1,800円以上の注文で送料無料

許されようとは思いません の商品レビュー

3.7

305件のお客様レビュー

  1. 5つ

    41

  2. 4つ

    126

  3. 3つ

    104

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    5

レビューを投稿

2024/03/14

「イヤミス」の文脈でおすすめされていたので、手に取ってみました。 読後感はそこまで嫌な感じではなかったです。 「姉のように」がいちばんよかった。

Posted byブクログ

2024/03/13

芦沢央さん2作品目。 悪いものが来ませんように、を読んで叙述トリックうまいなー と思い評価の高そうなこちらを選んだが、さすがでした。 「姉のように」は見事。 また忘れた頃に読みたい。

Posted byブクログ

2024/03/05

短編小説で読みやすい!もやっとする作品ばかりだったけど最後は違かったかなあ~ 特に姉のようには子育てした事の無い私でも読んでいて気持ちがすごくわかって(なんで)苦しくて辛く感じた。初っ端の目撃者はいなかったはミスしちゃった時のなんとか誤魔化せないかみたいな気持ちもすごくわかって(...

短編小説で読みやすい!もやっとする作品ばかりだったけど最後は違かったかなあ~ 特に姉のようには子育てした事の無い私でも読んでいて気持ちがすごくわかって(なんで)苦しくて辛く感じた。初っ端の目撃者はいなかったはミスしちゃった時のなんとか誤魔化せないかみたいな気持ちもすごくわかって(これはみんな分かるよね)とてもハラハラした。まじすぐに報告して謝った方が何十倍も何百倍もいいんだなって改めて学べた^_−☆

Posted byブクログ

2024/03/03

うーん、、初めてこの著者の作品を読んだが、正直全然面白くない。 どんでん返しがスゴすぎる、との帯にも納得いかない、はぁ、、へぇ、、というくらいの結末。 修飾され尽くした生真面目な文体に浅い結末、、と私は感じた。 正直すぎてごめんなさい。 単に、私には合わなかっただけ。

Posted byブクログ

2024/02/22

登場人物の焦燥感、絶望感がひしひしと伝わってくる。最後に来るどんでん返しも面白い。 一番心に残ったのは『姉のように』 イヤイヤ期の子育てに綱渡りの状態で日々を過ごす母親の苦しみがわかりすぎて辛かった。私も当時はイライラがひどかった。相談窓口にいって、綺麗事を聞かされても子育ての苦...

登場人物の焦燥感、絶望感がひしひしと伝わってくる。最後に来るどんでん返しも面白い。 一番心に残ったのは『姉のように』 イヤイヤ期の子育てに綱渡りの状態で日々を過ごす母親の苦しみがわかりすぎて辛かった。私も当時はイライラがひどかった。相談窓口にいって、綺麗事を聞かされても子育ての苦しみは救われない。相談相手に、アドバイスよりも怒りを抑える薬がほしいと訴えた。 「やらなければいけないことが見通しの立たないまま積み重なっていく事がストレス。借金のようなもの。目の前のことを片付けないとやすみをたのしめない」 という主人公の言葉があったが、本当にそうだと思う。育児が大変なら、手を抜いて、家事は後回しでとか言われるがそのほうがストレスになる人もいる。自分の仕事(家事)をさっさ終わらせることができないことがこんなにも苦痛なのだとは思わなかった。今は子どもは大きくて手はだいぶかからなくなったが、家事をさっさと終わらせたい自分とノンビリされる家族とのジレンマはまだある。 話のどんでん返しの結末よりも、話の核であった子育ての辛さが身につまされた。

Posted byブクログ

2024/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

目撃者はいなかった 仕事のミスを隠すために嘘と行動を重ねて引き返すタイミングを失って夜になって…ただもうそのシチュエーションが辛い。社会人一年目で読んでほしい。傷は浅い方がいいし、バレなくても怯える日々はやばい。と本筋でないところで疲弊する。 新聞の見出しが伏線になるという予想は大当たり。 ありがとう、ばあば 以前読んだ作品と似た、毒親物。そこにサイコパスを添えて。子どもはきっと最初から歪だったんだろう。そこに強力に負を働きかけるおばあちゃん。役作りのため、と豪快にミスリード伏線張っといて、そこに落とすのは読めなかった。どんでん返し、というほどではないが、よく考えたら気づけるんだろうな 絵の中の男 タイトルが大胆 姉のように 読み切って、?ってなって、もしやと思って読み返して全貌がわかる。あーミスリードされてたー。虐待ものは心がすり減るが、ある意味気の毒な犠牲者が一対でよかった… 許されようとは思いません 題は、覚悟ではなく希望だった。意図はわかったけど動機に共感ができるかというと難しい。女性目線の結婚という覚悟には目から鱗。村八分って車叩き壊すところまでいくの?

