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アーモンド の商品レビュー

4.1

596件のお客様レビュー

  1. 5つ

    184

  2. 4つ

    245

  3. 3つ

    125

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    3

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2024/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感情を普通に感じることができないユンジェ。 いろいろな人と関わることで、感情を知ろうとする。 ゴニやドラなどと関わることでいろいろなことがあったが、人と関わろうとしたこと、いろいろな人から愛を受けたことで、最後には感じることができるようになってきたので良かったのかなと思う。 こゴニやドラやお母さん、愛してくれる人たちとこれから感情を育んでいくんだろうな。

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2024/07/26

夢中で読んでしまった。出てくる人たちがとても気になってしまって。さまざまなことを感じ取れること、感情は当たり前ではないのだな。そのことに驚いた。そして、感情を共有できないことの不自由さや、感情のなさの危険さは、生きづらさであり、命に関わる問題なのだ。本当に、いろんな人がいるなぁ。...

夢中で読んでしまった。出てくる人たちがとても気になってしまって。さまざまなことを感じ取れること、感情は当たり前ではないのだな。そのことに驚いた。そして、感情を共有できないことの不自由さや、感情のなさの危険さは、生きづらさであり、命に関わる問題なのだ。本当に、いろんな人がいるなぁ。人を簡単には理解できないことをちゃんと知っていたいと思う。 愛の可能性についても、考えさせられた。私は家族を愛せているのだろうかと。愛があれば、人を生かすことができる。生きながらえさせることが。悲しくなった。家族を思って、なんだか。

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2024/07/12

感情を理解できないユンジェといつも何かに怒っているゴニ。真逆な2人はいつしか大切な存在となる。植物状態の母さんの意識が戻った最後の奇跡には感動。

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2024/07/06

最初は重苦しい雰囲があるが、非常に読みやすい文章でぐいぐいと読ませる。 失感情症と言われた少年ユンジュが暴力的な友達ゴニとの交流によって彼の心の内が変化していく姿が最高に良かった。 最後に涙し、爽やかな読後感が心地いい。

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2024/07/19

ピア・サポーターCさんのおすすめ本です。 「不安などの不快感情、感情の記憶に関与する(好き嫌いを判断)機能を司っている神経細胞の集まりである扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない高校生のユンジェが主人公の物語です。 母は感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽...

ピア・サポーターCさんのおすすめ本です。 「不安などの不快感情、感情の記憶に関与する(好き嫌いを判断)機能を司っている神経細胞の集まりである扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない高校生のユンジェが主人公の物語です。 母は感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」を丸暗記させることで、なんとか“普通の子”に見えるようにと訓練してきました。ですが母はある事件により植物状態となり、ユンジェはひとりぼっちになってしまいます。そんなとき現れたのがもう一人の“怪物”であるゴニでした。激しい感情を持つその少年との出会いが、ユンジェの人生をどう変えていくのかが見どころです。」 最新の所在はOPACを確認してください。 TEA-OPACへのリンクはこちら↓ https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00546571

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2024/06/28

序盤から衝撃的な話の展開で、1日で一気に読み終えました。自分自身が一児の母なので、余計に感情移入し、涙なしには読めませんでした。感想を書こうとすると幼稚な言葉しか出てこず、読み終えた今の心の中の気持ちを「表現することができない」というのが一番今の気持ちに近いのかもしれない。ゴニや...

序盤から衝撃的な話の展開で、1日で一気に読み終えました。自分自身が一児の母なので、余計に感情移入し、涙なしには読めませんでした。感想を書こうとすると幼稚な言葉しか出てこず、読み終えた今の心の中の気持ちを「表現することができない」というのが一番今の気持ちに近いのかもしれない。ゴニやユンジェのような人が現実世界にいたら、私はどんな感情をもつのだろう。色々な視点で社会問題や自分の中にあるフィルターについて考えさせられる物語でした。

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2024/06/21

当たり前、から何か一つ欠けると、その欠けた物の有り難さとか必要性とか役割が明らかになる。感情がなければ何が起こるのか。知能や他の身体機能はそのままに、感情だけがなくなってしまったら。 事故や先天性にこういう人達は存在して、研究されているのだろうけど、それを想像の世界で動かして、...

当たり前、から何か一つ欠けると、その欠けた物の有り難さとか必要性とか役割が明らかになる。感情がなければ何が起こるのか。知能や他の身体機能はそのままに、感情だけがなくなってしまったら。 事故や先天性にこういう人達は存在して、研究されているのだろうけど、それを想像の世界で動かして、更に過酷な環境を用意して、別の意味で過酷な環境にいる友だちを絡ませて。作家の想像力ってすごい、と凡人はただ感心するだけ。 〇〇が欠損している家系の観測からこんな事が分かった、とか、〇〇を欠損させたノックアウトマウスを作成しました、とかいう研究は、必要な事なんだろうけど、なんか嫌悪感を感じてしまって、私が関心あるのは、〇〇がなくなったら生活はどんな風に変わるんだろう?ということらしい。つくづく科学的じゃなくて感覚的な人間だなって思う。ちょっと劣等感感じる部分もあるけど、これが私だし仕方ない。

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2024/06/11

感情がないという主人公の目線でストーリーが進み主人公の感情はもちろん書かれず淡々と出来事が語られる それなのにむしろ細かい感情を意識させられ、自分がどう感じているかをとても考えさせられた 第四部の、「感じる」ことができないのではなく、 みんなが言う「感じる」ことを拒絶しているか...

感情がないという主人公の目線でストーリーが進み主人公の感情はもちろん書かれず淡々と出来事が語られる それなのにむしろ細かい感情を意識させられ、自分がどう感じているかをとても考えさせられた 第四部の、「感じる」ことができないのではなく、 みんなが言う「感じる」ことを拒絶しているかのような文章が好きだった 感じる、共感すると言うけれど、僕が思うに、それは本物ではなかった。 僕はそんなふうに生きたくはなかった。

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2024/05/19

最初は韓国ってそんなに治安悪いのかということにショックを受けて読み進めれなかったけど、2人が仲良くなり始めてから一気に読み終わった。 戦争のニュースを見ながら笑いかけてくるシム博士に驚いていたユンジェの視点が新鮮だったがそうなのかもしれない。"共感の喪失"が...

最初は韓国ってそんなに治安悪いのかということにショックを受けて読み進めれなかったけど、2人が仲良くなり始めてから一気に読み終わった。 戦争のニュースを見ながら笑いかけてくるシム博士に驚いていたユンジェの視点が新鮮だったがそうなのかもしれない。"共感の喪失"がテーマとして挙げられていたけど自身を守るためだとも思う。 最後のユンジェのように自分も、人生が自分に向かってくる分だけちょうど自分が受け取れる分だけぶつかっていきたい。

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2024/05/17

生まれつき感情がないユンジェと孤独と絶望の中で生きてきたゴニ__2人の"怪物"が出会い成長していく物語。生きていく上での様々な感情についてユンジェを通して私自身も向き合う事ができた。読了後の余韻を今日1日引きずりたい。

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