〈レンタルなんもしない人〉というサービスをはじめます。 の商品レビュー
20240817 Xでフォローしてたので存在は知っていたけど、 まさか本まで出版されていたとは...! いい意味で自分を貫いていて、軸がブレていない。 私は私、こういうのが私、っていうのが自分でもはっきりわかっているからこその活動。 自分の中でしっかり線引きできるから、程よく絶...
20240817 Xでフォローしてたので存在は知っていたけど、 まさか本まで出版されていたとは...! いい意味で自分を貫いていて、軸がブレていない。 私は私、こういうのが私、っていうのが自分でもはっきりわかっているからこその活動。 自分の中でしっかり線引きできるから、程よく絶妙な距離感で人々からの依頼が絶えないんだと思う。 面白いな、この人。 国分寺在住なら近いし一度会ってみたいな!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初め、この本か、レンタルなんもしない人の何もしなかった話か、どちらを先に読むか悩んだ。結局こちらは後者にしたが正解だったと思う。 前作とは違い、考察の類になっていた。前作で見た聞いた話を更に深堀りしている。 レンタルなんもしない人が、どういう考えでこのようなサービスをしたのか。またどういった経歴かを軽く触れている。 まさか兄妹2人もいて、1人が鬱、1人が自✕殺するとは…… 1番ここに驚いたかもしれない。そんな事あるのか?と。 だからこその、何もしない人になれた、となんとなく私には思えた。 この人の真似はきっと出来ないし、したいとも思わない。 が、なかなか面白い価値観でした。 また一つ勉強になりました。
Posted by
活動開始10ヶ月でフォロワーが10万人になったレンタルさんは大学で物理学を学んだ後、院の理学研究科宇宙地球科学専攻理論物理学グループというところに所属して、地震の研究をされていたそう。 (ということはもしかしてお兄さんの大学受験もお姉さんの就活も相当レベルの高いものだったのかもと...
活動開始10ヶ月でフォロワーが10万人になったレンタルさんは大学で物理学を学んだ後、院の理学研究科宇宙地球科学専攻理論物理学グループというところに所属して、地震の研究をされていたそう。 (ということはもしかしてお兄さんの大学受験もお姉さんの就活も相当レベルの高いものだったのかもと思った↓) 心屋さんの「存在給」という概念を参考にした。 大人になると飲み友達とかライブ友達とか目的が細分化されてて子供のときより人付き合いが面倒になる。だから気軽に会える存在は現代に非常に便利なのかもしれない。 一般参賀の依頼でレンタルさんに断られた同士が一緒に行き、レンタルされなくても同じ依頼者同士で依頼が叶うというのは面白かった。 以下引用 「人や社会に対してなにか役に立つことができる人でなくても、つまりなにもできそうにない人であってもストレスなく生きていける世の中になってほしいと、わりと本気で思っている。」 「兄が大学受験に失敗し、社会で一度も働くことなく40歳を迎えていること、姉が就活にずいぶん苦労したのに望むような結果が得られず、それが心の大きな負担となって自ら命を絶ったこと、それらに直面したとき、僕は学生であったけれど、自分の身内である兄や姉の価値というものが、世間的ななんらかの目的によって歪められたり、損なわれていると感じた。僕自身にとっては姉はただ存在しているだけで価値があった。そのギャップが社会的な尺度でいう何もできなさそうな人にとって、ものすごいストレスになる。そういう世間に合わせることによって生じるストレスで人が死ぬ、あるいは本人に備わったら力がどんどん弱まっていく場面を目の当たりにしたのだ。そういう意味でも僕自身があえて〇〇できるとわざわざ表明することはしない。世間的な価値に引きずられてアピールしてしまうと、そのもの自体の価値とズレが生じてくる。もともと僕はできることよりできないことのように消去法で自分の生き方を絞り込んできたように思う。というか自分にとって許容できないものとの境界にラインを引くことで、自分というものの輪郭が明らかになり、本意がはっきりする。」
Posted by
思ったよりは”何かしてる”人だった。 でも、やりたくもないことをして心をすり減らして生きるくらいなら、こういう生き方もありだと思う。 いろんな依頼者がいて面白い。
Posted by
Twitterで見かけてはいたもののわりと物騒なことも呟いてるなぁという人だった。 常にトゲトゲしているというか。 しかもなんもしない人ってすごい消極的だしさらに威圧的?どういうヤツよ、とすら思っていた。 この本はこのサービスを思い付いたきっかけからいつのまにか消えていか...
