素敵だなあと思いました。 鎌倉で生きる人たちの、それぞれの人生が螺旋階段で交差したり触れ合ったり、そしてこんな温かい物語が生まれる、迷ったらうずまき案内所に辿り着きたいですね

Posted byブクログ

2023/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

安定の青山さん。 「鎌倉うずまき案内所」へ入って行くくだりがちょっと長いかなと思ってしまったが、最後の「ソフトクリームの巻」はとても良かった。 「何かを残すためじゃなくて、この一瞬一瞬を生きるために生きる」 「蚊取り線香の巻」の折江さんの言葉も良かった。 「どんな立派なポストについている人にだって、どんな偉業を成し遂げた人にだって、生活がある。人の一日って、出発点も終着点も、結局は台所とか、風呂とかトイレ。どこで誰といても、いなくても。」 なんかぐっときて、キッチンを掃除した。 年表も圧巻で、いろいろ見返してしまう。 さすが青山さん。

Posted byブクログ

2023/10/21

悩み、迷っている主人公等が鎌倉うずまき案内所に辿り着き、そこで得たヒントをもとに悩みや迷いから抜け出していく短編集。 短編一つごとに時代は遡っていて、登場人物の繋がりが感じられる。 どの短編も展開の仕方は共通しているので、安心して読むことができた。それだけでなく、前の短編で少し...

悩み、迷っている主人公等が鎌倉うずまき案内所に辿り着き、そこで得たヒントをもとに悩みや迷いから抜け出していく短編集。 短編一つごとに時代は遡っていて、登場人物の繋がりが感じられる。 どの短編も展開の仕方は共通しているので、安心して読むことができた。それだけでなく、前の短編で少し出てきた登場人物の過去を他の短編で知ることで物語の奥行きが広がったり、繋がりに気づいときのワクワク感もあった。 「うずまき」がモチーフになっていることが、各短編のキーアイテムはうずまき状のものである、主人公等は皆ぐるぐる思い悩んでいる、人生を螺旋階段に例えている、といったように至るところで感じられ、それが徹底されているのが良いなと思った。

Posted byブクログ

2023/08/30

(2023/8/30読了) 青山美智子さん4作目で、やっと面白い本に出会えた。 自己啓発本っぽいところは変わらないけど、ファンタジーが入ってて。可愛らしいキャラクターの内巻外巻さんもイイ味出している。 各章が、2019年でスタートしてから、6年ごとに遡っている。この6も渦巻きを意...

(2023/8/30読了) 青山美智子さん4作目で、やっと面白い本に出会えた。 自己啓発本っぽいところは変わらないけど、ファンタジーが入ってて。可愛らしいキャラクターの内巻外巻さんもイイ味出している。 各章が、2019年でスタートしてから、6年ごとに遡っている。この6も渦巻きを意識しているのかな。 同じ人物が登場して、これも伏線というのか? この辺りの書き方が、あまり効果的ではないかなと感じた。上から目線で申し訳ないけど。

Posted byブクログ

2023/08/20

裏表紙に書かれているように「気づくこと」でやさしく強くなる物語でした。 読了後、特に心に残ったのは『古本屋って本たちの輪廻であふれてるよね』というセリフと『人生ってまっすぐな道を歩いていくんじゃなくて、螺旋階段を昇っていくようなものなんだなって。お互いの曲線がそっと近づいたり重な...

裏表紙に書かれているように「気づくこと」でやさしく強くなる物語でした。 読了後、特に心に残ったのは『古本屋って本たちの輪廻であふれてるよね』というセリフと『人生ってまっすぐな道を歩いていくんじゃなくて、螺旋階段を昇っていくようなものなんだなって。お互いの曲線がそっと近づいたり重なったりするときに人は出会うものだし・・・・・・・』というセリフの部分でした。

Posted byブクログ

2023/08/20

自分の進む道に迷った人に勧めたい本。 読みやすくて、あっという間に読了。 が、あれこの人って?ともう一度読み直してしまうワクワク感のある心温まる作品。

Posted byブクログ

2023/08/07

連続短編集。6年ずつ遡って書かれてて、あの人昔はこうやったんやとか、あの人の未来はこうか、とか読んでは前の章を見返した。ぐるぐる迷ってる、はぐれてる、時は私もこの案内所に辿り着きたい。解決策を示す訳でもなく、きっかけを与えてくれるのが優しい。好き

Posted byブクログ

2023/08/07

平成を6年ずつ遡る6編。 それぞれの時代の懐かしいものがこれでもかと出てくる。 そしてお決まりの連作リンク。 期待どおりの心地よい読書でした。

Posted byブクログ

2023/07/12

読みながら何度も前のページを振り返ってしまいました。黒祖ロイドさんの正体が分かった時にもう一度最初から読みたくなります。 個人的に男の子を育てている母として、つむじの巻が泣けました。

Posted byブクログ

2023/06/25

大好きな青山さんの鎌倉を舞台にした不思議な短編集。 「はぐれましたか」と「うずまき」がキーワードです。大人の童話のようで、中学生が主人公の話もあります。短編だけれども繋がりがあるのも、読み進める楽しみの一つです。

Posted byブクログ