「空気」を読んでも従わない の商品レビュー
世間と社会と空気 社会は自分のそと 世間は自分の周りの世界。 現代は社会が中途半端に追われており、世間がうまれ、社会との間に空気が存在している。 空気には5つのルールがある 歳上を敬う 仲間はずれを作る 同じ時間をすごす 後二つは忘れた ルールを逆に利用して自分の世間を生きよう ...
世間と社会と空気 社会は自分のそと 世間は自分の周りの世界。 現代は社会が中途半端に追われており、世間がうまれ、社会との間に空気が存在している。 空気には5つのルールがある 歳上を敬う 仲間はずれを作る 同じ時間をすごす 後二つは忘れた ルールを逆に利用して自分の世間を生きよう 弱い世間を複数持つのも良い
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世間の対義語が社会 には驚いた ネットの役割の一つは社会と繋がることで、世間から自由にさせてくれるものだともたしかに思うし、同時に得た情報や学んだことを世間との関わりの中で上手に還元していくことで世間の中での時間もより充実したものになるだろうと思う。
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娘の中学の「図書部員おすすめ新書」を見て知り読んでみました。 ものすごく胸にストンと落ちる内容でした。目から鱗。日本の社会に感じるもやもやする感じをずばり言語化して解説してくれて、すごくすっきりしました。 先輩に従わないとならなかったり、周りの流れに乗らないとならなかったり、同調...
娘の中学の「図書部員おすすめ新書」を見て知り読んでみました。 ものすごく胸にストンと落ちる内容でした。目から鱗。日本の社会に感じるもやもやする感じをずばり言語化して解説してくれて、すごくすっきりしました。 先輩に従わないとならなかったり、周りの流れに乗らないとならなかったり、同調圧力の強い世の中は生きづらい。 村という共同社会で稲作のしてきた日本では古来より「世間」が支配していて、この世間が神様並みに絶対の社会を生きてきたんだね。村八分とか本当におそろしい。 そういう背景があるからなのかぁと納得。西洋社会とはぜんぜん違う文化。どっちが正しいということではないだろうし、日本の古き良きものもある。 でも、理不尽でも声を上げなかったり、無条件に上に従ったり、というのはやっぱり違うと思うんだよね。 私は思春期の数年を海外で過ごしたことで、普通の日本人が持つ感覚とちょっとズレているところがあって、みんなが当たり前にしていることがすごく嫌だと思うことがある。部活の上下関係とか厳しい校則とか。 でも半面、波風を立てたくない自分もいたり「私も断るの苦手だなぁ」とか「私もしかたないって言っちゃうなぁ」と思う場面も。自分の中の日本人な部分とそうでない部分と。この本を読むことで改めて意識しました。 そしてこの本を読むことで、世間は絶対ではないこと、空気は変えることができること、世間の外には広い社会があることを教えてくれます。 脈々と続いてきたこの日本的な考え方はそう簡単には変わらないだろうけど、少しずつみんなが自由になれるといいよね。 久しぶりに私の座右の銘を思い出しました。「和して同せず」。学生時代にこの言葉と出会ってビビッときた。「人と協調するが、安易に同調したり雷同したりせず、主体性は失わない」かっこいい言葉だと思わない? そんなわけで、色々考えたり思ったりした読書となりました。 学生にも大人にも一度読んでほしい一冊。
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中高生はもちろん、大人にも読んでほしい本です。どうしてこんなに生きづらいんだろう、と思っている人は、この本を読むことで、その気持ちが何だったのかはっきりしてくると思います。
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世間と社会。日本人特有の「世間」。これはもう文化としてDNAレベルで染み付いたものなんだな。世間がひとつきりでそこに固定されてしまったらそりゃ苦しい。逃げること、場所を変えること、利用してしまうこと、視点を変えること。そう、世間はたくさん持っていいんだ。とても読みやすくわかりやす...
世間と社会。日本人特有の「世間」。これはもう文化としてDNAレベルで染み付いたものなんだな。世間がひとつきりでそこに固定されてしまったらそりゃ苦しい。逃げること、場所を変えること、利用してしまうこと、視点を変えること。そう、世間はたくさん持っていいんだ。とても読みやすくわかりやすくおもしろかった。
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日本人は江戸時代まで続いた農耕村=世間に属し、ルールを守ることで守られてきた。言わば強力な一神教の神。だから世間外の知らない人とは滅多に喋らず、共同体こそが個人よりも大事であり、外で起きている事は他人事で無視できる。冷たいのではなく、存在すらしないもの。根強いので簡単に変わらない...
