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許されようとは思いません の商品レビュー

3.7

412件のお客様レビュー

  1. 5つ

    68

  2. 4つ

    173

  3. 3つ

    130

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

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2026/04/20

2026/4/20 読了 5つの話からなる短編集。どれも面白かったが、特に最初の「目撃者はいなかった」と、「姉のように」が良かった。 「目撃者はいなかった」  失敗、ミス、過ちについては、早くに認めて「ごめんなさい」をすれば、その時は叱られるかもしれないが、すぐに修復は可能なの...

2026/4/20 読了 5つの話からなる短編集。どれも面白かったが、特に最初の「目撃者はいなかった」と、「姉のように」が良かった。 「目撃者はいなかった」  失敗、ミス、過ちについては、早くに認めて「ごめんなさい」をすれば、その時は叱られるかもしれないが、すぐに修復は可能なのに、自分の弱さから何とか隠蔽しようとしてしまう。その気持ちはすごく分かるが、その結果、まさかあんな事態を呼び起こすとは!まさか、と思うような偶然が重なることってあるよね。 「姉のように」  どんでん返しに、してやられた。  虐待する人の気持ちは分からない、と思っていたが、この物語を読むと、どんなきっかけで、そのような感情に陥るのか、怖いなと感じた。育児と孤独感、疎外感、思い込み等々、それらが重なると意外と簡単にスイッチが押されるのかも。

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2026/04/19

4.3/5.0 人間の闇部分がSっ気たっぷりに描かれていて、ゾワゾワした。 そしてシンプルにどの話も面白かった。

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2026/04/17

5篇からなる短編小説。 個人的には「目撃者はいなかった」が読みやすく、芦沢央を感じやすい話になっていると感じる。ただ、それ以外の短編も面白くぜひ読んでもらいたいなと思う。 このモヤモヤはどう解消すれば良いのだろうか...

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2026/04/07

人の心にある暗い部分の言語化が魅力的。暗い表情でイヤな気持ちになるし、息の詰まるような展開なのに、没頭してしまう。最近お気に入りの作者。 『目撃者はいなかった』ではひとつの嘘から抜け出せず悪い方向に転がって止められなくなる展開。『許されようとは思いません』では祖母の本当の思いに辿...

人の心にある暗い部分の言語化が魅力的。暗い表情でイヤな気持ちになるし、息の詰まるような展開なのに、没頭してしまう。最近お気に入りの作者。 『目撃者はいなかった』ではひとつの嘘から抜け出せず悪い方向に転がって止められなくなる展開。『許されようとは思いません』では祖母の本当の思いに辿り着いたときの結末が良かった。

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2026/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人の闇をテーマに描かれたミステリー短編集。それぞれの作品に漂う背筋がぞくっとする狂気が、読者を絡め取るような魅力を放っています。特に表題作が印象的でした。村八分状態の祖母がその原因ともなった曽祖父と同じ墓に入りたくがないために曽祖父を殺したのではないか…という推理に、祖母の恨みの執念深さを感じました。人間の中に潜んでいる闇の部分を抉り出す作品達を読み、本当に恐ろしいのはやはり人間だな…と思いました。

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2026/03/29

短編集でサクサク読み終わった。 登場人物の、焦ったり必死だったり苦しい感情が伝わってきて、ぎゅーっとなりながら読んだ。 特に、イヤイヤ期の娘を必死で世話するお母さんがリアルでしんどかった。 子役のマネージャーやってる祖母の話は、最後かなりドキっとして面白かった。

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2026/03/08

心をえぐる短編集、どの登場人物の焦り、恐怖、後悔、いらだち、不安といった感情に共感でき、自分も登場人物達のような結末を迎える可能性に震えた作品。

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2026/03/05

古本屋さんでみかけ、タイトルが気になり読んでみることに。 こういう人怖、大好きです。 5編の闇深ーいお話。 ストーリーもよく作り込まれているし、文章も読みやすい。 うわぁ嫌だなと思うけど、読んでいってしまう。 とても引き込まれた。 『目撃者はいなかった』は一つの仕事のミスか...