Posted byブクログ

2024/02/12

1番好きだった話は姉のように ちゃんと騙されたし、嫌な気持ちにさせてくれた。わたしも(読者も)主人公のように主人公の夫のように主人公の周りの人のように思い込みがある、色眼鏡がある、偏見がある。唯一偏見がないのは主人公の子どもだけなのかな。 短編集なのでさくさく読めてよかった。 ...

1番好きだった話は姉のように ちゃんと騙されたし、嫌な気持ちにさせてくれた。わたしも(読者も)主人公のように主人公の夫のように主人公の周りの人のように思い込みがある、色眼鏡がある、偏見がある。唯一偏見がないのは主人公の子どもだけなのかな。 短編集なのでさくさく読めてよかった。 最初のお話と最後のお話も好きでした。

Posted byブクログ

2024/02/09

2024.2.8 読了 ザ・イヤミス 読んでて吐きそうなほどしんどい。 主人公たちが精神的に追い詰められていく様がありありと想像できるから。 でもめちゃくちゃ面白い。見るのが怖くて目を覆ってるくせに気になって指の隙間からチラチラと覗き見してしまう感覚に似てるかも。 唯一穏やかな...

2024.2.8 読了 ザ・イヤミス 読んでて吐きそうなほどしんどい。 主人公たちが精神的に追い詰められていく様がありありと想像できるから。 でもめちゃくちゃ面白い。見るのが怖くて目を覆ってるくせに気になって指の隙間からチラチラと覗き見してしまう感覚に似てるかも。 唯一穏やかな終わり方(当然内容はしんどい)だった『許されようとは思いません』を最後に持ってくる構成になってたおかげで読後感はだいぶ救われた。助かった。 芦沢央さんの小説読むのは2冊目だけどこのゾワッとくる作風かなり好きかもしれない。

Posted byブクログ

2024/03/13

タイトルが気になり購入した作品。 芦沢央先生の作品は初めて読んだが、なかなか読み応えのある本だった。 本作は5つの話からなる短編集。 ただし、一つひとつの話は、数十ページとは思えないかなり濃い内容になっている。 「「許されない選択肢」へ躊躇いがあっても実行に移してしまえば悪い...

タイトルが気になり購入した作品。 芦沢央先生の作品は初めて読んだが、なかなか読み応えのある本だった。 本作は5つの話からなる短編集。 ただし、一つひとつの話は、数十ページとは思えないかなり濃い内容になっている。 「「許されない選択肢」へ躊躇いがあっても実行に移してしまえば悪い展開が待っている」と分かっていても読み進めてしまうほど面白かった。 また、人の嫌な部分をいい具合に突いていると感じる。 それがイヤミスというものではあるのだが、この作者の場合はその表現が100点満点であるように感じた。 今後、芹沢央先生の作品をもっと読んでみたい。

Posted byブクログ

2024/01/28

24/01/28読了 ホワイダニットでひっくり返す粒揃いの短編集。 やや胸の空く思いもあった「目撃者はいなかった」と、手遅れにならずにすんだらしい表題作が好み。 「姉のように」が人気のようで、作りが一番巧みなのは確か。ちょっとひっかかったのよね、、気づかなかったが。 「絵の中の男...

24/01/28読了 ホワイダニットでひっくり返す粒揃いの短編集。 やや胸の空く思いもあった「目撃者はいなかった」と、手遅れにならずにすんだらしい表題作が好み。 「姉のように」が人気のようで、作りが一番巧みなのは確か。ちょっとひっかかったのよね、、気づかなかったが。 「絵の中の男」、語り手である私がずっと怖かった。

Posted byブクログ