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さよならの儀式 の商品レビュー

3.2

135件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    66

  4. 2つ

    19

  5. 1つ

    3

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2021/11/09

それぞれが余韻を残して終わるので、私としてはもやっと感が残り、スッキリはしない。これはこれで味はあり、そういうものを集めた短編集なのですが、今の私にははまらない感じ。

Posted byブクログ

2021/10/21

宮部みゆきの本じゃなかったら読んでなかった。 好きじゃない話と面白い話が入り雑じってた。 最後の保安官の明日は面白かった。SF!って感じがした。

Posted byブクログ

2021/10/19

社会学と心理学が大好きな情報通信業界は、社会を改革することはできないが、社会改革について語るおしゃべりを増やすことはできる。 - さよならの儀式 そんな訳で宮部みゆきさんがちゃんとSFを書いたと言う本で、基本的にNovaに収録されていた短編集になる。 のだが、なんと宮部さんは本...

社会学と心理学が大好きな情報通信業界は、社会を改革することはできないが、社会改革について語るおしゃべりを増やすことはできる。 - さよならの儀式 そんな訳で宮部みゆきさんがちゃんとSFを書いたと言う本で、基本的にNovaに収録されていた短編集になる。 のだが、なんと宮部さんは本文にて 「奔放で無責任な空想力ではなく、石を積み上げるように地道な技術開発が切り開く未来というのは、そういうアンバランスな部分を抱えているものだ。」とまで書いている。 実際本文を読んでも、この本はいつもの宮部みゆきらしくしっかり地に足がついているのだ。SFとしてはこじんまりとまとまっている、と言い換えても良い。 であれば、次はどうするべきかは明白だろう。つまり、スティーブン・キングの11/22/63とかアンダー・ザ・ドームよろしく、これは良いと思った設定を一つ貫いて大長編を書いていただければ三方よしだ。

Posted byブクログ

2021/09/26

親子間の問題や監視社会、殺人者を崇めるネット界隈、そんな現実的な問題を踏まえつつ、SF的、ファンタジー的な要素を散りばめて巧みに描き込まれた短編集でした。 今現在存在しない技術や設定を用いながらも、モチーフはあくまで現実準拠なものばかりなので、すっとテーマが頭に入り込んできます...

親子間の問題や監視社会、殺人者を崇めるネット界隈、そんな現実的な問題を踏まえつつ、SF的、ファンタジー的な要素を散りばめて巧みに描き込まれた短編集でした。 今現在存在しない技術や設定を用いながらも、モチーフはあくまで現実準拠なものばかりなので、すっとテーマが頭に入り込んできます。視点となる人を軸に、話の仕組み、輪郭が次第にくっきりと立ち上がってくるのはさすがだなあという手業です。 どの話もほの暗く重みがあり、またなんらかの問いかけを残して幕とされるものが多かったので、どこか読後には喉につっかえを残していくような思いを感じもしました。その引っ掛かりこそが、考えていかねばいけない、振り返るべき現実の諸々の問題なのだろうか、と思いもしました。

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2021/09/26

SFの短編と中編。どれも世界観ががっちりできていて、やっぱり素晴らしいけれど その分、宮部作品に期待してしまう情感とか心理描写が少なめ、というか最低限? 必要量に抑えられている感じ。 続きが読みたいと思える作品がいくつもあった。

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2021/09/13

マンガアニメラノベで好まれるテーマでも、宮部みゆきが取り上げるとこうなると。 過去から来た自分をあっさり切り捨てた「わたしとワタシ」の主人公が良い。 〈時を戻そう〉系の保安官の明日、設定に観客がいるのが新しい。 日本人が聖書、特に黙示録を利用する場合って、せいぜいその程度の知識だ...

マンガアニメラノベで好まれるテーマでも、宮部みゆきが取り上げるとこうなると。 過去から来た自分をあっさり切り捨てた「わたしとワタシ」の主人公が良い。 〈時を戻そう〉系の保安官の明日、設定に観客がいるのが新しい。 日本人が聖書、特に黙示録を利用する場合って、せいぜいその程度の知識だよねって、「聖痕」で思った。

Posted byブクログ

2021/08/28

2021.8.28 読了 短編集だった。 どの話もなんとなくモヤモヤした~ でも、この作家さん 好きで たまに めっちゃ読みたくなる!

Posted byブクログ

2021/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

SF、ファンタジーチックな短編集8篇。ちょっと好みが分かれそう。ピンとこない話もあって少し消化不良気味。 印象に残ったのは「母の法律」「聖痕」。これはどちらも長編で読んでみたかったな。 やっぱり宮部みゆきは長編で読みたい。そう…そろそろ、シリーズとは別に長編現代劇が読みたいです!

Posted byブクログ

2021/07/18

ずいぶん分厚い本だな、と思い読み始め、3話目でどうやらSF短編集と気づいた(笑) なんとなく1話目は、最後話で回収されないかなと期待して読んだけど、そんなことはなかった。 それくらい1話目だけは、続きが気になる。 保安官の夏 が一番納まり良くて、ショートショートとしては好きかな。

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2021/07/16

SF系の短編集。宮部みゆきの作品に外れなしと思っているが、SF、ファンタジー系は駄目。8編あるけど、要素に新鮮味なし。ただ、現代世相への視点や人物はいいんだよね・・同じテーマでSF要素を抜けば面白くなる題材じゃないかと思うんだけど・・SF全盛時代に夢中になった世代として、虚しさす...

SF系の短編集。宮部みゆきの作品に外れなしと思っているが、SF、ファンタジー系は駄目。8編あるけど、要素に新鮮味なし。ただ、現代世相への視点や人物はいいんだよね・・同じテーマでSF要素を抜けば面白くなる題材じゃないかと思うんだけど・・SF全盛時代に夢中になった世代として、虚しさすら感じる。宮部みゆきにも、その時代の拘りがあるのかなぁ~ ともあれ、SF設定を無視した部分ではうなづく場面も多かったし、平均して凡作?(笑)

Posted byブクログ