明るい夜に出かけて の商品レビュー
深夜ラジオが好きなので読んでみました。 文体の癖や、軸となっているアルピーのラジオを聞いていなかったことから、 3分の1ほど読んだあたりでしんどくなり、 やめようと思いました。 が、諦めずに読み進めていくと、 登場人物に魅力を感じ始め、 だんだんとストーリーに入り込み、 気づ...
深夜ラジオが好きなので読んでみました。 文体の癖や、軸となっているアルピーのラジオを聞いていなかったことから、 3分の1ほど読んだあたりでしんどくなり、 やめようと思いました。 が、諦めずに読み進めていくと、 登場人物に魅力を感じ始め、 だんだんとストーリーに入り込み、 気づいたら読了していました。 深夜ラジオやコンビニバイト、 東京、神奈川の土地や、SNSなど かなり具体的な表現が多いので、 馴染みがないと入り込みにくそうです。 私は楽しめました。
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ラジオとアルコ&ピース(芸人)に興味が湧いた作品。 「俺は、一人でも結構平気だ。 ただ、世の中の、一人はいけないという空気に負ける。ダメなヤツたと、ミジメだと思わされる。どうでもいいといくら意地を張っても、どこかで頭を垂れてしまう。 孤独でもいいのにね。」
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わたしの好きなこと、熱中することは、なんだろう。 この本を読んで、まずその問いにずっと向き合っている。 『みんな』とか『効率』とか『意味』とか『収入』とか関係なく、自分の好きなことを磨き続けたいと思った。 誰とでも気軽にコミュニケーションがとれて、気の利いたことを言えて、愛嬌が...
わたしの好きなこと、熱中することは、なんだろう。 この本を読んで、まずその問いにずっと向き合っている。 『みんな』とか『効率』とか『意味』とか『収入』とか関係なく、自分の好きなことを磨き続けたいと思った。 誰とでも気軽にコミュニケーションがとれて、気の利いたことを言えて、愛嬌がある人が魅力的だと思っていた。だから、わたしもそんな人になれたらと思って頑張っていた節がある。自分の声より、周りの声を優先してきたことが多かったと思う。 でも、主人公のように心の中に言葉や声がたくさんあって、表に出すのが苦手な人も、とても魅力的だと思った。そのような人しか出せない魅力、世界観、言葉があると感じた。自分の言葉を大切にしてきた人しか出せない言葉があると感じた。 今のわたしは、どれほど、自分の本当の気持ちや言葉を持ち、相手に伝えることができているだろう。相手にうまく伝わらないかもしれない。誤解をそれるかもしれない。でも、自分の言葉や声を、心から大切にしていきたいと、そう思った。
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マジでおすすめ。 主人公は女性と関わるのが苦手な ラジオリスナーの大学一年生。 だんだん成長していく姿とか コンビニの夜勤の描写とか最高だから とりあえず読んで欲しい。
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私も芸人さんのラジオに助けられている身です。 そしてまたこの小説にも、この4人にも、孤独な夜を支えてもらった気がします。
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主人公のちょっとふらふらしているところに共感した、、 ラジオのリスナーとパーソナリティの目には見えないけど近い距離感をすごく感じた
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富山、トーキング・マン、ジャンピング・ビーン。 物語の要になる4人はそれぞれインターネット上、ラジオ上での別の名前があるのが特徴的な本作。 少しとはいえラジオをかじり歌い手も人並みに聴くためはがき職人とパーソナリティとの掛け合いや独特な関係性の理解もスムーズでつっかかりなく読め...
富山、トーキング・マン、ジャンピング・ビーン。 物語の要になる4人はそれぞれインターネット上、ラジオ上での別の名前があるのが特徴的な本作。 少しとはいえラジオをかじり歌い手も人並みに聴くためはがき職人とパーソナリティとの掛け合いや独特な関係性の理解もスムーズでつっかかりなく読めた。 はじめて鹿沢の”だいちゃ”という歌い手の姿をみた主人公は「だいちゃより鹿沢さんのほうが面白い」と評し、コンビニ店員としての裏、歌い手としての表の姿の乖離や違いにある種の共感性羞恥のようなものを感じる、どこか冷めた俯瞰的な人間に思えた。 読み進めていくうちに富山のラジオ愛、職人としてのプライドや挫折、佐古田を美容院に連れ回したことを謝罪する素直さや荒井さんとの衝突を諦めずに立ち向かう前向きな姿勢、永川の過去を責めずに許す大らかさなど、彼が本当はめちゃくちゃ熱い奴なんじゃないか?と気付かされる。 「明るさを求める気持ちは、すでに、きっと暗い。でも、その暗さを心に抱える人を俺は少し信じる。そんな蛾のようなヤツらなら、通じる言葉がある気がする。」 ラジオ・ニコ生配信という夜行性の共通言語をもとにバラバラの4人が交わる本作は、1年を通して富山が成長していく、眩しいコンビニの光に照らされた明るい夜の散歩を垣間見たような優しい気持ちになった。
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ラジオリスナーの主人公と佐古田と永川。歌い手の鹿沢。 この作品は自分が深夜ラジオを聴くこと、配信紛いな事をしてたこと、歌うのが好きなことなど、共感できるかはともかく趣味的な共通点が多かったので、すんなり受け入れられた。 特に深夜ラジオをあまり聴いたことがない人は、なんだこれ?っ...
ラジオリスナーの主人公と佐古田と永川。歌い手の鹿沢。 この作品は自分が深夜ラジオを聴くこと、配信紛いな事をしてたこと、歌うのが好きなことなど、共感できるかはともかく趣味的な共通点が多かったので、すんなり受け入れられた。 特に深夜ラジオをあまり聴いたことがない人は、なんだこれ?ってなりそう。 富山と佐古田のその後が気になる。 ギラギラはしてないけど、しっかり青春してた。良くも悪くも。 ある作品に影響されて、他の作品が生まれるってィィよね◎
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「ラジオじゃないと届かない」を読み、作中に出てきたので気になり読んだ。 トミヤマに長年の理解者がいたことが分かり、また新たな理解者が加わり、本人が快方に向かう流れがいい。いわゆる世間では生きづらい人達はいる。 佐古田の存在がいい。ワタシ改造計画からのトミヤマの巻き込まれ具合がい...
「ラジオじゃないと届かない」を読み、作中に出てきたので気になり読んだ。 トミヤマに長年の理解者がいたことが分かり、また新たな理解者が加わり、本人が快方に向かう流れがいい。いわゆる世間では生きづらい人達はいる。 佐古田の存在がいい。ワタシ改造計画からのトミヤマの巻き込まれ具合がいい
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人に触れられるのがダメな富山は大学を休学をしてコンビニでバイトをしている。彼の趣味はラジオ。コンビニで同じラジオのリスナーと出会い輪が広がっていく。そこで繰り広げられる人との関わり。 ちょっとコアなラジオネタが多い?ちょっとラジオわかんないからついていけないところがあったけど面...
人に触れられるのがダメな富山は大学を休学をしてコンビニでバイトをしている。彼の趣味はラジオ。コンビニで同じラジオのリスナーと出会い輪が広がっていく。そこで繰り広げられる人との関わり。 ちょっとコアなラジオネタが多い?ちょっとラジオわかんないからついていけないところがあったけど面白かった!!
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