Twitterで見かけてはいたもののわりと物騒なことも呟いてるなぁという人だった。 常にトゲトゲしているというか。 しかもなんもしない人ってすごい消極的だしさらに威圧的?どういうヤツよ、とすら思っていた。 この本はこのサービスを思い付いたきっかけからいつのまにか消えていかない細やかな工夫までが書かれていて、なぁんだ、計算し尽くされたハイスペックだからこそ思い付くサービスじゃないか、とよくも悪くも思った。だってわざわざ学歴書く必要ある???とも思うし。 無気力を装ったやり手ビジネスマンという印象。
Posted by
レンタルなんもしない人と はじめて聞いたときは なにもしないでいいなら誰にでも できることを想像しましたが、 実際はなんもしない人さんが それまで築いてきたもの、 それは例えばこの人なら安心して頼める という信用が大きいのかな、と思いました。 なにもしないなかにも相手への気遣いで...
レンタルなんもしない人と はじめて聞いたときは なにもしないでいいなら誰にでも できることを想像しましたが、 実際はなんもしない人さんが それまで築いてきたもの、 それは例えばこの人なら安心して頼める という信用が大きいのかな、と思いました。 なにもしないなかにも相手への気遣いであったり、 いろんなことが関係してくるし、とにかく すごくマメで真面目な人なんだなって感じました。 こういう考え方もあるんだなって、勉強になりました。
Posted by
なんもしないサービスで出会った印象的な人たちと、そこで考えたこと。 語り口が村上春樹さんの初期の小説の主人公のような雰囲気があった。 「なにもできそうにない人であってもストレスなく生きていける世の中になってほしい」。 一度お会いしてみたい気持ちになった。 依頼を考えないとね。
Posted by
レンタルなんもしない人、Twitterでたまに見かけてその度おもしろいなと思っていたので気になって読んだ。阪大院卒後、Z会に入社し、ライター業を経てレンタルなんもしない人をはじめたらしい。なんもしないってどの範囲なんだろうと思っていたが、本人の知っていることや興味のあること、ぱっ...
レンタルなんもしない人、Twitterでたまに見かけてその度おもしろいなと思っていたので気になって読んだ。阪大院卒後、Z会に入社し、ライター業を経てレンタルなんもしない人をはじめたらしい。なんもしないってどの範囲なんだろうと思っていたが、本人の知っていることや興味のあること、ぱっと浮かんだ質問等はなんもしないことに入るし、その範囲は曖昧であることを知れたのがよかった。なんかもっと範疇をしっかり決めている印象が勝手にあったが、その曖昧さも人間味があって良いのだろうと思った。 好きなもので自分を語れという話、私も好きな物はあるがそれだけで将来決められなくないか?とかもやもや思ってしまうタイプなので、嫌いなもので自分の輪郭を形作っていくという話は、自分のもやもやを言語化されているようだった。 人間関係の話で贈与論についての記載があり、人はなにか贈られるとそれを上回るお返しをし、更にそれを上回るお返しをする…の繰り返しで継続的な人間関係が構築されるという話がとても腑に落ちた。健全な負債感。これが苦手だから人間関係が途中で面倒になるんだろうな… この本が出版された時点では依頼料をとっておらず、そのことに関する章もあったが、どのような変遷を経て依頼料をとるようになったのか気になるのでTwitter確認しよう。
Posted by
やっぱり、ご自身をスペックゼロと言われるのは卑下しすぎだと思う。 しっかり考えているなぁ、と感心してしまう。 ツイッターもおもわずフォローしてしまった。
Posted by
新しいコミュニケーションというか人間関係。 現代社会だからこそ需要があって成り立つサービスなんだろうな。面白い。大学時代に知ってたらこれを卒論のテーマにしてたかも。 触媒は言い得て妙。 なんもしない人が阪大の院出てるハイスペックマンなのも面白い。地頭が良くて論理的思考力がある...
新しいコミュニケーションというか人間関係。 現代社会だからこそ需要があって成り立つサービスなんだろうな。面白い。大学時代に知ってたらこれを卒論のテーマにしてたかも。 触媒は言い得て妙。 なんもしない人が阪大の院出てるハイスペックマンなのも面白い。地頭が良くて論理的思考力があるから分かりやすい。一見ふざけたサービスなのに実はものすごく考えられていて時代や社会のニーズに適応したものなんだとしみじみ。
Posted by