許されようとは思いません の商品レビュー

芦沢央(著者)

2020/12/04

ぞくっと感とやられた感
あれっと思うところがあっても、先が気になり読み進めてしまってヤラレタ〜ってなる
一気に読んじゃいました

2020/03/29

短編集という事もあり、すぐに読めました。
どの話も一つ一つの題材が重く、ボリュームがありました。
特に、「ありがとう、ばあば」と「姉のように」は印象に残りました。騙されたし、ゾッとしました笑
どの話も女の人がキーパーソンとなっており、自分の行き過ぎた思い込み、周りからの世間体が全てを通したテーマになっており、それぞれが、あらぬ方向に展開していく形で、改めて人間の欲深さ、恐ろしさを痛感しました。

2020/03/24

表題作「許されようとは思いません」について２つ疑問が残りました。わかる人どちらかだけでも良いので教えてください

2020/03/13

「目撃者はいなかった」「ありがとうばあば」は魔が差したごまかしや悪意をえがいたイヤミス。凡作。読み出して立て続けにこれらを読まされたので、買ったのは失敗だったかと思えるほど。「絵の中の男」は創作者凄みや、事実の二転三転がありそこそこ面白い。「姉のように」は社会的な作品でもあり、なによりギミックがよく出来ている。これが収録作では一番面白い。この本の中で、人に勧めようと思うのはこの一遍だけだった。表題作「許されようとはおもいません」は村社会ものだが、さすがに手垢が付きすぎた題材で凡庸。

2020/03/04

どれも、読んでて面白かった。
帯に「どんでん返しがヤバイ」と書いてあったので、これもどこかで「えーっ！？」となる瞬間があるんだろうな、と思いながら読んだからかも。

「姉のように」の中に、私も子供のころから大好きでずっととってある「マフィンおばさんのぱんや」が出てきて嬉しかった。
「許されようとは思いません」は、お祖母さんの気持ちわかるなあ。私も村八分にされてるわけじゃないけど(笑)、旦那側のお墓には入るつもりない。

2020/02/21

『いい意味で胸糞悪くなる短編集』

最初の短編を読み始めた時、自分も仕事を失敗してしまっていた時期で、読むのが負担になって一回読むのをやめてしまった本です（笑）
全ての短編で、いろんな社会問題をうまく落とし込んで考えさせてくるなぁという本です。
悪いものを、完全に悪と言えなくなります、、、。
そこに至るまでの心の変化が自分にも分かってしまうのが苦しいです。
自分や社会は物事を一面からしか見ていないなぁと、いろんなことが連鎖して起こるんだと気づきます。
そしてそれを上手く文章にのせて伝えてこられた感じがします。
悪いものが来ませんように、を読んで気になった作者さんでした。

自分が悩みが多い時に読んでしまったので、負荷高く評価は3となってしまいました、、、。

2020/02/19

表題の内容が強く印象に残った。
怖いような悲しいような、それでいて心に残る。
また絶対に読み返したくなる。

2020/02/18

目撃者はいなかった
ありがとう、ばあば
絵の中の男
姉のように
許されようとは思いません

の5篇。芦澤作品2作目。「悪いものが〜」がかなりの衝撃だったので、かまえて読んでいたのだけど、まんまと騙された。ぞわぞわをしっかり楽しめました。

2020/01/29

あっという間に読み終わった。
これ以上読み進めるのが怖いところもちらほら。だけど話を紐解いていく快感もあってやめられない。特に4つ目の「姉のように」は秀逸。と思うと同時に子育て女性の苦悩がわかりやすく綴られていて、将来的にもっと勉強しなくてはなと…
面白かった！

2020/01/27

短編集ですがどれも安定のイヤミス。

収録作の中では、ミスリードを誘う構成、読んでいて息苦しくなる育児ストレスの描写が良かった『姉のように』が一番気に入りました。