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ヒッキーヒッキーシェイク の商品レビュー

3.6

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

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2024/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても疾走感が溢れる作品でした。 登場人物の一人一人があるプロジェクトに立ち向かいそのために現実を自身のなかに受け入れていく事が書かれている作品。 登場人物の場面を短くきって大きな流れにしているため、文で何かを読み取るというよりはどちらかというと映画やアニメを見ている時に近い感じがした。 読む手が止まらず一瞬で読み終えてしまうそんな作品でした。

Posted byブクログ

2023/11/26

幽明志怪シリーズやたまさか人形堂シリーズ等で 幻想系の作家さんのイメージだったのですが これは普通に引きこもり達に才能を見出した カウンセラーJJが、4名を連携させて ハッタリ同然のプロジェクトを始動させる。 疑心暗鬼に囚われたり、偶然巻き込まれたり 予想外の影響が出たりとハラ...

幽明志怪シリーズやたまさか人形堂シリーズ等で 幻想系の作家さんのイメージだったのですが これは普通に引きこもり達に才能を見出した カウンセラーJJが、4名を連携させて ハッタリ同然のプロジェクトを始動させる。 疑心暗鬼に囚われたり、偶然巻き込まれたり 予想外の影響が出たりとハラハラするものの その過程で見えて来るものもあって やはり津原作品は面白い。 でも、やっぱり幻想系が一番好きです。

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2023/02/13

早く寝なきゃ、なのにページを繰る手が止まらない。あぁ今夜も夜更かしだ…。 久しぶりにそんな読み方が出来た。 軽快だけど軽過ぎず、適度に読みやすい文体。 変に道徳的過ぎないのも好ましい。全ての登場キャラクター達に純粋な意味でのハッピーエンドは無い。それぞれに甘辛ミックスな現実があ...

早く寝なきゃ、なのにページを繰る手が止まらない。あぁ今夜も夜更かしだ…。 久しぶりにそんな読み方が出来た。 軽快だけど軽過ぎず、適度に読みやすい文体。 変に道徳的過ぎないのも好ましい。全ての登場キャラクター達に純粋な意味でのハッピーエンドは無い。それぞれに甘辛ミックスな現実がある。 だけど最後には一筋の希望の光が。 スレてしまった大人でも心が温かくなる、爽やかな青春冒険譚。

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2022/04/21

ゴタゴタの末に「この本が売れなかったら、私は編集者を辞めます」という帯をつけて早川書房から刊行された文庫本。出版界の裏事情に興味はないが、名編集者にそこまで言わせる作品を読まない手はないと購入後、長らく積んでいたがようやく読了した。 タイトルのヒッキーとは引き籠もりのこと。それぞ...

ゴタゴタの末に「この本が売れなかったら、私は編集者を辞めます」という帯をつけて早川書房から刊行された文庫本。出版界の裏事情に興味はないが、名編集者にそこまで言わせる作品を読まない手はないと購入後、長らく積んでいたがようやく読了した。 タイトルのヒッキーとは引き籠もりのこと。それぞれの事情で引き籠もりとなった3人のもとに通うカウンセラーが仕掛けたミッション。引き籠もりだが、ある分野においては突出した才能をもつ彼らと、謎のハッカーとの共同作業は予想もつかない結末へ向かう。 万人受けはしないだろうが、なかなか楽しめた。

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2022/02/20

登場人物が全員魅力的。章が変わるごとに移っていく視点が吸引力となり、一気に読み終わった。 ラストも爽やかでよかった。

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2022/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あとがきによると「賑やかな孤立」とでも称すべき情感がこの作品に通底する、世界中の現代人が共有している、普遍的な感覚と思われているとのこと。 私が作品を評価するなんてたいそうな見識や豊かな情緒、多彩な表現力があるわけでもないのだけれど、感情的に私的な感覚でいえば、毎日毎週毎月毎年読み返したい、という激情はなく、何年か後にふと、フレーズや情景を思い出して、読み返したくなる予感がする、といった書籍でした。 幻冬舎騒動なんてのは読み終わってから初めて知ったのだけれど、早川書房の文庫版の帯、《この本が売れなかったら、私は編集者を辞めます。》なんて今日日言う人がいるのかという驚きと、口だけのパフォーマンスかという疑惑の気持ちと、面白半分、興味本位で購入したのは間違いないけれど、読後感はそう悪いものではなかったですよ、と未来の自分へ綴りたい。〈続けろ!〉

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2021/11/18

ちょっと胡散臭い心理カウンセラーと引きこもりのクライアント達は、ヴァーチャルアイドルを作ったり、UMAの噂を流したりとなかなか活動的です。出版にあたって幻冬舎といろいろあったようですが、作品は普通に面白いですね。

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2021/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

掴みはとてもスピーディーで面白かった。 早々と内部の離反があったり、仲間の誰が信用できるのか、竺原は何者なのか、ハラハラしながら読んだ。 ヒッキーの男性キャラ二人があまり書き分けられていないので混乱する。 引きこもりたちがそれぞれの特技を活かして、世に一矢報いるというのは面白いのだけど、私の読解力が及ばないらしく、後半は何がなんだかわからなかった。 消化不良。 みんなの正体が明らかになるようなオチはないんですね。ちょっと残念。

Posted byブクログ

2021/07/03

ファンタジーなのかな。リアルなのかな。 ネットの世界に疎いわたしは、そんなことが気になって没頭できず。

Posted byブクログ

2021/06/25

テンポが速いのか、私と合っていないのか、ところどころ置き去りにされてしまった。竺原は人を喰った人間だが、その魅力なくして彼らをまとめることはできないだろう。現実に彼と組む友人たちもまた個性的で好もしい。

Posted byブクログ