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薬も過ぎれば毒となる の商品レビュー

3.7

94件のお客様レビュー

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2023/09/15

医療ミステリーアンソロジー「ドクターM(ポイズン)」で出会い、是非続きを読みたくなった。 主人公の水尾爽太(みずお そうた)は、ホテルのフロント係。 最初の話がコミカルな水虫ネタで、恥ずかしくて女医さんにかかりたくないとか言っている爽太がちょっと頼りなく見えて、こんなんでホテルの...

医療ミステリーアンソロジー「ドクターM(ポイズン)」で出会い、是非続きを読みたくなった。 主人公の水尾爽太(みずお そうた)は、ホテルのフロント係。 最初の話がコミカルな水虫ネタで、恥ずかしくて女医さんにかかりたくないとか言っている爽太がちょっと頼りなく見えて、こんなんでホテルのフロント務まるのかしら? などと思っていたのだが、読み進むにつれて、あら、ちゃんと仕事してるじゃない!(笑) 誠実で良い青年である。 そして、クールに見えるが薬のことを話し出したら止まらない、毒島花織(ぶすじま かおり)。 完璧かと思えば、薬のこと以外では穴があったりして、なかなか可愛いのである。 次回作では、イヤミな是沢院長をやっつけるのだろうか?期待したい。 喫茶「風花」のナポリタン、美味しそうだなあ〜 第一話 笑わない薬剤師の健康診断 先輩からうつされた?爽太は是沢クリニックで水虫と診断されて塗り薬を処方されるが、ぜんぜん治らない 第二話 お節介な薬剤師の受診勧奨 新潟から来たホテルのお客さんから、外出中に子供のアトピーの薬が無くなった!とクレーム。 あれがないとせっかくのディズニーランドが楽しめない!と母親はかなりカリカリしている 第三話 不安な薬剤師の処方解析 花織が勤める「どうめき薬局」に、よく来る老女から電話がある。 普段は穏やかな人なのに、薬が足りない!すぐに持ってきて!というだけ言って言って時間指定。電話を折り返すも繋がらない。 第四話 怒れる薬剤師の疑義照会 是沢クリニックのスタッフらしき女性がどうめき薬局に持ってきた不審な処方箋。 小学生に、睡眠薬とピル?! 毒島、怒りの・・・

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2022/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホテルマン(水尾爽太)と薬剤師(毒島花織)の連作短編。足の痒みで病院にかかり、毒島さんの勤める薬局を訪れた水尾さん。彼の症状を含め、薬絡みで問題を解決してくれる毒島さんは、一般的な薬剤師の枠に収まらないレベル。ひじょうに勤勉かつ誠実な人柄で好感が持てる。しかし薬のことしか頭にないため、寄せられる好意に気づかない。頼もしい反面、実直な性格ゆえの危うさもある。とにかく水尾さんガンバレと思う。

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2022/06/19

面白かった!この作家さんの別の作品を読んだことあったけど、全然テイストが違う感じ。登場人物のほとんどの人が魅力的で、ある作戦のためにみんなで居酒屋さんで集まって話するとかいうシチュエーションが私好みだったんだろうな。他の登場人物にスポット当てた話も読んでみたい。

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2022/05/30

東京・神楽坂にあるホテルのホテルマンである爽太は、水虫に悩まされ受診した医院の処方箋を持って調剤薬局を訪れる。そこの薬剤師毒島の薬に対する知識が半端なかった。 そっけなくしているが、なかなかの美人。出会いのトラブルから、爽太の勤務するホテルでのトラブルなどなど、薬から読み解く推理...

東京・神楽坂にあるホテルのホテルマンである爽太は、水虫に悩まされ受診した医院の処方箋を持って調剤薬局を訪れる。そこの薬剤師毒島の薬に対する知識が半端なかった。 そっけなくしているが、なかなかの美人。出会いのトラブルから、爽太の勤務するホテルでのトラブルなどなど、薬から読み解く推理が素晴らしい。今までにない設定で楽しかった。

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2022/05/20

たまたま書店で見つけて読んでみたら、面白かった作品です。 薬剤師の毒島さんて名前のインパクトが強くて読後も忘れられなかったです。

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2022/05/12

主人公の毒島さん、表紙のイラストとイメージが違いすぎるなぁ…というのが率直な感想。 絵は性格キツめのお局風?に見えるのだが、実際は薬以外には興味のない、不器用で繊細な女性。もっと可愛らしく描いてくれたら、と思った。 薬の名前がビミョーに違うような、と思ったらわざとなのですね。 ...

主人公の毒島さん、表紙のイラストとイメージが違いすぎるなぁ…というのが率直な感想。 絵は性格キツめのお局風?に見えるのだが、実際は薬以外には興味のない、不器用で繊細な女性。もっと可愛らしく描いてくれたら、と思った。 薬の名前がビミョーに違うような、と思ったらわざとなのですね。 やや越権行為気味な所はあるものの、自分の健康について考えること、医療行為や薬についての勉強や選択が大切だということは伝わる本だと感じた。

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2022/05/12

この手の作品の肝は蘊蓄の内容だと思いますが、本作は自分や知人が使用する可能性がある薬に関することなので興味深く読むことができました。 いつの間にかそこら中にあるようになった調剤薬局の業務内容や知られざる苦労もこれまた興味深く、この先薬局に行く時の参考になりました。

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2022/04/29

面白かった。 主人公のキャラもよいし、薬にまつわる色んなお話もとっても興味深い。薬剤師さんの世界も色々あって、そこも面白い。続編のシリーズも是非読みたいです。

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2022/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

テンポよく進みます。 病院と、薬局の関係。薬剤師さんの役割、そういえばいつも薬局で症状聞かれるな、と。 病名は処方箋に書いてないわ。と思いました。 病院選びも大事。 続きが気になります。

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2022/03/06

ホテルマンの水尾爽太は足のかゆみに悩み、処方された水虫薬を試すもなかなか快方に向かわない。そんなときに助けてくれたのは、調剤薬局に勤務する薬剤師、毒島花織。 軽快なテンポで描かれる薬に纏わるほんわか連作短編ミステリー。既にシリーズ化もされており本作はその一作目。 処方解析、疑義照...

ホテルマンの水尾爽太は足のかゆみに悩み、処方された水虫薬を試すもなかなか快方に向かわない。そんなときに助けてくれたのは、調剤薬局に勤務する薬剤師、毒島花織。 軽快なテンポで描かれる薬に纏わるほんわか連作短編ミステリー。既にシリーズ化もされており本作はその一作目。 処方解析、疑義照会など、初めて聞く薬局ならではの言葉も出てきて興味津々。 医師の発行する処方箋には患者の症状は書かれない。なので調剤薬局では薬を出すときに薬剤師に色々と尋ねられる。こっちは薬を貰うのに医師に説明しそれで処方された薬なのに、何故薬剤師へまた話さなくてはならないのか。薬を見れば症状など判るんじゃないの?面倒だなあ。とたまに思ったことが確かにある。今更ながら初めて知った。

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