1,800円以上の注文で送料無料

マチネの終わりに の商品レビュー

4.1

636件のお客様レビュー

  1. 5つ

    247

  2. 4つ

    195

  3. 3つ

    124

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    9

レビューを投稿

2024/10/12

天才ギタリスト蒔野とジャーナリスト洋子のある意味、純愛ストーリーである。互いに惹かれ合うが、運命の悪戯とも思えるトラブルと人為的な邪魔により離ればなれになり互いの人生を進むことになる。

Posted byブクログ

2024/10/11

すれ違いの多い恋愛ストーリー。歳を重ねると自分自身のことだけでなく、周囲のことも含めて決断を下さなければいけないことが多くなる。それが人としての成長であるし、生きていく上で必要なことだと思う。ちょっとしたズレで結末も大きく変わるのだろうなと感じた。大人な恋愛を見れた。 個人的に...

すれ違いの多い恋愛ストーリー。歳を重ねると自分自身のことだけでなく、周囲のことも含めて決断を下さなければいけないことが多くなる。それが人としての成長であるし、生きていく上で必要なことだと思う。ちょっとしたズレで結末も大きく変わるのだろうなと感じた。大人な恋愛を見れた。 個人的に好きな文 でも、出会ってしまったから。その事実は、無かったことには出来ない。

Posted byブクログ

2024/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」 出会いの場でこの言葉が出てきた時に、これは最後まで読まねばと思った。 最後まで読んだ時、この言葉が本当に腑に落ちる。 人間の自由意志と運命論についての話の中で「未来に関しては自分には何でもできるという自由意志が希望となるが、過去に対しては何か出来るはずではなかったかという悔恨にもなる。運命論の方が慰めになる場合もある。」って出てきて、この2人の恋愛はほんまそう...と思った。 2人のように互いの内を曝け出して、それを心から受け入れて理解し合える相手に出会えるって運命よね。どんなに満たされるんだろうって思った。 恥ずかしいことに海外情勢について詳しくないから、理解が難解な内容も多かったけど、そういうことについても積極的に知ろうというきっかけになった。

Posted byブクログ

2024/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『マチネの終わりに』を読みました。10年ほど前の作品とのことで、イラク問題、PTSD、リーマン・ブラザーズの破綻など。当時の社会背景も組み込みながら、登場人物の人生の葛藤が、仕事や恋愛を通じて描かれています。過去は変えられる、変わってしまう。かっこいいけど、あえてバカな話をする。これまで3度しか会っていないけど、最も愛した人、など。象徴的なフレーズもあり、ラストシーンは思わず拍手とほっこり笑顔に。映画化もされているようなので、こちらも観たいと思います。というより既に、サントラの『幸福の硬貨』をヘビーリピートしながら、小説のシーンを思い出しています。

Posted byブクログ

2024/09/18

これほどまで人の心の奥底に届き、深く感動させる名作と出会え嬉しい反面 今後この作品を超えるものに出会えるだろうか。

Posted byブクログ

2024/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

漢字難しくて結構読むのに時間かかったけど、本当に美しい話だった。 主人公みたいな知的で美しくてかっこいい女性憧れる… 中盤はある登場人物のせいでイライラしっぱなしだったけどさすが洋子は大人すぎる、、、二人とも大人すぎるから運命か、と諦めをつけてすれ違いをすれ違いのままで終わらせてしまったのがもどかしすぎた。 でもラストはやっぱり再会して欲しかったから嬉しすぎて泣いた…

Posted byブクログ

2024/09/11

2人の年齢が上だからか、恋愛小説特有のウザったさがなくてすごく読みやすかった。というか私は「恋愛小説」ってコピーに書かれてるのを見て(あぁたしかに恋愛小説か)と思ったぐらい。愛の表現は十分にあって共感できるところも多かったけど、それ以外の要素も蔑ろにされずリアリティをもって描かれ...

2人の年齢が上だからか、恋愛小説特有のウザったさがなくてすごく読みやすかった。というか私は「恋愛小説」ってコピーに書かれてるのを見て(あぁたしかに恋愛小説か)と思ったぐらい。愛の表現は十分にあって共感できるところも多かったけど、それ以外の要素も蔑ろにされずリアリティをもって描かれていた。

Posted byブクログ

2024/09/10

美しい。とにかく美しい。 天才ギタリストの蒔野、有名映画監督の娘でジャーナリストの洋子。パリやニューヨークでのシーン。2人の出会い、理知的で品のある会話や言葉遣い何もかも美しい。フランスのアンティークな映画を1本見たかのような感覚。 自分にはロマンチックすぎるような気もしつつ、...

美しい。とにかく美しい。 天才ギタリストの蒔野、有名映画監督の娘でジャーナリストの洋子。パリやニューヨークでのシーン。2人の出会い、理知的で品のある会話や言葉遣い何もかも美しい。フランスのアンティークな映画を1本見たかのような感覚。 自分にはロマンチックすぎるような気もしつつ、すべてが浮遊感に包まれているわけでもなく、ちゃんとどっしりと我々が生きてる現実を見据えているようにも感じられる。 ストーリー自体、斬新な何かがあるわけではなく、割と想像できるような起承転結型ではあるのだけど、2人の純愛をずっと追っていたくて引き込まれてしまう。そして、この作品全体を包み込む高い品性によって、うっとりとした読後感を味わえる。素敵な本でした。

Posted byブクログ

2024/09/09

面白かった 愛し合う2人が、様々な困難を越えながらも、再会を果たすって素敵 国際情勢に関する言及や、古典の引用が多く、難しく感じるところが多々あった

Posted byブクログ

2024/09/06

ヒロインがジャーナリストだから、国際事情だったり宗教だったりの専門用語が多くて、一回じゃ理解できなかった。でも、それを除けばボーイミーツのお話。二人が直接関わっている描写が少なかったけど、だからこそ孤高であった二人が苦難を分かち合って支え合って希望を見出して惹かれあっていくのが運...

ヒロインがジャーナリストだから、国際事情だったり宗教だったりの専門用語が多くて、一回じゃ理解できなかった。でも、それを除けばボーイミーツのお話。二人が直接関わっている描写が少なかったけど、だからこそ孤高であった二人が苦難を分かち合って支え合って希望を見出して惹かれあっていくのが運命的だった。二人の、やるせない出来事でも運命だと落とし込める思慮の深さは、それなりの歳だからなのかな。

Posted byブクログ