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海の見える理髪店 の商品レビュー

3.6

277件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    123

  3. 3つ

    90

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    2

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2020/09/02

家庭で不満を抱えると、自分の家ばかり理不尽なんじゃないかと思うことが多々ある。家庭の問題だけに視野が狭くなるからだ。 けれどこの本を読み終わり、あくまで小説なのでフィクションであることは重々承知しているが、それでも世の中には色んな家族の関係だったり問題があるのだと思ったし、みんな...

家庭で不満を抱えると、自分の家ばかり理不尽なんじゃないかと思うことが多々ある。家庭の問題だけに視野が狭くなるからだ。 けれどこの本を読み終わり、あくまで小説なのでフィクションであることは重々承知しているが、それでも世の中には色んな家族の関係だったり問題があるのだと思ったし、みんな何かを抱えて生きているのだと思った。自分だけじゃない。そんな気がした。

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2020/09/01

短編小説ですが、情景が脳内に浮かんできて、厚みのある作品に感じました。悲しみを暖かさで包むような作風に癒されました。

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2020/08/31

人の生と死、若さや老いについての短編集。明るい風景描写の中で、それぞれなにかを抱えて生活する登場人物たちの姿は、あまりにも対比的で、晴れ晴れとしているような、それでいて重くのしかかるような、そんな読後感だった。全体的に読みやすく、本を読まない友達にオススメするのにちょうど良い1冊...

人の生と死、若さや老いについての短編集。明るい風景描写の中で、それぞれなにかを抱えて生活する登場人物たちの姿は、あまりにも対比的で、晴れ晴れとしているような、それでいて重くのしかかるような、そんな読後感だった。全体的に読みやすく、本を読まない友達にオススメするのにちょうど良い1冊だった。

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2020/08/26

海の見える理髪店は最後の展開に驚き。そしてもう一度読みたくなるような文章。 個人的には最後の成人式が1番印象に残っています。(最後ということもあるのかもしれませんが) まだ19歳である自分には到底共感できないはずの、娘を亡くした両親の感じている喪失感を荻原さんの言葉を通じてひしひ...

海の見える理髪店は最後の展開に驚き。そしてもう一度読みたくなるような文章。 個人的には最後の成人式が1番印象に残っています。(最後ということもあるのかもしれませんが) まだ19歳である自分には到底共感できないはずの、娘を亡くした両親の感じている喪失感を荻原さんの言葉を通じてひしひしと感じることができました。

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2020/08/24

読みやすかった。どの章でも流れを一変する一文があって振り回された。おもしろかった。 特に好きなのはいつかきた道。親ってなんだかんだ一番大事な人なんやなと思った

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2020/08/22

表題作『海の見える理髪店』を含めた短編集。一つ一つが読みやすく、あっという間に終わってしまった。 私のお気に入りは次の2つ。 『海の見える理髪店』 最後まで読んで、すぐにまた頭から読み直したのはこの作品が初めて。最初に読んだ時と、結末を知ったうえで読むのでは感じ方が違い、私は2...

表題作『海の見える理髪店』を含めた短編集。一つ一つが読みやすく、あっという間に終わってしまった。 私のお気に入りは次の2つ。 『海の見える理髪店』 最後まで読んで、すぐにまた頭から読み直したのはこの作品が初めて。最初に読んだ時と、結末を知ったうえで読むのでは感じ方が違い、私は2回目の方が切なくも温かく感じた。 『成人式』 親になったことは無いけれど、子供がいてもおかしくない年齢の今だからこそ感じるものがある作品なのかもしれない。 1冊読み終わる頃には、なんだか心がぽっかり、余計なことは考えずぼーっとする感じ。

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2020/08/25

人生に訪れる喪失と向き合い、希望を見出す人々を描く家族がテーマの6つの短編集 お気に入りは、 *「海の見える理髪店」 「理髪店」という響きも表にあるポールも懐かしかった。美容院でも雑談はするけど、ひたすらに自分を語る良い感じのおじさんに昭和を思い出す。 ちょっとスパイスも効いて...

人生に訪れる喪失と向き合い、希望を見出す人々を描く家族がテーマの6つの短編集 お気に入りは、 *「海の見える理髪店」 「理髪店」という響きも表にあるポールも懐かしかった。美容院でも雑談はするけど、ひたすらに自分を語る良い感じのおじさんに昭和を思い出す。 ちょっとスパイスも効いていて余韻と希望を感じさせるラストが良いなぁ。 *「遠くから来た手紙」 祥子の心理わかるなぁ。 ちょっと非現実的というかファンタジックな要素もあり意外。受け取る本人次第でもあるが、家出をした祥子の現状に対する啓示とでも言おうか…。 隠しておいた手紙にキュンとしてしまいました。 *「成人式」 切なかった…。 でも前を向こうとする希望に溢れた作品。 えーっ!となり、クスッ、そして温かい気持ちに包まれました♪

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2020/08/18

色々な家族がいるなぁ。自分がいかに、”普通”とか”当たり前”とかに縛られているのか実感。しかも自分の思う”普通”から外れると、人生失敗した、なんて思ってしまう私の何と小さなこと。 立ち止まったり、躓くことがあっても、そこからまた頑張ればいいのか、と思わせてくれた作品。

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2020/08/17

短編集。タイトルの通り理髪店の話が収められており、それが一番気に入った。 だが、面白さでいえば正直そこまでではなかった。

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2020/08/15

表題作も含め、どこかほろりとして、切ない家族の話。 確執があっても、生き別れになっても家族っていろいろあるなぁという気になる。

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