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鎌倉うずまき案内所 の商品レビュー

4.2

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    61

  3. 3つ

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2019/12/29

話は、空想の鎌倉うずまき案内所に紛れ込んだ人たちの話がどんどん過去に遡っていく短編で、ほっこり幸せな気分になれる本だった。また、登場人物が過去に遡りつつ、交錯して、ネタを回収していくので面白い。時代遡り型「いだてん」ただ、形式化された文章が本としてまとめて読むと冗長的。

Posted byブクログ

2019/12/28

ぐるぐる話は遡っていく。微妙に登場人物もぐるぐる絡み合う。 各章の主人公は、アンモナイトの啓示で良い道を選んでいく。 なかなかリズムに乗れず、刻んで読んでたから、余計に登場人物たちの関係を思い出す為戻ったりして、時間かかった… 最終章が良かった。

Posted byブクログ

2019/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りたもの。 双子のおじいさんとなぜかアンモナイトが待っている「鎌倉うずまき案内所」。平成を6年ごとにさかのぼりながら、6人の悩める人びとが「気づくこと」でやさしく強くなる――。うずまきが巻き起こす、ほんの少しの奇跡の物語。 今年読んだ中で一番面白かった! 様々なものから「はぐれた」人が迷い込む「鎌倉うずまき案内所」。 双子の内巻さんと外巻さんの「ナイスうずまき!」がいいね~。 仕事、子育て、結婚、友達付き合い…幅広い年代のそれぞれの悩みがあって、誰でもどれか一つは共感できそう。 【2013年 つむじの巻】が一番印象深かった。近い将来、同じような状況になったとして…私もちゃんと応援できるだろうか。 『私が、私たちが、決めることを許されたものがあるとしたらたったひとつ、名前くらいだ。』 『いつからだろう。みんなと同じじゃないと不安になったのは。普通のことを普通にしてくれればいいと思うようになったのは。』 平成を振り返りながらすすんでいくので、消費税やその時流行りの芸能人、「笑っていいとも」の放送終了など懐かしさもたくさん。 それぞれの登場人物がいろいろなところで繋がってるのも読んでて楽しかった。 黒祖ロイドは男だとミスリードしてて(私だけか?)、女性だとわかった時は「うわー!」ってなった。確かに「ん?」って所もあったんだよね。

Posted byブクログ

2019/11/01

本当に、読み終わると 最初から読み直したくなる。本当に。つむじの巻·····ジーンときたな。いろいろな登場人物があとから繋がっていたとわかる。他の本も読んでみよう。

Posted byブクログ

2019/10/18

悩み迷っている人だけがたどりつくうずまき案内所。 ナイスうずまきと言われて、私も所長から助言とお助けアイテムを教えて欲しい。何と云われるだろうか。 みんな、悩みながらいきている。 でも、今この瞬間を大切に、地に足をつけたり、自分の信念とまでいかなくても、心の立ち位置を大事にしな...

悩み迷っている人だけがたどりつくうずまき案内所。 ナイスうずまきと言われて、私も所長から助言とお助けアイテムを教えて欲しい。何と云われるだろうか。 みんな、悩みながらいきている。 でも、今この瞬間を大切に、地に足をつけたり、自分の信念とまでいかなくても、心の立ち位置を大事にしながら生きていこうとしている。 見習わないとなあと、励まされる。 連作短編ですが、回が進むにつれて、時が戻っていく。あちらこちらに、人が繋がっていき楽しい。

Posted byブクログ

2019/10/08

タイトルに「鎌倉」とありますが、 鎌倉の匂いがしない本でした。 古本屋さんも登場しますが、生活感も感じられない 描写です。ななめ読みして投了で返却です。 ごめんなさい。

Posted byブクログ

2019/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「平成」という時代を6年ごとに遡りながら、悩める人々が緩やかに繋がっていく連作短編集。 仕事や結婚等について、誰しも理想の人生を何となく思い描いているだろう。 けれど人生とは、目も前に広がる一本道をただ真っ直ぐに歩いていけばいい訳ではない。 道は時に二股に分かれていたり、くねくね曲がっていたかと思うと、その場をぐるぐる回っていたり、とその時々で悩みは尽きない。 そんな悩みのループにはまってしまった人々に対し、一つの答えを教えるのではなく、ヒントを出して自分で気付くよう導いてくれるところが読んでいてとても心地好かった。 自分で気付いた方が納得もいくし、その後の歩みにも繋がるはず。 読み終えた後すぐにもう一度読みたくなる(というより、一度だけではちょっと混乱してしまう?)読み手も螺旋階段をぐるぐる回ったような気分にさせてくれる作品だった。 二度目を読み終え、登場人物達の深い繋がりを再確認した後、「平成」という一時代を渡り終えた満足感で一杯になった。 「ナイスうずまき!」

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2019/09/01

面白かった。一度目によんだときは、最後2編くらいでかなりはまり、これは、もう一度読まなければと思い、読んでいったら、繋がる繋がる、こんなところにあの人が…という感じですべてが繋がって行く。人物が繋がるだけでなく、その人が大事にしていた言葉や思いもちゃんと描いてある。平成という時代...

面白かった。一度目によんだときは、最後2編くらいでかなりはまり、これは、もう一度読まなければと思い、読んでいったら、繋がる繋がる、こんなところにあの人が…という感じですべてが繋がって行く。人物が繋がるだけでなく、その人が大事にしていた言葉や思いもちゃんと描いてある。平成という時代をいろんな人がいろんな出来事の中でいろんな思いを生きてきたんだな…と、実感し、しみじみしました。明日から、私も自分なりに生きていこうと思えました。

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2019/08/15

「ナイスうずまき!」 人から見たら他愛のない悩みを誰しもが抱えて生きている。 そんな時に出合う「鎌倉うずまき案内所」。所長が藍甕に入っていくと、その人の助けとなるアイテムが浮かんでくる。そして、そっとその人の背中を押してくれるのだ。 私も呼んでほしいかもしれない。と思いつつ、...

「ナイスうずまき!」 人から見たら他愛のない悩みを誰しもが抱えて生きている。 そんな時に出合う「鎌倉うずまき案内所」。所長が藍甕に入っていくと、その人の助けとなるアイテムが浮かんでくる。そして、そっとその人の背中を押してくれるのだ。 私も呼んでほしいかもしれない。と思いつつ、今、何にうずまいているのかもわからないくらい、心も頭もこんがらがっている気がする。今、必要なことは、ゆっくり、自分をューニングすることだってわかっているから、呼んでもらえないかな。 いい物語と時間を過ごせた。

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2019/08/12

よく人と人の繋がりとか 親子代々受け継がれる繋がりとか 強い絆って雰囲気で語られるけど 確かにそうなんだろうけど なんだか直線的で 私的にはしっくり感じられない そんな部分もありました 今回この本を読んで 螺旋的に繋がっていく物語 螺旋が並行的にある状態 別々の軸に螺旋があって ...

よく人と人の繋がりとか 親子代々受け継がれる繋がりとか 強い絆って雰囲気で語られるけど 確かにそうなんだろうけど なんだか直線的で 私的にはしっくり感じられない そんな部分もありました 今回この本を読んで 螺旋的に繋がっていく物語 螺旋が並行的にある状態 別々の軸に螺旋があって 接触している時 離れている時 また接触する時がやってくる そんなイメージができる この物語で自分が感じている 繋がっていく感じが スッと気持ちに入ってきました 血の繋がりでも強いとは限らない 時間を開けてみると うまく繋がっていく関係 そう思うと気持ちも楽になり もっと自分の世界も広がって とらえられる気がしてきました

Posted byブクログ