そのうちなんとかなるだろう の商品レビュー
しばらく 内田樹さんを 遠ざかっていたのですが 読み始めると やはり はまってしまう なんでしょうねぇ この吸引力 この度は 半自伝としての 内田樹さんのことなのに なぜか 自分なら どうするかな 自分なら どう考えるかな と 知らず知らずに 引き込まれてしまっている それ...
しばらく 内田樹さんを 遠ざかっていたのですが 読み始めると やはり はまってしまう なんでしょうねぇ この吸引力 この度は 半自伝としての 内田樹さんのことなのに なぜか 自分なら どうするかな 自分なら どう考えるかな と 知らず知らずに 引き込まれてしまっている それが また 心地よかったりする ついつい 本棚の内田本に 出てしまっております
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内田さん自身は生きづらいこともあったと思うが、どんな環境にいても自分の意思を保てる強い人だと思った。学生時代の家出の仕方もクレバーというか、本当に頭の良い人だと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
20230622 確かにうまく行ってる時って何も考えず、すぅーっと進む。 「普通に自然な流れに従って道を歩いていたら、どちらに行こうかと悩むということは起きません。--- 決断を下さなければいけない状況に立ち至ったというのは、いま悩むべき問題ではなくて、実はこれでしてきたことの答えなのです。--- 究極の選択をしなければならないというのは、そういう状況に遭遇したというだけですでにかなり後手に回っているということです。」
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p94 いるべきときに、いるべきところにいて、なすべきことをなす ということが武道のめざすところでsy 流れに任せて、ご縁をたどって生きていたら、気がついたら、「いるべきところ」にいて、適切な機会に過たず「なすべきことを」を果たしている そのことに事後的に気づく。武道をしっかり...
p94 いるべきときに、いるべきところにいて、なすべきことをなす ということが武道のめざすところでsy 流れに任せて、ご縁をたどって生きていたら、気がついたら、「いるべきところ」にいて、適切な機会に過たず「なすべきことを」を果たしている そのことに事後的に気づく。武道をしっかり修行していると、そのような順逆の転倒がおきる。必要なことは、探さなくても目の前にある p96 修行を積むと、「今ここででだと、私だけができること、他ならぬ私が最もそれに適した仕事がある」ということがわかるようになる そのときに、ふっとそれが、「自分が前からずっとしたいと願っていたこと」のように思えてくる ここが武運の勘所です p196 侍は用事のないところには行かない。というのは多田先生の教えでもあります。トラブルというのは、いなくてもいいときに、いなくてもいいところにいるせいで起きるものです p140 憲法第9条第2項は幣原先生が書いたのです 義父 平野三郎 p201 決断を下さなければいけない状況に立ち至ったというのは、いま悩むべき「問題」ではなくて、実はこれまでしてきたことの「答え」なのです。今はじめて遭遇した「問題」ではなく、これまでの失敗の積み重ねが出した「答え」なのです ですから「正しい決断」を下さねばならないとか「究極の選択」をしなければならないというのは、そういう状況に遭遇したというかでで、すでにかなり「後手に回っている」ということです 決断や選択はしないに越したことはない。 ですから、「決断したり、選択したりすることを一生しないで済むように生きる」というのが武道家としての自戒になるわけです。 p212 触覚的に世界を理解する p214 ですから、最近では若い人を相手に話すときには、「決断をするときに、その理由がはっきり言えるということはどちらかというと選択しないほうがいい」ということがよく申し上げます p235 自分がほんとうにしたいことについては、すらすら理由がいえるはずがないからです。だって、自分のすごく深いところに根ざしている衝動とか欲望とかに渕源があるものがそうそう簡単に言語化できるはずがないじゃないですか p236 いちばん大切なのことは、あなたの心と直感に従う勇気をもつことです。あなたの心と直感は、あなたがほんとうはなにものになりたいかをなぜか知っているからです ジョブス p236 どうしてやりたいか,その理由が自分でいえないようなことはしてはならない というルールがいつの間にかこの社会では採用さらたようです。僕はこんなのは何の根拠もない妄説だと思います。僕の経験が教えるのはまるで逆のことです。どうしてやりたいのか、その理由がうまくいえないけど、なんとなくやりたいことを選択的にやったほうがいい。それが実は自分が一番したかったことだということは後になるとわかる。それが長く生きて僕が得た経験的な教訓です
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私が尊敬する内田樹さんの自伝。 いろんなところで書いている通りの「嫌なことを我慢することができない」半生を語る。 「このまま行くと大変なことになりそうだ」というところで手を打たないといけないこと。 決断しないといけない場面は、もうすでに間違った選択肢を通過してしまっていること。...
