許されようとは思いません の商品レビュー
5作品で構成された短編集。 特に気に入ったのが 4篇目『姉のように』と 5篇目、表題作の『許されようとは思いません』。 『姉のように』は 道中、スコップで胸に土をかけられるような 嫌な感覚が続き、 読み進めるごとに不快感や息苦しさ、 やるせなさが積もり増していく。 もう一度読...
5作品で構成された短編集。 特に気に入ったのが 4篇目『姉のように』と 5篇目、表題作の『許されようとは思いません』。 『姉のように』は 道中、スコップで胸に土をかけられるような 嫌な感覚が続き、 読み進めるごとに不快感や息苦しさ、 やるせなさが積もり増していく。 もう一度読み直して確かめたくなるような結末も 用意されていたので素晴らしかった。 『許されようとは思いません』も、 読む前と読んだ後でタイトルの印象が 変化する作品だった。 "読後感" という点で 本作を最後に持ってきたのは 作者の芦沢央氏が狙ったものなのかどうかが 気になった。
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個人的にはこの手のジャンルが一番好み。「目撃者はいなかった」「ありがとう、ばぁば」がお気に入り。破滅以外に逃げ道がないところが恐ろしい。
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どの話も全くあり得ない話ではなく、選択肢を間違えたり、運が悪いと巡り合わせでなってしまいそうな話ばかりだったので、自分ごととして読んでゾッとした。 1話目は眠れない夜に読んで、怖くて余計眠れなくなってしまい後悔した。
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第68回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。2016年度版『週刊文春ミステリーベスト10』第7位。2017年度版『このミステリーがすごい!」第5位。第三十八回吉川英治文学新人賞ノミネート。 心地よい裏切りの5連発でした。 短編集とは思えない濃密な物語をお見舞いされてしまいました...
第68回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。2016年度版『週刊文春ミステリーベスト10』第7位。2017年度版『このミステリーがすごい!」第5位。第三十八回吉川英治文学新人賞ノミネート。 心地よい裏切りの5連発でした。 短編集とは思えない濃密な物語をお見舞いされてしまいました。 個人的には表題にもなっている『許されようとは思いません』が好きでした。切なさや人間の本当の恐ろしさ、そしてそれを一瞬で掻き消すようなハッピー(?)エンドで、読み終えた後の余韻で、何とも言えない複雑な味わいを覚えました…。 ・ ・ ・ ・ ・ あなたは絶対にこの「結末」を予測できない! 新時代到来を告げる、驚愕の暗黒ミステリ。かつて祖母が暮らしていた村を訪ねた「私」。祖母は、同居していた曾祖父を惨殺して村から追放されたのだ。彼女は何故、余命わずかだったはずの曾祖父を、あえて手にかけたのか……日本推理作家協会賞短編部門ノミネートの表題作ほか、悲劇をひき起こさざるを得なかった女たちを端整な筆致と鮮やかなレトリックで描き出す全五篇。
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どのお話も、"終わり"と密接しているので、読み終わりに、ふぅっ…、、と息を吐いてしまうような気分になるのだな、と。 うわぁ、と思いながらも聞き耳を立ててしまうような第三者目線で物語に潜んでいる自分を想像(妄想)してしまいました。 わたしは、「目撃者はいなかった...
どのお話も、"終わり"と密接しているので、読み終わりに、ふぅっ…、、と息を吐いてしまうような気分になるのだな、と。 うわぁ、と思いながらも聞き耳を立ててしまうような第三者目線で物語に潜んでいる自分を想像(妄想)してしまいました。 わたしは、「目撃者はいなかった」が好みでした。
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合わなかった。 「よく考えられたストーリーだな」と思うけれど、「姉のように」の内容が自分にはダメ。仕掛けにはハッとさせられた。
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五篇からなるノンシリーズ短編集。 俗に言うイヤミスにあたるのか(あまり詳しくない)。 まるで詰将棋のように無駄のない手筋が光る「目撃者」と、子育て経験者なら誰しもが胸を抉られる物語の裏で、意外な大ネタが炸裂する「姉のように」が双璧。 特に後者は、真相を知って読み返すと随所に作者の...
五篇からなるノンシリーズ短編集。 俗に言うイヤミスにあたるのか(あまり詳しくない)。 まるで詰将棋のように無駄のない手筋が光る「目撃者」と、子育て経験者なら誰しもが胸を抉られる物語の裏で、意外な大ネタが炸裂する「姉のように」が双璧。 特に後者は、真相を知って読み返すと随所に作者の筆のうまさを発見できる、とても良くできた短編ミステリのお手本だと思った。
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サクッと読めるイヤミスでよかった。 叙述トリックとしては「姉のように」が面白かった。 「目撃者はいなかった」は自己保身に奔走する主人公に投げられる最後のセリフがよかったなー
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短編小説でしてどの作品もラストは、衝撃的で素晴らしかったです。 私は、特に冒頭の「目撃者はいなかった」と「姉のように」が凄く良くてハラハラしましたよ。
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「イヤミス」の文脈でおすすめされていたので、手に取ってみました。 読後感はそこまで嫌な感じではなかったです。 「姉のように」がいちばんよかった。
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