古本屋さんでみかけ、タイトルが気になり読んでみることに。 こういう人怖、大好きです。 5編の闇深ーいお話。 ストーリーもよく作り込まれているし、文章も読みやすい。 うわぁ嫌だなと思うけど、読んでいってしまう。 とても引き込まれた。 『目撃者はいなかった』は一つの仕事のミスからあれよあれよいう間にとんでもない展開になるが、「これさえ隠してしまえば、バレなければ」というなんかわかるなぁというところが自分ごとのように思い、読みながらドキドキしてしまう。 『姉のように』は子育てをしてきた身としてはわかる部分もあり、読んでいて苦しくなってくる。 でも最後に「あっ」となったところがいい。 初めての芦沢央さんの作品。他の作品もぜひ読んでみたい。

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2026/02/21

短編だからか、書き方の妙なのか、読んでて疲れない。 長編も読んでみたくなった。 リアルに有りそうな人間の堕ち方や怖くてイヤーな結末。 でも爽やかな感じも有って不思議。

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2026/02/20

芦沢央先生の作品初なんですが、読み終わった後は凄い、怖い、重い、辛いという言葉が一気に感情と共に押し寄せてきます。 5編の各話全く異なるストーリーで、それほど長くもなくあっという間に読み終えてしまうんですけれど、その一話一話の濃密なお話は、読み手を抗えない欲求の中に即沈ませてしま...

芦沢央先生の作品初なんですが、読み終わった後は凄い、怖い、重い、辛いという言葉が一気に感情と共に押し寄せてきます。 5編の各話全く異なるストーリーで、それほど長くもなくあっという間に読み終えてしまうんですけれど、その一話一話の濃密なお話は、読み手を抗えない欲求の中に即沈ませてしまう没入感があります。 お話も登場人物も違うものでありながら、どれも追い詰められていく人間の心理描写、感情、それらが非常にリアリティで、自分が体験しているわけでもないのにその人物になったような感覚で、怖い辛い嫌だと思いながらも、ページを捲る手が止まりませんでした。 感じる命の危機感、人生の絶望感、心通わせている相手の本心や心の奥の深淵など、その時々の状況にもしも自分の身として実際起こっていたら…!?と、思わせるようにな体感を与えられる。一つ間違えばこういった事に、自分もなりはしないだろうか?そう考えずにはいられないお話。 特に『目撃者はいなかった』や『姉のように』は身につまされました。 そしてこの方のお話は5編全て、ラストに驚愕させられます。「はっ!?えっ…!?待って待って…っ!!じゃあ、あれって…!!」と、思わずページ戻り作業をさせられる。私はこの巧みなミスリードというか、考えつきもしなかった心理に恐ろしさや辛さや重さを感じつつも感嘆させられました。凄い。本当に凄い。 触れてはいけない、触れたくなかった、でも触れずにはいられない。人間の持つ闇部分の恐ろしさを容赦なく、一切甘やかさずに突きつけてくる。蓋をしてしまいたい事、見て見ぬふりをしてしまいたかった事、それらを露呈されているようなバツの悪さ。目を閉じるな、認めろと言われているような、断罪されている気分になる。 だから人の醜さ怖さ、辛さを見たくないと思いつつも、その先に待つ結末を読まずにはいられない、そんな凄い吸引力を持った力がありました。 読後が良いとは言えません。ただ、最後の表題にある『許されようとは思いません』のラストは唯一少し心が救われホッと息をつく事が出来るものでした。私はお話としてはこの『許されようとは思いません』が祖母の言葉とか印象深く、主人公の恋人さんも好ましくて好きですが、どんでん返しという意味では『姉のように』は「はぁ~っ!」と感嘆の声が思わず漏れた展開でした。 ただ、辛いです。しんどいです。重いです。 でも読んで良かったと思えるもので、芦沢先生の作品をもっと読んでみたいと思わせる、魅力がありました。

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