ノーサイド・ゲーム の商品レビュー
+++ 未来につながる、パスがある。大手自動車メーカー・トキワ自動車のエリート社員だった君嶋隼人は、とある大型買収案件に異を唱えた結果、横浜工場の総務部長に左遷させられ、同社ラグビー部アストロズのゼネラルマネージャーを兼務することに。かつて強豪として鳴らしたアストロズも、いまは成...
+++ 未来につながる、パスがある。大手自動車メーカー・トキワ自動車のエリート社員だった君嶋隼人は、とある大型買収案件に異を唱えた結果、横浜工場の総務部長に左遷させられ、同社ラグビー部アストロズのゼネラルマネージャーを兼務することに。かつて強豪として鳴らしたアストロズも、いまは成績不振に喘ぎ、鳴かず飛ばず。巨額の赤字を垂れ流していた。アストロズを再生せよ―。ラグビーに関して何の知識も経験もない、ズブの素人である君嶋が、お荷物社会人ラグビーの再建に挑む。 +++ 発売から間を置かずにドラマ化されたので、どうしても、ドラマのインパクトに引きずられるが、著者の作品のドラマ化は、ほぼ原作通りなので、場面ごとにくっきりと映像が頭に浮かんで、より強い印象で読み進めることができたように思う。ラグビーに関しては、まったく無知なので、文字だけでは想像できなかったと思われる部分も、ドラマで視覚的に見ているので、充分楽しめ、ゲームの臨場感も味わうことができた気がする。映像が先だとがっかりすることの方が多いが、本作は、それを全く感じさせられなかった。ラグビーに興味を持つきっかけにもなる一冊である。
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テンポ良く読めて面白かった。ビジネスサイドは難しくなりすぎず、ラグビーの描写も良かった。 ドラマを見てから読んだが、ドラマの脚本は原作の良さを維持しつつドラマとして盛り上がるよう上手に構成されていたな、という印象。
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ドラマの最終回後に図書館から予約の順番が回って来た。 もう、大泉洋達で想像しちゃう。 でも、ラグビーについて全くわからなかったけど、ドラマの映像が先だったから 分かりやすく読めた。 ドラマが先じゃなかったら、ラグビーシーン読み飛ばしてたかも。 スッキリ感は少なめ。
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無理がありすぎるが読み物としてはやはり面白い。 こんなわかりやすい人ばかりだったら世の中どうなってしまうのか… ドラマは観なかったけど大泉洋は全く想像つかない
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ドラマがよかったので読んでみた。ドラマと本どちらが先がいいかといつも思うけど、わたしはどっちでもいいかな。俳優が目に浮かびほぼ内容が同じなのでサクサク読めた。アストロズからサイクロンズへの移籍のところなど違いを探すのがおもしろかった。只今、ラグビーW杯開催中。アストロズ同様、日本代表が格上世界2位のアイルランドに勝利。アストロズと実際のラグビー日本代表が重なって見えた。 ファンの後押しも勝利に貢献しているのだろう。本の感想とはそれたがタイムリーに読めてよかった。
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次々に起こる問題を簡単に乗り越えてるようで、あっさりしすぎてる感じがした。 続編に期待。 逆にテレビドラマは面白かった。 〈追記〉 そうか、浜畑の引き抜きの件が原作にはなかったのか。 ここが見所でしょ。
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鉄壁の展開、怒涛のクライマックス、お約束のラスト。 安心して読める池井戸文庫。 もちろんテレビドラマには無茶ハマる。
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池井戸潤作品 ドラマと同時に発売されて、先に観終わってしまってからの読書。 ドラマでの配役で脳内イメージが進んでいったが、 それを差し引いても 面白かった。 反対に映像イメージが残っていたために、 買収駆け引きの内容(ドラマとは少々違うが)が詳しく分かったり、 白熱した試合が 気持ちよく脳内で展開された。 ドラマに出てきた君島一家は出てこないので、 君島の戦いとアストロズの戦いを純粋に楽しめるだろう。 寂しかったのは 浜畑は小説では引き抜きの声がかかっていなかった・・・・ ドラマを観てもう 知った気になっている方 是非 手に取って読まれることをお勧めします。
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読み終わった後の爽快感が半端ない。 責任企業があるスポーツチームは大体同じようなプロセスを辿ってるんだろうなと予測できる。
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現在、ラグビーワールドカップが開催されている。どの試合も試合会場は満席。この作品はそのようなことを意識して執筆されたのだろうか。すでに構想されていたラグビーワールドカップの構想に基づき、物語を作ったのだろうか。それとも執筆当時のワールドカップ開催に危惧をいただき、警鐘を書かれたも...
現在、ラグビーワールドカップが開催されている。どの試合も試合会場は満席。この作品はそのようなことを意識して執筆されたのだろうか。すでに構想されていたラグビーワールドカップの構想に基づき、物語を作ったのだろうか。それとも執筆当時のワールドカップ開催に危惧をいただき、警鐘を書かれたものだろうか。 作品は経営戦略室トップ脇坂と営業本部トップの滝川の読者のイメージのどんでん返し、主人公君嶋の熱い思い、ラガーマンとの触れ合いも含め面白く、あっという間に読み終えた。
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