「空気」を読んでも従わない の商品レビュー
タイトルに惹かれて読みました。 どうしてこんなに、人の頼みを断るのが苦しいのか? どうしてこんなに、周りの目が気になるのか? どうしてこんなに、周りに合わそうとしてしまうのか? どうしてこんなに、なんとなくの「空気」に流されるのか? 「どうして?」とは思うけど、考えても答えが見つ...
タイトルに惹かれて読みました。 どうしてこんなに、人の頼みを断るのが苦しいのか? どうしてこんなに、周りの目が気になるのか? どうしてこんなに、周りに合わそうとしてしまうのか? どうしてこんなに、なんとなくの「空気」に流されるのか? 「どうして?」とは思うけど、考えても答えが見つからない問いに対して、その答えと、楽になるための方法が知りたかった。 読み終えた感想としては、分かりそうで分からない。 「世間」と「社会」の二つの言葉に着目して、生き苦しさのヒミツを知っていこうという感じかな。 どの問題も、結局は「世間」だから。「社会」だから。と、この二つの言葉に繋げてて、よく分からないなと感じることが多かったです。 日本は「世間」に生きている。 欧米は「社会」に生きている。 と書かれていることが多かった。 日本と欧米を比べて、だからなんなのか?と感じたし、 一人一人の考え方や意識も異なるものだから、まとめられて書かれていると、理解するのが難しい。 1~26までの章に分けられていて、そこは読みやすかったなと思いました。 一度ではなく、何度も読み返すことで理解が深まっていくのだろうと思います。
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社会と世間について先輩からのアドバイスって感じの本 海外との比較 自己主張していいよみんな!!!
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大人なら1時間くらいで読めます。 日本社会に蔓延る世間とは何か、日本以外の国々との違いからまとめた本。たしかに若い方がこの本を読めば救われるケースは多々あるように感じた。
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日本にしかない「世間」と、世界中にある「社会」の話。明治維新後に崩壊しつつある世間は、それでも「空気」を生み出して、私たちを縛る。そこから逃れるためには、①複数の弱い「世間」に所属する②たまに会う人達との関係(いわゆる「社会話」ができる関係)を育んでおくこと。何の気にもなしに読み...
日本にしかない「世間」と、世界中にある「社会」の話。明治維新後に崩壊しつつある世間は、それでも「空気」を生み出して、私たちを縛る。そこから逃れるためには、①複数の弱い「世間」に所属する②たまに会う人達との関係(いわゆる「社会話」ができる関係)を育んでおくこと。何の気にもなしに読み始めましたが、すぐに前のめりになりました。またもやジュニア向け新書、恐るべし!
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2022年18冊目。 学生時代に阿部謹也さんの『「世間」とは何か」、山本博文さんの『武士と世間』を読んだことを、懐かしく思い出しました。 日本社会に脈々と根付いている「世間」と、欧米社会の基本である「社会」を比較していて面白かったです。 いずれも、それぞれが抱えている歴史的背景...
2022年18冊目。 学生時代に阿部謹也さんの『「世間」とは何か」、山本博文さんの『武士と世間』を読んだことを、懐かしく思い出しました。 日本社会に脈々と根付いている「世間」と、欧米社会の基本である「社会」を比較していて面白かったです。 いずれも、それぞれが抱えている歴史的背景や宗教観が影響していることがわかりやすく具体的に示されていて、すいすい読み進めることができました。 歴史やら思想やらは難しくて苦手!という人でも、自分の日常に引き付けて考えられる事例ばかりだし、どうしたら生きやすくなるのかのアドバイスも書かれています。 ただ、具体的な行動例というよりも、見方や考え方を変えるといった感じでしょうか。 中高生におすすめの一冊。
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ジュニア新書なので、「世間」について、比較的わかりやすく書かれている。 どう戦うか、の部分は結構したたか(世間のルール逆手にとるなど)で、日常生活の中で子どもが実践するには頭使うというか、ちょっと難しい気もした。そういうことできる子は悩まないっていうか。 戦うよりも、筆者が言...
ジュニア新書なので、「世間」について、比較的わかりやすく書かれている。 どう戦うか、の部分は結構したたか(世間のルール逆手にとるなど)で、日常生活の中で子どもが実践するには頭使うというか、ちょっと難しい気もした。そういうことできる子は悩まないっていうか。 戦うよりも、筆者が言うように、一つの強い世間だけに属するのでなく、いろんな世間を持っていること、に尽きると思う。これはホントにそう。
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鴻上氏の本は何冊か読んだか、ジュニア向けということもあって、わかりやすく書かれていた。「世間」「空気読む」「同調圧力」の力が強い日本の中で、自分らしく生きるためにどうしたらいいのか、いくつかの提案がされている。大切なのは「自尊意識」。
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優しい語り口調で「社会」と「世間」と「空気」について解説してくれる本。 自分も日本の「世間」の目が気になりすぎて今の自分に自信を持てていない一人だが、この本を読んで少し心が楽になった気がする。 色々な世間を持つことを実践したい。
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欧米と日本の違い、空気の存在、ルールについて知ることができました。空気は言い方次第でかえられるが、コミュ力がない人には難しそう。
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「空気を読む」よく使う言葉だけど、よく考えたこともなかった言葉。しかし、日々その「空気」により生き辛さ、生き苦しさを感じることもあった。 この生き辛さ、生き苦しさを考える上でキーとなるのが「世間」と「社会」である。 「世間」は自分の現在、または将来と関係のある人、「社会」はその逆...
「空気を読む」よく使う言葉だけど、よく考えたこともなかった言葉。しかし、日々その「空気」により生き辛さ、生き苦しさを感じることもあった。 この生き辛さ、生き苦しさを考える上でキーとなるのが「世間」と「社会」である。 「世間」は自分の現在、または将来と関係のある人、「社会」はその逆で関係のない人のことを指す。日本人にとって、この「世間」とは昔から絶対なものとされていた。逆に外国人にはこの「世間」という考えはなく、基本「社会」にしか生きていない。「社会」に生きていれば必要以上に他人、周りを気にする必要がない。だから人の頼みも笑顔で断ることができる。日本人はそうはいかない。その断る対象が「世間」であることが多いからだ。 この「世間」が少しマイルドになったものが「空気」であり、日常に溢れて我々を苦しめている。 確かに「世間」を変えることは難しいかもしれないが、「空気」は意外と簡単に変えられるかもしれない。というか、そもそもその生き苦しさを感じている対象が「世間」なのか「社会」なのかは今後は良く考えて行動したい。本当に守るべき「世間」や読むべき「空気」って思っているほどないのかもしれない。 それに一つの強い「世間」に生きるのではなく、複数の弱い「世間」に生きるというのも良い考えかもしれない。 中高生向けの本だったこともあり、非常に読みやすい文章だった。今度は、この本の大人版と言っていた「空気と世間」という本にトライしてみようと思う。
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