私が尊敬する内田樹さんの自伝。 いろんなところで書いている通りの「嫌なことを我慢することができない」半生を語る。 「このまま行くと大変なことになりそうだ」というところで手を打たないといけないこと。 決断しないといけない場面は、もうすでに間違った選択肢を通過してしまっていること。 自分の体が出すサインに敏感になる必要。無理をするということは体が出すサインに自分から鈍感になるということ。そんなことをすれば、他のサインも見落として、結局ひどい目に遭うこと。 内田さんの含蓄ある言葉は、当然学問の知識にも根ざしていますが、武道の言葉、生身の身体から発せられた言葉、育児のために、大学での役割のためにと腹をくくった数、そんな裏付けがあるんだなと改めて感じ入りました。
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内田先生の自叙伝とは知らずに読み出す。 あぁ、わたしがこの先生を好きな理由がはっきりわかった。 子どもの頃の記憶で覚えている、いくつかの理不尽な仕打ちに、きちんとらNOを言ってくれるからだ。 わたしの父親は、甘やかすと人間はつけあがるからと言い、優しくしてくれなかい人だった...
内田先生の自叙伝とは知らずに読み出す。 あぁ、わたしがこの先生を好きな理由がはっきりわかった。 子どもの頃の記憶で覚えている、いくつかの理不尽な仕打ちに、きちんとらNOを言ってくれるからだ。 わたしの父親は、甘やかすと人間はつけあがるからと言い、優しくしてくれなかい人だった。 その結果出来上がったのは、他人に優しくできない大人(私)だった。 幸いにもわたしは友達や恋人の人間関係に恵まれ、大人になってから甘やかしてもらえた。 だから人に優しくできる人間になったと思う。 内田先生は、絶対にそんな教えは間違ってると言い切ってくれる。 わたしにとって、それは救いだ。 自信をもって優しくしていこうと思う。
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内田樹さんの自伝的な本。内田さんは言う。なんだかんだ言いながらやってきてことはやはりずっとやりたかったことで、やりたくないなと思ったことはやっぱりやらなかった人生だから、そんな風に生きていて結局はどの道を行っても今の自分とほぼ同じようにになっていたんじゃないか、と。結局どう生きて...
内田樹さんの自伝的な本。内田さんは言う。なんだかんだ言いながらやってきてことはやはりずっとやりたかったことで、やりたくないなと思ったことはやっぱりやらなかった人生だから、そんな風に生きていて結局はどの道を行っても今の自分とほぼ同じようにになっていたんじゃないか、と。結局どう生きても「自分らしさ」というのはなんとなくあるもので、それは意気込んで探すものでも見つけるものでもなく、自然と身に浸みるものであると。そうかもしれない。なんとなくとか直感とか心の向く方にその人「らしさ」は自然と表れるものなのかもしれないな。どうとでも生きられる。
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内田さんの書く文章はスムーズに腑に落ちることが多い なぜそうなのかがこの本を読むと少しわかる、縁や直感を大事に生きることを論じた半生記。 後書きに椎名誠の「哀愁の街に霧が降るのだ」が紹介されてた。20年以上前に読んだ、大好きな本。
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P55 人間を疲れさせるのは 労働そのものではなく 労働をする「システム」を設計したり 管理したり、合理化したりすることだ P186 批判されたら落ち込む。 ほめらてるとやる気になる。 P187 批判を受けたせいで 魅力が増すということはない。 才能ある人の魅力というのは あ...
P55 人間を疲れさせるのは 労働そのものではなく 労働をする「システム」を設計したり 管理したり、合理化したりすることだ P186 批判されたら落ち込む。 ほめらてるとやる気になる。 P187 批判を受けたせいで 魅力が増すということはない。 才能ある人の魅力というのは ある種の「無防備さ」と不可分だから ※ P200 決断とか選択ということは できるだけしないほうがいい P201 身体的な気分のよさを 揺るぎない基準にして歩いてきた人は 実際にはいろいろな分岐点を 経由してしたのだけれども 主観的には一本の道を進んできたような 気がする P202 決断したり、選択したりすることを 一生しないで済むように生きる P205 「人生の岐路で左右どちらに行くかで悩む」 というのはあまり意味がない。 右に行っても左に行っても 人間が同じである以上 行き着く場所はそれほど変わらない ※ P217 複雑なものは複雑なまま扱うのが 大人の作法 p233 「自分らしさ」が際立つのは 「なんとなく」選択した場合においてだ。 とくに計画もなく、計算もなく、意図もなく したことにおいて 「自分らしさ」は鮮やかな輪郭を刻む ※ P235 「なんとなく」に従って生きるほうが 「自分らしく」なれる P237 「なんとなくやりたい」ことを 選択的にやったほうがいい。 それが実は自分が一番したかったことだと 後になるとわかる P237 恐怖心を感じて 「やりたいこと」を断念したことも 功利的な計算に基づいて 「やりたいこと」を我慢したこともない P196 トラブルのいうのは いなくてもいいときに いなくていいところに いるせいでおこる P207 すべからくわれわれは 「人生の達人」めざして生きるべきだ ※ P208 後悔には2種類ある。 「何かをしてしまった後悔」と 「何かをしなかった後悔」
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