しずかな魔女 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
不登校の中学生草子は図書館に通う。 そこで出会った図書館で働く人深津さんに「しずかな子は魔女に向いてる」と言われたことをきっかけに、そのお話を聞きにいく。 野枝とひかりの話が展開され,それを読んだ草子は前向きに進んでいく。 野枝とひかりの話は深津さんが書かれたもの。 物語の大半は小学4年生の彼女らの物語。 後半涙が絶えることはない。
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児童書のコーナーで目にとまった一冊 小学4年生の女の子の物語 ひとりはしずかで ひとりはおしゃべり 2人で過ごす夏休み そこにはいろいろな「魔法」がちりばめられている 「しずかな子は魔女に向いている」という言葉で物語が流れる 魔女修行中のおばあちゃんの言葉 「魔女修行...
児童書のコーナーで目にとまった一冊 小学4年生の女の子の物語 ひとりはしずかで ひとりはおしゃべり 2人で過ごす夏休み そこにはいろいろな「魔法」がちりばめられている 「しずかな子は魔女に向いている」という言葉で物語が流れる 魔女修行中のおばあちゃんの言葉 「魔女修行の心得 いちばん初めのいちばん大事な一歩は よく見ること そして考えること」 「魔法はね そこら中にあるのよ」 しずかな物語のなかに ふわっとした「魔法」が潜んでいる 日常の中に… 読み終えて心がふわっとあたたかくなった
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※このレビューにはネタバレを含みます
児童文学作家さんのイベントで登壇なさる方の作品を読んでいます。こちらはたださんのレビューと『魔女』という本の名前が気になったので図書館からお取り寄せ。 図書館のレファレンスをたまに利用するのだが、司書さんの得意不得意分野がある様子で、熱意があるときと返答に困って他の方も呼んで対応されるときがある。図書館は出たときに入る前よりも少し元気になったようなすっきりしたような状態になる気がする。 学校ではなく図書館を自分の居場所として感じる主人公と、図書館に勤める方々との交流。 いいなあ、こんな図書館。 司書さんは緑色のエプロンを身に着けている図書館。 親切の押し売りを「なまぬるい熱の残る手」として表現、ドキッとさせられる。私もそういう事していないだろうか。 「ぴったりな言葉を取り出すのに、人よりちょっと時間がかかる」野枝とおばあちゃんちに一時的に身を寄せたひかりとの夏休みを描いた『しずかな魔女』 心の片隅にあるいつかの夏を懐かしむような感覚。 「おひさま紅茶」なんて素敵なんでしょう。黒白猫のボスの登場は風格を感じるくらいの存在感。「ぜっかいのことう」に私もいつか行ってみたい。 「ありとあらゆることが入ってる、だれにだって会えるし、どこにだって行ける」本からいろんなものを得ているんだなあと気づきのきっかけになった。ブグ友の皆様の出会いにも感謝です。
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「中一の草子は、現在不登校。図書館に通う日々を送っている。あることをきっかけに、初めてレファレンスを希望する。やがて司書の深津さんから渡されたのは「しずかな魔女」というタイトルの白い紙の束。 ふたりの少女の、まぶしい、ひと夏の物語だった。 物語を読み終えた草子の胸に、新しい何かが...
「中一の草子は、現在不登校。図書館に通う日々を送っている。あることをきっかけに、初めてレファレンスを希望する。やがて司書の深津さんから渡されたのは「しずかな魔女」というタイトルの白い紙の束。 ふたりの少女の、まぶしい、ひと夏の物語だった。 物語を読み終えた草子の胸に、新しい何かが芽生える。 それは小さな希望であり、明日を生きる力だった。」
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とても良かった。 ネタバレになるから詳しくは書けないが、しずかな魔女の意味と読み進めるとわかる驚きの仕掛け。(私はここからさらに物語に引き込まれた)文章も読みやすいし、長すぎず短すぎず、とても読みやすかった。
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魔女を育てるには環境が大切でね。 それさえ整えられれば、静かな子でも、そうでない子でも、魔女になれるんですよ。 他の人のことを考えて、その人のために行動できる。 それこそ魔法。大きな大きな魔法。 レファレンスから始まる物語。
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中学の草子は、平日を図書館で過ごす。 本を読み、考えごとをし、ときどき勉強をした。 目立たない片隅で、どきどきしながら時を過ごす。 図書館司書さんの思いやりで、シルバーサークルに来ていた人からキツいことばを投げかけられても逃れることができた。 司書さんは、「しずかな子は、魔女に向...
中学の草子は、平日を図書館で過ごす。 本を読み、考えごとをし、ときどき勉強をした。 目立たない片隅で、どきどきしながら時を過ごす。 図書館司書さんの思いやりで、シルバーサークルに来ていた人からキツいことばを投げかけられても逃れることができた。 司書さんは、「しずかな子は、魔女に向いてる」ということばを残して…。 その本を借りたいとレファレンスを希望する。 司書さんから渡されたものは、本ではなくて白い紙の束。 それは、2人の少女の夏物語だった。 夏の思い出が、特別なものになってもう一度会いたいと願う。 気持ちを込めて手紙を書くと…。 けっして無駄じゃなかったと 〈また会える だって同じ地球の上だし〉 草子にとって、それは魔法の書だった。 彼女は、それを読んで気持ちが前向きになったのだから。 彼女にもいっしょに夏休みを楽しめる友だちがきっとどこかにいるはず。
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学校に行けない草子。 司書の深津さんに親切にしてもらう。そして深津さんから「しずかな子は魔女に向いている」という謎の言葉を聞き、その言葉に繋がる本を探すことに。 そして深津さんから貰った物語を読むことになった草子。 ふたりの少女の一夏のキラキラした物語。ひかりの行動、ゲームに夢中...
学校に行けない草子。 司書の深津さんに親切にしてもらう。そして深津さんから「しずかな子は魔女に向いている」という謎の言葉を聞き、その言葉に繋がる本を探すことに。 そして深津さんから貰った物語を読むことになった草子。 ふたりの少女の一夏のキラキラした物語。ひかりの行動、ゲームに夢中の今の子ども達に、こんな楽しいこともあると教えてあげたい。 図書館司書が学校に行けない子どもと係わり、図書館が居場所になるなんていいなあ。 こんな図書館、理想だね。
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毎日図書館で過ごしている草子は不登校。初めてのレファレンスを希望して、新しいお話を知る。別の世界があることを知るのは良いと思う。
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図書館本。不登校の草子に図書館員の深津さんはメモをくれた。「しずかな子は、魔女に向いてる」 それから不思議な物語が始まった。 草子に良き未来が訪れますように。
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