日本人は江戸時代まで続いた農耕村=世間に属し、ルールを守ることで守られてきた。言わば強力な一神教の神。だから世間外の知らない人とは滅多に喋らず、共同体こそが個人よりも大事であり、外で起きている事は他人事で無視できる。冷たいのではなく、存在すらしないもの。根強いので簡単に変わらないもの。それが明治政府の富国強兵により中途半端に壊れ、流動化したのが空気。これはコロコロ変わっていくものだから指標にすると不安定に不幸になる。 外国にそれはなく、社会と個人しかない。 忖度もない。そもそも関係がないから言いたいことを言え簡単にノーと断れる。そのバックを強力な一神教の神が支えている。 世間のルール ・年上がえらい ・同じ時間を生きることが大切:残業 ・ 贈り物が大切:手土産祝儀香典中元歳暮 ・仲間外れをつくる ・ミステリアス:理屈が通じず意味はない。昔からみんなやっている。和を乱す。 ●変えられない世間なら、世間のルールをうまく使って戦う。 ●他にも世間を持ち、主世間を唯一の解決法にしないこと。 ●なぜ勉強するの?国語なら透明なコップに入った濁ったお茶。算数なら200㎖のコップに半分以下残っているお茶。社会なら中国産のコップに入った静岡さんのお茶。と色々な視点が持てる。多様な視点や価値観はあなたの心を自由にする。
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グループとかクラスの中でなんとなく生きにくさを感じる中高生にぜひ読んでほしい。もちろん大人も。生きにくさを感じる理由は自分のせいじゃないって思えるだけで少しだけ自由になれるよ。 ちなみにあたしはみんながラーメン食べたいって言っても、ラーメンの気分じゃなきゃ帰る人。友達があんまり...
グループとかクラスの中でなんとなく生きにくさを感じる中高生にぜひ読んでほしい。もちろん大人も。生きにくさを感じる理由は自分のせいじゃないって思えるだけで少しだけ自由になれるよ。 ちなみにあたしはみんながラーメン食べたいって言っても、ラーメンの気分じゃなきゃ帰る人。友達があんまりいないのはそのせいだと思うけど、そのおかげで見えた世界や出会えた人もいたからけして悪いことじゃないんだよね。
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「世間」と「社会」その違いなんて考えてもみなかった。日本人は日本人の特質があって、他の外国人の人とは根本的な考え方が異なる。 それには歴史的背景から来るところがあるから、仕方がない。 鴻上さんは日本人ならではの生きにくさのくぐり抜けを教えてくれている。 語り口調で、大事なところは...
「世間」と「社会」その違いなんて考えてもみなかった。日本人は日本人の特質があって、他の外国人の人とは根本的な考え方が異なる。 それには歴史的背景から来るところがあるから、仕方がない。 鴻上さんは日本人ならではの生きにくさのくぐり抜けを教えてくれている。 語り口調で、大事なところは何度も書いてあるし、とても読みやすい。
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「社会」と「世間」で捉えるのが面白い そうやって分けて考えると 違和感の正体がわかりやすい また、世間のルールを使って 世間の息苦しさを能動的に変えていこう という提案も、とっかかりやすいし合理的で良いと思う 正面突破するにはあまりに強固だから うまくかわしていくのが良いのだ...
「社会」と「世間」で捉えるのが面白い そうやって分けて考えると 違和感の正体がわかりやすい また、世間のルールを使って 世間の息苦しさを能動的に変えていこう という提案も、とっかかりやすいし合理的で良いと思う 正面突破するにはあまりに強固だから うまくかわしていくのが良いのだと思う 日本人は「しょうがない」と受け入れがちという点 今の日本の状況がまさにそれだなと思いながら読んだ
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空気(=同調圧力)との戦い方、しんどくならない方法を書いた本。日本と欧米の違いをベースに説明する場面が多い。ありきたりな視点でつまらないし、本当にそうなのかと思う箇所が多かった。でも、子供へのアドバイスとしては良さそうな感じがする。空気・世間・同調圧力のせいでしんどいと気づかせて...
空気(=同調圧力)との戦い方、しんどくならない方法を書いた本。日本と欧米の違いをベースに説明する場面が多い。ありきたりな視点でつまらないし、本当にそうなのかと思う箇所が多かった。でも、子供へのアドバイスとしては良さそうな感じがする。空気・世間・同調圧力のせいでしんどいと気づかせて、どうやれば抵抗・軽減できるか分かってくる。
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