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魔偶の如き齎すもの の商品レビュー

3.4

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

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  4. 2つ

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  5. 1つ

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2020/03/07

これまでの言耶シリーズがじわじわと効果を利かせている表題作。 読み終わったらもう一度読み返したくなります。

Posted byブクログ

2020/01/22

中短編集。 やっぱり長編の方が面白い。 もちろん、これはこれで面白くなくはないけど、セリフで説明してしまってる感が強く、飽きてくる。 刀城さんシリーズの長編、出ないかなぁ……。 新しい作品。

Posted byブクログ

2019/12/08

 刀城言耶シリーズの短編集。  学生ではなく、作家となってから出会った事件の話。  全部読んでから表紙を見ると割とネタバレしているな……と思う。  一番印象的なものは「巫死の如き甦るもの」だろうか。謎を解いた後の経過がだんだんおぞましいものになっていき、探偵は謎を解かず(解けず?...

 刀城言耶シリーズの短編集。  学生ではなく、作家となってから出会った事件の話。  全部読んでから表紙を見ると割とネタバレしているな……と思う。  一番印象的なものは「巫死の如き甦るもの」だろうか。謎を解いた後の経過がだんだんおぞましいものになっていき、探偵は謎を解かず(解けず?)、事実だけが残されているところが怖い。  

Posted byブクログ

2019/11/30

刀城言耶シリーズの中短編集。 出だしの「妖服の如き切るもの」が ややあっさりとした短編だったので、 少し心配したが、「巫死の如き甦るもの」以降は 刀城言耶シリーズらしさがあって、面白く読めた。 ただ、長編で味わえるホラーや怪奇テイストは 雰囲気醸成にある程度のテキスト量があっ...

刀城言耶シリーズの中短編集。 出だしの「妖服の如き切るもの」が ややあっさりとした短編だったので、 少し心配したが、「巫死の如き甦るもの」以降は 刀城言耶シリーズらしさがあって、面白く読めた。 ただ、長編で味わえるホラーや怪奇テイストは 雰囲気醸成にある程度のテキスト量があってこそなので 中短編では刀城言耶シリーズらしさは 少し薄くなってしまう点は否めなかった。 「獣屋の如き吸うもの」のホラーさはとても良かったし、 「魔偶の如き齎すもの」もシリーズファンなら ニヤリとするところが多く、楽しめた。

Posted byブクログ

2019/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

怖い怖い。 二話目まで読んだけど、ちょっと中断。 もう秋だし、寒くなってきた上にさらに怖さで寒気が… ようやく読み終わりました。とても時間がかかってしまった。最後の「魔偶の…」 たくさんの犯人説の小間井さんのが真に迫ってて、途中だったけど伏線なのかと前の短編をもう一度読み返してしまったくらいでした。 怖さは「妖服…」と「獣屋…」が甲乙つけ難い。

Posted byブクログ

2019/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

刀城言耶シリーズの短編集。 面白くないことはないのだが、このシリーズはやはり長編で少しずつ怖くなっていくのがだいご味な気がする。 短編ではどうしても怖い、不気味な部分が中途半端な印象。 次回は長編を待望。

Posted byブクログ

2021/07/09

刀城言耶シリーズ中編集。 長編とは違いアッサリしているものの、合理的説明が出来る言耶の推理部分と解決出来ない怪奇部分とが織り交ぜられてテンポよく読める。 「妖服の如き切るもの」 坂の上と下に別れて住む仲の悪い兄弟が、同じ日に同じ凶器で殺される。衆人環視の下、凶器はどうやって坂の...

刀城言耶シリーズ中編集。 長編とは違いアッサリしているものの、合理的説明が出来る言耶の推理部分と解決出来ない怪奇部分とが織り交ぜられてテンポよく読める。 「妖服の如き切るもの」 坂の上と下に別れて住む仲の悪い兄弟が、同じ日に同じ凶器で殺される。衆人環視の下、凶器はどうやって坂の下から上へ渡されたのか。 トリックは大胆至極。それだけに恐怖を感じる。そして「妖服」は次にどこへ行くのか。 「巫死の如き甦るもの」 理想郷を実現するために自ら作り上げた「村」に五人の女と共に籠もった男が突然消えた。外に出た形跡は無く、村の中をくまなく探してもいない。どこへどうやって消えたのか。 消えた謎そのものよりもその後のことが気になる。 「獣屋の如き吸うもの」 誰も寄り付かない村の外れにある奇怪な家。誰も住んでいないのに誰かがいる気配があり、ある者が寄った時には平屋建てだったのにある者が見た時には二階建て、そしてまたある者が見たのは時間差で平屋と二階建てに変わった。 家の見え方の謎そのものは子供だましのようなシンプルなものなのだが、家の様子が遠野物語のマヨヒガのような居心地の悪さが恐ろしくて印象的だった。 「魔偶の如き齎すもの」 福と禍を同時に齎す「魔偶」を見るためにやって来た館で起きた傷害事件。 卍型の蔵で被害者を襲ったのは、4つの通路それぞれから現れた四人の被疑者のうち誰なのか。 ミステリーとしては一番練られているし、被疑者を挙げては覆す言耶の真骨頂が見られる楽しさもあるが、やはり尻切れトンボの感は否めない。 結局「魔偶」とはどんなものだったのか。 シリーズファンとしては言耶とあの人との出会いも知ることが出来て嬉しかった。

Posted byブクログ

2019/10/08

刀城言耶シリーズの中短編集。 短編なので読みやすいが、トリックのために設定を作り上げたように見える話もあったし、ホラーのゾクゾク感が深まる前に話が終わってしまうので、このシリーズはやはり長編の方がいいかも。 ベストは中編の表題作だが、「獣家の如き吸うもの」のホラー部分もかなり怖い...

刀城言耶シリーズの中短編集。 短編なので読みやすいが、トリックのために設定を作り上げたように見える話もあったし、ホラーのゾクゾク感が深まる前に話が終わってしまうので、このシリーズはやはり長編の方がいいかも。 ベストは中編の表題作だが、「獣家の如き吸うもの」のホラー部分もかなり怖い。

Posted byブクログ

2019/10/03

刀城言耶シリーズ、9作目。中短編集。 『妖服の如き切るもの』服に関係するホラー。事件の方は少々強引か、バレそうな気がする。 『巫死の如き甦るもの』閉鎖的な村での出来事。やや宗教的。 『獣家の如き吸うもの』この作品はホラー色強め。 『魔偶の如き齎すもの』卍堂という変わった建物(鍵や...

刀城言耶シリーズ、9作目。中短編集。 『妖服の如き切るもの』服に関係するホラー。事件の方は少々強引か、バレそうな気がする。 『巫死の如き甦るもの』閉鎖的な村での出来事。やや宗教的。 『獣家の如き吸うもの』この作品はホラー色強め。 『魔偶の如き齎すもの』卍堂という変わった建物(鍵や扉がついていなくて密室ではない)での犯人探しがメインなので、ホラーよりミステリ色が強い。この中編が一番おもしろかった。

Posted byブクログ

2019/09/21

短編ということもあり怖さと二転三転なぞときはあっさり目。 1番怖かったのは巫死かなぁ…怖いというか、おぞましい。 魔偶に関してはシリーズの読者として試されてた感じですね。

Posted byブクログ